【安全衛生】労基署の役割は警察署と同じ
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2012年5月21日号 VOL.1139
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日本で最初に靴を履いたのは坂本龍馬?
(続きは編集後記で)
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【安全衛生】労基署の役割は警察署と同じ
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
当社で労災が発生したとき労基署が捜査に来ました。
警察だけかと思いましたが。
中川:そうですね。
労災事故は犯罪と労働安全衛生法違反の両面の捜査が行われます。
たとえば、死亡事故があった場合、他殺の可能性があります。
そのような事件は警察が扱います。
安全衛生法違反による死亡事故の場合は労基署が扱います。
社長:今回の労災は「書類送検」しますといわれました。
「書類送検」とは何ですか?
中川:社長が悪党だということです。
社長:はあ?
私は何か悪いことをしましたか?
中川:労災事故が起きた場合は社長の刑事責任が問われます。
社長:え?
刑事責任ですか?
中川:社長は労働者がケガをしないようにする義務があるのです。
それを安全配慮義務といいます。
従業員がケガをさせたことは犯罪なのです。
社長:しかし、本人が十分気をつけておれば...。
中川:十分気をつけていても設備の安全対策が不十分で起こる場合も
あります。
社長:私は悪党になったのですね?
中川:そうです。
社長:悪党は牢屋に入れられるのではないですか?
中川:牢屋に入れる代わりに「書類送検」しているのです。
社長:どうして牢屋に入れられないのですか?
中川:一般の殺人犯の場合は身柄を拘束しないと逃亡の恐れが
あります。
しかし、社長は逃亡の恐れがないので拘置所に留置されない
のです。
社長:では、私はよい悪党ですか?
中川:悪党によいも悪いもないでしょう。
社長:でも、日常生活に変化がありません。
中川:それは書類送検の結果によります。
場合によっては逮捕され、刑務所に入れられるかも。
そうなると日常生活は一変します。
社長:ええ?
「書類送検」をされたら刑務所行きですか?
中川:その可能性があるということです。
実際は、よほど悪質でない限り刑務所に行くことは
ありませんが。
社長:へえ、労基署はそのような権限を持っているのですか。
中川:そうです。
警察署、税務署、消防署、労基署などのお役所は「署」がついている
でしょう?
これは事件を捜査して検察庁に送検できる権限を持っているのです。
社長:怖いのは警察署だけではないのですね。
(中川コメント)
労基署には司法権があります。
したがって、労働基準法違反や安全衛生法違反の場合は検察庁に
送検する権限をもっています。
労基署の場合は「書類送検」が多いようです。
書類送検は逮捕されていませんが、逮捕されていない被疑者(犯罪者)と
いうことになります。
犯罪者になりたくありませんね。
今日はここまで。では、またあした。
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編集後記
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日本で最初に靴を履いたのは坂本龍馬?
西洋草履...これはサンダルのことではありません。西洋式の靴のこと
です。日本人が靴を履き始めたのは江戸時代の末期で、当時、こう呼ん
でいたというのです。
ちょんまげに着物というのがその頃の服装。それに靴を履くとは、当
時なら今よりも異様に見えたことでしょう。いくら新しもの好きだった
としても、靴を履いて人前を歩くのはよほどの人物だったはずです。案
の定、といいましょうか、日本で最初に靴を履いて歩いた人は、あの坂
本龍馬だったのです。
「潮風でごわごわになった桔梗紋(ききょうもん)の黒紋服、どろりと
垢じみた小倉(おぐら)の袴(はかま)、陸奥守吉行(むつのかみよし
ゆき)の落し差し、それに足には大きな海員靴をはいていた」
こう、司馬遼太郎(しばりょうたいろう)は「竜馬がゆく」で、その様
子を描いています。
(時間を忘れるほど面白い雑学の本 竹内均編 知的生き方文庫より)
では、また明日お会いしましょう!!
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