【昇給】今年は昇給見送りの記事があるが?

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2012年1月19日号   VOL.1023
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かき入れ時の「かき入れ」って?

(続きは編集後記で)

 

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 【昇給】今年は昇給見送りの記事があるが?
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   1月18日の日経新聞に「トヨタ労組、賃上げ要求見送り方針 3年連
   続」という記事があります。
   3年間も賃金を上げていないのですね。
   あのトヨタでもそうであれば、中小企業である当社が昇給できな
   くても当然ですよね?

中川:あのう...。
   記事を丁寧に読んでください。

社長:読みましたよ。
   「円高や海外勢との競争激化で経営側の姿勢は厳しく、3年連続で
    賃金改善の要求を見送る。日立製作所や新日本製鉄など電機、鉄
    鋼の大手労組も賃金改善の要求を見送る見通し。トヨタ労組の動
    きで賃金改善なしの流れが広がりそうだ。」とありますよ。

中川:たしかにその通りですがその次の記事をご覧ください。

社長:「今後は定期昇給の維持と一時金を巡る交渉に焦点が移る。」と書いて
   あります。

   あれ????

   定期昇給維持とありますね。

   ????

   なんですか?
   昇給をするとも受け取れますね???

中川:そうです。
   見出しは「賃上げ要求見送り」とあります。
   賃上げとは昔言っていたベースアップのことです。
   今は賃金改善と言い方に変わっています。

社長:うーん。
   どういうことですか?

中川:労組はベースアップは要求しないが定期昇給はちゃんとやってねと
   言っているのです。

社長:つまり、昇給はあるのですか?

中川:ピンポーン!

社長:なんだ。
   どうして定期昇給があるのですか?
   経営が苦しかったら給料を上げるどころではないでしょう。

中川:大企業の賃金制度は原則として毎年給料が上がる仕組みになっています。
   それを定期昇給といいます。
   労組は会社が定期昇給まで下げると言わないようにけん制しているのです。
   ベースアップをしろとは要求しないからせめて賃金制度で決まっている
   定期昇給には手をつけないでねということです。

社長:なんだ。
   やはり大企業は中小企業とは違いますね。

中川:そうです。
   中小企業は大企業のマネをしてはいけないし、マネができません。

社長:どうしたらいいですかね?

中川:昇給をするかどうかは会社に余力があるかどうかです。
   原資がないのにムリに昇給していては会社はつぶれますよ。

社長:そうですね。

中川:できれば下記のセミナーにご参加ください。
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社長:はい、申しこみます。

 

(中川コメント)

中小企業は支払可能原資とのバランスで昇給を決めるべきです。
定期昇給のある賃金制度は疑問です。

 

今日はここまで。では、またあした。

 

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    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
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    編集後記      
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かき入れ時の「かき入れ」って?

 お店でも会社でも、よく、「さあ、かき入れ時だ」なんでいいますね。
「かき入れ」と聞いて思いつく言葉は「掻き入れ」ではないでしょうか。
確かに、11月の酉(とり)の日に神社などで行われる「酉の市」では、
豪華に飾りつけた熊手で運を掻き込むといわれていますし、十日戎(とおか
えびす)でも、熊手でおさい銭せん銭を掻き入れるとされます。だから、何
かを掻き集めるという意味で、「掻き入れ時」だと考える人が多いはず。
 しかし、正しくは「書き入れ時」です。運やお金を掻き入れるのではなく、
帳面に書き入れる時、ということなのです。
 忙しいと、あれこれと帳簿に書き込まなければならないものも増えます。
そのため、忙しい時期を「書き入れ時」というようになったわけです。

(つい他人に自慢したくなる無敵の雑学 角川ソフィア文庫より)

では、また明日お会いしましょう!!

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