【人事考課】うつ病社員の賞与査定を下げることは?

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弊社は「人事考課は主観でよい!」と提唱しています。
人事考課は主観でしか評価ができません。
しかし、それに甘えて、自分の好みだけ、自分の好き嫌いだけで人事考課を
されては、従業員はたまったものではありません。
主観で決めるとしても評価にはルールがあるのです。
そのルールを知らないで主観で人事考課をしては不信感ばかり募(つの)り
結果的に労務管理がギクシャクすることになります。
人事考課の基礎を身につけることで従業員との信頼関係をよくしていきま
しょう。

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

発行者: 中川清徳  2016年8月5日号 VOL.2772
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ポーランド人とロシア人とアメり力人が天国で会うことになった。

(続きは編集後記で)

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 【人事考課】うつ病社員の賞与査定を下げることは?
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   Aさんについて相談です。

中川:はい、何でしょうか?

社長:Aさんはうつ病です。
   出勤しています。

中川:そうですか。

社長:先日、賞与を支給しました。

中川:社長、がんばっていますね。
   喜ばしいことですね。

社長:Aさんが賞与が少ないと文句を言ってきました。

中川:どのような文句ですか?

社長:賞与が少ない理由を説明して欲しいと。

中川:どのように説明をしたのですか?

社長:査定で評価が下がったからだと説明をしました。
   そしたら、Aさんは弱者に対する不当差別だと言うのです。
   これって、不当差別になるのですか?

中川:Aさんの査定を下げた理由はなんですか?

社長:通院のため、遅刻や早退があります。
   それから、指示されたことを忘れることがあります。
   仕事の処理スピードが遅いので注意したことがありまます。
   そんなこんなで、査定は低くなります。

中川:Aさんはその査定が不当差別というのですね?

社長:そうなんです。
   うつ病で苦しんでいるのだから、それに対して理解をすべきだと
   言うのです。
   うつ病で苦しんでいることは同情しています。
   しかし、仕事は仕事だと思うのですが、弱者いじめになるのですか?

中川:それは弱者いじめになりません。
   不当差別ではありませせん。
   遅刻、早退をしない、あるいは、指示された仕事をきちんとする
   義務がAさんにあります。
   賞与査定で評価を下げることは、自然なことです。
   むしろ、評価を下げないことは周囲の従業員とのバランスがとれ
   ないことになります。

社長:わかりました。

(中川コメント)

私病によるうつ病は、けがをするとか、風邪を引くとかと同じ私病です。
私病により欠勤(年休を使い切ったあとの休みのこと)する場合は、
労務を提供できないのですから、賃金を控除するのは当然です。
遅刻、早退があった場合でもその時間分を控除するのは当然です。
私病による遅刻、欠勤、勤務態度は査定の対象になることも当然です。
うつ病であることを理由に特別な配慮をする必要はありません。
ただし、軽微な仕事を与えるとか、うつ病でも対応できる職場に配転するなど
の配慮をするのが名経営者だと思います。

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    編集後記      
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ポーランド人とロシア人とアメり力人が天国で会うことになった。

約束の時間にかなり遅れてポーランド人がやってきた。
「すまない。八ムを買う行列が長くて」
アメリカ人が尋ねる。「行列ってなんだい」
ロシア人が尋ねる。「八ムがまだあるのか」

(世界ビジネスジョーク集 おおばともみつ著 中央公論新社刊より)

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