[労務] 高年齢者がいきいきと働ける環境をつくるために

敵を知り己を知れば百戦危うからず(孫子)
地域の賃金相場を知ることで適確な戦いができます。
まずは、下記のセミナーに参加しましょう。
Webなので全国どこでも気軽に受講できます。
※日程を追加しました
[双方向Webセミナー]全国どこでもあなたの席がセミナー会場!
[題名] 「県別賃金相場と給料の見直し方セミナー」のご案内
[講師] 中川清徳(中川式賃金研究所 所長)
[Web] https://nakagawa-consul.com/seminar/123_web.html
    和歌山 11月13日(金)10時~12時
    奈良県 11月13日(金)14時~16時
    石川県 12月 9日(水)10時~12時
    福井県 12月 9日(水)14時~16時
    富山県 12月 9日(金)10時~12時
    新潟県 12月 9日(金)14時~16時
   ※上記の県別ごとに作成した賃金相場でレジメを作成します
[場所] 御社(Web会議式で行います)
[費用] 15,000円(税別) 人数不問
    お申し込みの会社のご参加人数は何人でもOKです
  Webセミナーはご希望により日程調整が可能です。
   メールでご相談ください。
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳  2020年10月20日号 VOL.4651
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質問は相手に考えさせる余地を作る 上司が聞くワンフレーズとは
(続きは編集後記で)
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[労務] 高年齢者がいきいきと働ける環境をつくるために
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このたび、厚生労働省より、令和2年度の「高年齢者雇用開発
コンテスト」の入賞企業が発表されました。このコンテストは、
高年齢者雇用の重要性について、国民や企業などの理解の促進と、
高年齢者に意欲と能力がある限り働き続けられる職場づくりに
関するアイデアの普及を目的とするものです。
今回は高齢者雇用の参考として、入賞企業の取組事例を抜粋して
ご案内いたします。
<高齢者雇用のための取組>
○就労形態
・夜間専門スタッフである「ナイター社員」や、原則4時間勤務
 である「ハーフ社員」や隔日勤務など働き方のニーズや
 ライフスタイルに合わせた多様な就労形態を整備
・「ハーフタイム勤務制度」(半日勤務)の導入など高齢社員
 が働き続けられる環境を整えている。また、70歳以上の高齢
 社員には、本人の希望を取り入れた短時間勤務を推進
・望む場合には運用により短時間勤務や短日勤務を柔軟に認める
○業務の負荷軽減
・総菜自動会計システムを導入することにより、高齢社員が緊張
 する作業の一つであるレジ作業に対する精神的負担を軽減
・自動煮炊き・撹拌機などの最新設備を積極的に導入し、調理
 作業の標準化、機械化を進める
・高齢社員の負担軽減を図るための作業用機械・器具の開発を
 積極的に行うとともに、高齢社員の体力低下をカバーするため
 照明・椅子・台車等の改善に取り組む。
○評価処遇
・能力を客観的に判断するコンピテンシー評価制度を導入し、
 業務において求められる役割等を明確にしている
・就業形態が同一の場合は賃金水準を維持している
○他施策
・教育訓練・キャリア形成支援のため、自主的に研修等を受講
 した場合に1例として受講料の2分の1(上限3万円)を補助
 するなど、能力開発に向けた支援を積極的に行う
・朝礼時にリーダーによる健康状態の確認をおこない自己申告
 しやすい雰囲気づくりを行っている
・四半期ごとの社長面談を実施するなど高齢社員の希望や健康
 状態の把握に努める
<高齢者雇用のメリット>
・地元で生産された安心な野菜を使い、故郷の味、おふくろの
 味を再現させた商品開発に力を入れており、この味を再現する
 ために、高齢社員からの助言を積極的に取り入れている。
 また、高齢社員と若手社員のペア勤務を行うことにより、業務
 の伝承にとどまらず社会常識の付与にも繋がるなど社会人と
 しての資質の向上に役立っている。
・高齢社員が技術の未熟な社員に技術指導を行うとともに、役職
 を持つ高齢社員が中心となりマニュアルを作成して現場の高齢
 社員がチェックを行うことにより、会社の主力であるという
 認識を持ちモチベーションの維持に繋がっている。
・経験や勘が必要不可欠な加工機械の操作のため、若手社員に
 対しては高齢社員が指導役としてマンツーマン方式により製造
 技能ノウハウを伝授するなど、実践を通じてノウハウを伝承
 している。
上述の通り、事例企業は高年齢労働者がいきいきと働けるような
さまざまな取組を実施することで、高年齢労働者がいるからこそ
のメリットを享受しています。
歳を取れば体の衰えなどが出てくるのは、生きとし生けるものの
常です。しかし、技術や周囲のサポートで補えば、培ってきた
経験は、何よりも勝る宝となるでしょう。
来年の4月1日には高年齢者雇用安定法の改正により、70歳までの
就業機会確保が努力義務化されます。そして、人生100年時代と
言われるなかで、ますます高年齢者が労働の場で活躍する時代に
なっていくことでしょう。本稿の事例を参考としながら、高年齢
労働者の活躍について、イメージを膨らませていただければ幸い
に存じます。
(中川コメント)
定年延長は、雇用調整の観点から慎重にすべきです。
しかし、継続雇用で、高齢者の活躍の場を提供することは、社会貢献に
なります。
必要とされると張り合いがあるものです。
仕事をすると、経済的にも助かりますので、一挙両得です。
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[Webセミナー]全国どこでもあなたの席がセミナー会場!
[題名] 60歳以上の給料の決め方セミナー
[講師] 中川清徳(中川式賃金研究所 所長)
[配布] レジメ 81ページ 資料編 53ページ
[料金] 21,000円(税別) 人数不問
[日時] 10月23日(金) 13時30分~16時30分(3時間) 
11月26日(木) 13時30分~16時30分(3時間) 
12月21日(月) 13時30分~16時30分(3時間) 
[申込] https://nakagawa-consul.com/seminar/051_web.html
  Webセミナーはご希望により日程調整が可能です。
   メールでご相談ください。
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編集後記      
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質問は相手に考えさせる余地を作る 上司が聞くワンフレーズとは
あるビジネス情報に関連した会社の営業部長は、外出先の
部下(営業担当者)に定時連絡を入れさせる際、必ず「今どこ?」と
聞くそうです。
彼が着任する以前は訪問先周辺の喫茶店でサボったり、一日の訪問
件数を予定せずに漫然と外出する担当者が目立ったそうですが、
現在は「今どこで何をしているか、どういう状況か」を
報告できるよう、考えながら動くようになったそうです。
このように、上の立場の人間から質問された側は、自ずと
「きちんと答えなければならない」と無意識のうちに考える
ようになり、その結果、行動改善につながることも多いのです。
(部下のやる気を引き出すワンフレーズの言葉がけ 
占部正尚著 日本実業出版社刊)https://amzn.to/3o5ajDo
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[DVDのご紹介]
[題名] 長時間残業を解消するための振替休日(振休)と代休の運用
[内容] 録画58分 レジメ13ページ(PDF CDにて配布)
[講師] 中川清徳 中川式賃金研究所所長
[価格]1万円(税別)
[申込] http://nakagawa-consul.com/cd-dvd/dvd-15.html
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