【退職金】きちんとした規程がない場合はどうしたらよいか?
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2012年11月13日号 VOL.1315
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マズローの欲求体系
(続きは編集後記で)
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【退職金】きちんとした規程がない場合はどうしたらよいか?
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
恥ずかしい話ですが当社にはきちんとした退職金規程がありま
せん。
中川:退職金は払わなかったのですか?
社長:いいえ、払っています。
中川:どのようにして払っていたのですか?
社長:適当に退職金額を決めていました。払わない場合もあります。
中川:何か基準はあるのですか?
社長:勤続年数と働きぶりによって決めていました。
基準はありません。
中川:で、それが恥ずかしいことですか?
社長:普通は退職金規程があるでしょう?
中川:そうですね。
社長:適当に決めているので後ろめたさがあります。
適当ではいけないだろうと...。
中川:で、何か問題が起きているのですか?
社長:今度Aさんが退職するのです。
仕事ができない人です。
上司や同僚の話を聞き入れなくて不良品を
たくさん作っています。
だから、退職金を払いたくないのです。
中川:ああ、そういうことですか。
募集の時は退職金はあることを説明していますか?
社長:説明していません。
中川:であれば、御社には退職金制度がないことになります。
退職金はそのつど適当に払っているのですから
Aさんに退職金を払わなくても問題ありません。
社長:そうですか。
でも、退職金規程は作っておいた方がいいですよね?
中川:作っておいた方がいいでしょう。
求人の時に退職金制度があると明示すれば
期待した人材が得やすいでしょう。
反面、退職金制度を作ると規程にしたがって退職金を
払うことになりますので、いままでのような適当な
決め方はできなくなります。
社長:そうですか。
退職金をその都度決めるといっても前の人はいくら払った
かを確認することも多いのです。
金額を決めるのは疲れます。
中川:そうですね。
適当に決めている退職金額が高すぎる場合もあるでしょうし。
社長:退職金制度を作ります。
中川さん、手伝っていただけますか?
中川:はい、よろこんで。
(中川コメント)
労働基準法では退職金を払う義務はありません。
ただし、退職金制度を導入すると退職金を払う義務が生じます。
退職金制度はあった方がよいでしょう。
その場合大企業の退職金制度をマネしないことです。
中小企業の退職金制度の作り方を次のように提案しています
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よろしかったらどうぞ。
今日はここまで。では、またあした。
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【CD】 従業員代表の選出 講師 北見昌朗
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ご存じでしたか? 従業員代表の選出は労基法で義務づけられています。
退職金を減額したので退職金規程を変更したが、いい加減な従業員代表の
選出で無効。その結果、高い退職金を払うことになります。
従業員代表はきちんと選出しましょう。
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編集後記
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マズローの欲求体系
欲求が一切ないという仙人のような人間はこの世にいない。人間の誰し
もが必ず持っているもの、それが欲求である。!
心理学者・マズローは、人間の欲求の階層について研究を重ねた。
マズローによれば、人間の欲求の最下位は「生理的欲求(食物・空気など
とであり、次に「安全の欲求」、「所属と愛情の欲求」、「自尊の欲求」、
そして最高位が「自己実現の欲求(ありのままの自分の能力を出せるよう
になる)ことなる。
つまり、人聞は生理的欲求が満たされて初めて、安全の欲求を感じ、安
全の欲求が満たされて初めて、所属と愛情の欲求が生まれる。それらが満
たされたのち、自尊の欲求を持ち、それすらも満たされたときに自己実現
の欲求を感じるのである。
(本当は怖い心理学 齋藤勇監修 イーストプレスト刊より)
では、また明日お会いしましょう!!
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