【雇用保険】保険料が下がる

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2012年2月25日号   VOL.1061
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江戸城に天守閣はない?

 

(続きは編集後記で)

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 【雇用保険】保険料が下がる
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   雇用保険料が下がるそうですね。

中川:はい、そのとおりです。

社長:いつから下がるのですか?

中川:平成24年4月1日からです。

社長:いくら下がるのですか?

中川:0.2%(1000分の2)です。

社長:なんだ、焼け石に水ですね。

中川:上がるより下がる方がいいでしょう。

社長:それはそうですが...。

中川:実際に会社が恩恵を受けるのは0.1%です。

社長:はあ?
   焼け石に水なのにさらに半分(0.2%→0.1%)となるのですか?
   どうしてですか?
   私何か悪いことをしましたか?

中川:何か悪いことをしたのですか?

社長:ムムム...。

中川:あのう、雇用保険は従業員も負担します。
   労災保険は全額会社負担ですが、この点が違います。
   で、失業給付関係の保険料は労使折半なのです。
   だから、半分(0.2%→0.1%)になるのです。

社長:ふーん。
   では、従業員も保険料が安くなるのですね?

中川:ピンポーン!

社長:金額にしたらどのくらいでしょうかね?

中川:年収300万円 3000円(300万円×0.1%)
   年収400万円 4000円
   年収500万円 5000円
   です。

社長:その金額は年間ですか?

中川:はい、賞与も含めた雇用保険料です。

社長:ということは、
   3000円÷12月=月額250円ですか。
   牛丼一杯分になるかならないかですね。

中川:でも保険料が増えるよりいいでしょう?

社長:それはそうですが。
   会社はどのくらい下がるのかなぁ?

中川:平均年収が450万円として社員数が50人ですから
   450万円×50人×0.1%=225,000円となります。

社長:うーん、事務員さんの一月分の給料ですね。
   嬉しいような嬉しくないような...。

中川:保険料率は失業などの状況によりアップダウンします。
   下げたということは雇用関係が好転しているのでしょう。

社長:上がるよりましか...。

(中川コメント)

雇用保険料は平成24年4月から失業給付関係が1000分の2下がります。
労使折半ですから実質的には1000分の1下がることになります。
会社はその他に雇用保険二事業(助成金給付など)の保険料を
負担します(従業員はない)がそれは現行の1000分の3.5の
ままで変更ありません。

新年度からの保険料率は次にようになります。

従業員の負担 0.5%
会社の負担  0.85%(=0.5%+0.35%)

今日はここまで。では、またあした。

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第一、資金繰りや営業のことで頭がいっぱいでそれどころではない。
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    編集後記      
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江戸城に天守閣はない?

 時代劇には、江戸城天守閣の映像がしばしば出てきます。人代将軍吉宗
が活躍する『暴れん坊将軍』でも、姫路城の天守閣の映像を、江戸城の代
わりに使っています。
 ところが、実際には、四代将軍家綱の代以降、江戸城に天守閣は存在し
ていないのです。
 歴史的な事実としては、江戸城の天守閣は、有名な明暦3年(1657年)
の振袖火事(明暦の大火)によって焼失したあと、再建されていません。
これは、家綱(実際には、老中の松平信綱の提案)が、「天守閣再建よりも、
庶民の町を優先して復興せよ」と唱え、その後も幕府の財政難が続き再建さ
れずじまいとなったから。
 この明暦の大火によって、多くの大名屋敷や、寺社仏関も焼失し、江戸
市街の六割が罹災。焼死者総数が10万人を超える江戸時代最大の火災でした。
江戸城も、天守閣、本丸、二の丸を焼失しています。
 長い徳川幕府の時代のなかで、天守閣が存在したのは、1607年から1657年
のわずか50年間だけだったのです。

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では、また明日お会いしましょう!!

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