【賃金】定期昇給について

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 ■ 60歳以上の賃金の決め方をほとんどの会社が間違っています
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60歳以降の賃金は、年金と合わせて決めなければなりません。
現役時代の給料の70%とか80%とかいう決め方はご本人も会社も損をします。

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2011年12月27日号   VOL.999
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シャンパンの栓の抜き方がわかりません。

(続きは編集後記で)

 

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 【賃金】定期昇給について
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   12月25日の日経新聞に春季労使交渉「定昇、見直し議論を」
   という記事がありました。

中川:ありましたね。
   時代遅れですね。

社長:はあ...。
   書いてあることがよく分からないのです。

中川:日経連が連合の姿勢に反論しているのです。

社長:何がどうなっているのですか?

中川:連合とは労働組合の総本山のようなものです。
   日経連は経営者の総本山のようなものです。

社長:へえ、総本山同士のいざこざですか?

中川:いざこざという表現は適切ではないでしょうが
   お互いの立場で主張しているのです。

社長:連合はどう言っているのですか?

中川:来年の春も賃金改善(給料を賃金制度で決められている
   定期昇給以上に上乗せすること)を要求する方針です。
   それに対して、そもそも定期昇給が問題だから
   見直しをしたいということです。

社長:定期昇給とは何ですか?

中川:大企業の賃金制度は年齢、勤続、人事考課などにより
   毎年昇給する仕組みになっています。
   経営が不振でも定期昇給をしていたら会社が持たない
   と日経連は言い始めているのです。

社長:そんなこと、当たり前ではないですか。
   経営不振でも給料を上げるとは、たしかに時代遅れですね。

中川:記事を引用します。

(引用開始)

報告書案は定昇の具体的な見直し案として
(1)仕事・役割に応じて等級を設け、賃金水準の上限と下限を決める
(2)暫定措置を講じながら個々人を再格付けする
(3)仕事・役割が変わらない限り、上限で昇給が止まる
という仕組みを提示。

(引用終わり)

社長:あれ!
   これは中川さんが賃金制度セミナーで言っていることではないですか。
   中川さんは10年以上前から言っていますよね?

中川:ピンポーン!
   中小企業ではそんなことは当たり前です。
   また、定期昇給を実施している会社は少ないです。
   中小企業ではリーマンショック後1円も昇給していない会社が
   目につきます。

社長:で、中小企業の場合は来年の昇給はどうしたらいいですか?

中川:現在、セミナーの資料を作成中です。
   来年の2月と3月にセミナーを開催しますので
   参加してください。

社長:はい、分かりました。

 

(中川コメント)

日経新聞12月25日の記事を引用します。

(引用開始)

経団連が2012年の春季労使交渉に向けて経営側の指針としてまとめる
「経営労働政策委員会報告」の最終案が明らかになった。
年齢や資格に応じ毎年賃金が上がる定期昇給制度について、
国際競争の激化や長引くデフレで「実施を当然視できなくなっている」と明記。
「労使の話し合いにより、合理的な範囲で抜本的に見直すことが考えられる」と指摘した。

 報告書案は定昇の具体的な見直し案として
(1)仕事・役割に応じて等級を設け、賃金水準の上限と下限を決める
(2)暫定措置を講じながら個々人を再格付けする
(3)仕事・役割が変わらない限り、上限で昇給が止まる――という仕組みを提示。
来春の労使交渉で「中長期的な課題として、見直しの議論を始めることも考えられる」とした。

 また連合が昨年に続き、一時金を含めた給与総額の1%引き上げを
求める目標を示したことについて、「理解に苦しむ」と批判。
「ベースアップの実施は課題となり得ない」としたうえで、
「要求があっても賃金改善を実施しない企業が大多数を占める」と指摘した。

 今春の労使交渉で経団連は定昇の実施に理解を示したが、
今回の案では「負担の重い定期昇給を実施している企業は、
厳しい交渉を行わざるを得ない」として凍結・延期の可能性にも言及した。

 経団連は会長・副会長会議などでの議論を経て、来年1月中に報告書を公表する予定。

(引用終わり)

来年の2月と3月に中小企業の賃金相場と昇給のあり方について
セミナーを開催します。
ご参加いただけると幸いです。HPよりお申し込みください。

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今日はここまで。では、またあした。

 

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ポイント制退職金制度は、中小企業には合いません。

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    編集後記      
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シャンパンの栓の抜き方がわかりません。

シャンパンの栓がどんなに力を入れても抜けません。
ワインのコルクを抜く道具(コルクスクリューというの?)を使うのか?

インターネットでシャンパンの栓の抜き方を検索しました。
動画がありました!
なんだ!簡単!
コルクを取るのではなく、瓶をひねるですね。
この日のシャンパンは人生で一番おいしかった!
重労働(?)の後だから?

では、また明日お会いしましょう!!

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