【深夜割増】残業をしなくても必要か?
◆─────────────────────────────────◆
「経営者が最低限知っておくべき、情報漏洩リスクと社員教育」セミナー
【東京】 平成29年3月15日(水)13時30分~16時
http://nakagawa-consul.com/seminar/081.html
◆─────────────────────────────────◆
★特定個人情報保護(マイナンバー)、不正競争防止法、情報漏洩対策の基本。
★マイナンバー制度スタートをきっかけに、情報漏洩対策を見直す。
【対象】オーナー経営者(役員)さま
講師:濱田勝則(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)
詳しくは(セミナー申し込みもできます)
↓
→ http://www.nakagawa-consul.com/seminar/075.html
☆★☆――――――――――――――――――――――――――――――
社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳 2017年1月3日号 VOL.2959
――――――――――――――――――――――――――――――――――
信頼される上司になると決める
(続きは編集後記で)
◆────────────────────────────────◆
【深夜割増】残業をしなくても必要か?
◆────────────────────────────────◆
中川 こんにちは。
社長 こんにちは。
あのう、残業をしていなくても深夜割増を払わなければ
なりませんか?
中川 はい。
社長 「はい」だけですか。
解説をしてもらえませんか?
中川 そもそも深夜割増の対象となる時間帯をご存じですか?
社長 ええと、なんとなく深夜だと...。
中川 労基法で言う深夜とは22時から5時までの時間です。
社長 どうしてそれを深夜というのですか?
中川 さぁ...。
でも普通に考えたら深夜でしょう?
社長 それはそうですが。
で、残業時間になっていなくても深夜割増賃金が
発生するのは納得できません。
残業だったら分かりますが。
中川 へえ。そうですか。
どうして残業であれば深夜割増を払い、
そうでない場合は払わないと考えるのですか?
社長 だって、残業をしてしかも人が寝る時間帯間まで
仕事をしているのですから、気の毒です。
中川 だから払わなければならないとお考えなのですね。
なるほど。
では、残業でなく深夜に働く人は気の毒ではないと?
社長 うーん。
やっぱり気の毒ですね。
深夜割増を払うべきですね。
中川 残業代の割増賃金は、そもそも残業をさせることが
違法なのでペナルティ的な要素があります。
深夜勤務は労基法では適法なのです。
一般的には睡眠時間帯となる時間に労働させるので
25%以上の割増賃金を払えとなっているのです。
したがって、残業をさせる場合は36協定(=残業協定)が
必要ですが、深夜労働は協定をする必要ありません。
社長 そういうことですか。
残業と深夜割増をごっちゃにしていました。
(中川コメント)
22時から5時までの労働は深夜労働となり25%以上の割増賃金の
支払をしなければなりません。それは残業であろうとなかろうと。
22時から5時までは7時間ありますが、その間に休憩をした場合は
その時間分は深夜割増賃金を支払う必要はありません。
◆─────────────────────────────────◆
ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています
◆─────────────────────────────────◆
ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています。
→ http://form.mag2.com/stewiobour
◆─────────────────────────────────◆
編集後記
◆─────────────────────────────────◆
信頼される上司になると決める
上司の実行すべきことは、部下から信頼される行動をすることです。
信頼される管理職になるには、アンケートで出たような次の項目を実行
すれば良いのです。
.好き嫌いなく部下を平等に扱ってくれる
・トラブルがあると、解決方法を模索して皆をまとめてくれるところ
・率先垂範してくれるところ
・忙しいときも穏やかな表情をしているところ
・周囲を明るくする雰囲気を持っている
・おもいやりがある
・よく話かけてくれて、冗談を言ってくれた
・聞くことが上手な上司
・相談内容を他に漏らさない上司
・あいさつは必ず返してくれる
・ほめて育てようとしてくれた
・自分の仕事を後回しにし、部下の面倒を進んでみてくれた
・部下を笑顔でフォローする
・気さくで相談にのりやすい
・おおらかなふんいきを持っている
・人間性を大切にしてくれる
・人間味のある温かい人
・部下を信頼しているところ
.正当な評価をしてくれた
・間違っている点、直す点をきちんと教えてくれる
・他の人を尊敬できるところ
・的確なアドバイスをしてくれる
・賢いところ
・さらにスキルアップを目指しているところ
・信頼・尊敬できる上司はいなかった(*この意見が一番多かった)
例えば、褒めることについてですが、人の良い点を見つけるというのは
非常に難しいという人がほとんどです。
人は他の人の長い点を見つけることよりも、悪い点に意識が向いてしまい
がちですが、一人ひとりが他の人を褒める・認めることで社員満足が高まり
ます。
結果として一丸力が高まり、スムーズな仕事の和ができて、職場や会社、
店舗の業績が伸びていくのです。
信頼される上司・尊敬される上司は、日常会話の中でさりげなく、
褒める・認める言葉を使うのが上手なのです。
信頼される上司・尊敬される上司を目指しましょう。
(ムチャぶりで人を育てる23のコツ 藤咲徳朗著 セルバ出版刊)
◆─────────────────────────────────◆
【DVD版】 自動的に改善報告がドンドン出る
「ボーリング式改善報告」の導入のしかた
◆─────────────────────────────────◆
多くの会社で、なり物入りで始まった改善提案制度は、いつの間にか消え
てしまっています。
実は、そういう私も、大企業にいるときに改善提案制度があまりうまく行
かなかった経験を持っています。うまくいかなかった原因は2つありました。
1.審査のスピードが遅い
2.教育をしていない
審査のスピードを速めて教育をきちんとすると、改善が活発になってきます。
講師である中川が以前勤務していた40人の製造業の会社では、従業員に改善
提案件数のノルマを課さなくても、自動的にドンドン出てきていました。
事務局である中川は、決済の判を押すだけで、ほとんど何もしていませんで
した。そのような、魔法のような方法があります。
→ http://nakagawa-consul.com/cd-dvd/dvd-09.html
◆─────────────────────────────────◆
ご注意
◆─────────────────────────────────◆
このメルマガは、わかりやすさを重視しています。
そのため、用語の使い方、表現の仕方等が不正確な場合があります。
むつかし法律条文をわかりやすく説明するために正確な表現を
犠牲にしています。正確な情報を記載するのであれば、お役所の文書と
同じになります。結局わかりにくい記事になり、役に立ちません。
正確な情報を期待される方には、その期待にお応えできません。
このメルマガを解除してください。
このメルマガ記事による損害賠償には一切応じられないことを申し添えます。
◆─────────────────────────────────◆
メールマガジン社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
☆発行責任者 有限会社中川式賃金研究所 所長 中川清徳
☆公式サイト http://nakagawa-consul.com
☆問い合わせ info@nakagawa-consul.com
☆バックナンバー http://archive.mag2.com/0000283000/index.html
☆登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000283000.html
◆─────────────────────────────────◆