【通勤手当】支払義務はあるのか?

◆─────────────────────────────────◆
 ■ 60歳以上の給料の決め方セミナー開催
              
       ★【札幌】   9月 9日(火) 9時30分~12時30分
       ★【新潟】  11月14日(金)13時30分~16時30分
                【東京】  12月 9日(火)13時30分~16時30分

         http://nakagawa-consul.com/seminar/051.html
◆─────────────────────────────────◆

60歳以上の給料の決め方をほとんどの会社が間違っています    
60歳以降の給料は、年金と合わせて決めなければなりません。
現役時代の給料の70%とか80%とかいう決め方はご本人も会社も損をします。
また、法律が65歳までの義務化されました。
新しい法律改正による60歳以上の給料の決め方をお話しします。
平成25年3月31日までに労使協定を締結した方が良かったのですが
それを実施していない会社の対応策もご提案します。

詳しくは下記からご確認ください。(セミナー申し込みもできます)

→→  http://nakagawa-consul.com/seminar/051.html

☆★☆―――――――――――――――――――――――――――――――
社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2014年7月11日号   VOL.1940
――――――――――――――――――――――――――――――――――

僧兵は、どうして覆面をしていた?

(続きは編集後記で)

◆────────────────────────────────◆

【通勤手当】支払義務はあるのか?

◆────────────────────────────────◆

匿名ご希望の読者からのご質問です。

(引用開始)

いつも大変勉強になっております。ありがとうございます。
通勤手当は費用弁償としてお支払しているのですが、燃料の上下に合わ
せて変動させる必要があるのでしょうか? 職員からすればその方がい
いと思いますが、計算する事務は相場を確認する作業が増え、給与の設
定をその都度変えなければならないので大変です。通勤手当が実際の費
用に見合わないことで、何か問題になることはあるでしょうか。
ご指導いただければと思います。

(引用終わり)

  

(中川コメント)

 ご質問をありがとうございます。

 通勤手当は支給の義務はありません。労働基準法に記載してあるのは
残業単価の算定に入れなくても良いとあるだけです。

 したがって、どのような支給基準でも違法にはなりません。
通勤手当を支給していない会社は少ないですがあります。

 通勤手当は実費弁償的な要素が強い手当です。それにより忠実にした
がおうとすればガソリン単価の上がり下がりを反映することになります。

 もし、ガソリン単価が大幅に下がった場合でも見直しをしなければ
会社が損をします。
もし、ガソリン単価が上がった場合でも見直しをしなければ従業員に
出費を強いることになり不満の元になりかねません。

 最近は燃費が向上しています。車種によって異なりますので燃費は
設定しにくい時代になりました。

 弊社は燃費はリッター10キロを提唱していましたが、最近は
普通車であれば12キロを提唱しています。
 軽自動車、バイクも別だての設定を提唱しています。

 通勤費はもらいすぎを見直すことで大きなコストダウンなる可能性
があります。

 たとえば一人1000円払いすぎていたとします。
従業員100人の会社では120万円の削減となります。これに対して
労災保険、雇用保険、健康保険、厚生年金の負担も軽減されます。
それらを含めるとおおざっぱですが約144万円/年の削減となります。
10年間ですと1440万円です。

 通勤手当の見直しは総務の方の負担が大きくなりますが、それなり
にメリットがあります。

 通勤手当の算定の見直しをすることで通勤手当が下がる場合は不
利益変更となりますので従業員の方の同意が必要です。
 ただし、もらいすぎやもらわなさすぎを是正することになるので
従業員の同意は得やすいでしょう。

今日はここまで。では、またあした。

◆─────────────────────────────────◆
    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
◆─────────────────────────────────◆

ご質問をお待ちしています。下記の様式でご質問ください。
なお、必ずしも回答するとは限らないことをご承知ください。

→ http://form.mag2.com/sufraegepr

ご感想、ご意見をお待ちしています。この様式で質問をされた場合は
回答しかねる場合があります。

→ http://form.mag2.com/stewiobour

◆─────────────────────────────────◆
    編集後記      
◆─────────────────────────────────◆

僧兵は、どうして覆面をしていた?

 平安時代中期から、僧侶が武器をとって人を殺めるようになる僧兵が登
場したのである。彼らがそろって覆面をしていたのは、むろん身元を隠す
ためである。

 平安中期以降、地方の国司らが武力によって所有地を拡大させようとし
たので、寺院側は国司の攻撃に対し、武器をとることになった。つまり、
僧侶たちは、財政基盤である荘園を守るため、武器を手にして戦うことに
なったのだ。

 ただ、僧侶の本分を考えれば、殺生ははばかられる行為。そこで、戦い
に参加する僧侶たちは、身元を隠すため、覆面をするようになったのだ。

(話題のツボをおさえる本より)

◆─────────────────────────────────◆
 【CD】 消費税アップにベア要求 さあどうする賃金対策!
                    &
nbsp;                             講師 北見昌朗
◆─────────────────────────────────◆

その1 過去に学ぶ消費税率引き上げの影響
その2「ベア」は本当に実行されるのか?
その3「ベア」を行う前にリーマンショック以降発生した「ヒズミ」を
       是正しよう
その4「人員構成」を是正する
その5「年収」を是正する
その6「基本給」を是正する
その7「初任給」を是正する
その8「コンプライアンス」の徹底
その9「賞与」を是正する

→ http://nakagawa-consul.com/cd-dvd/cd-14.html

◆─────────────────────────────────◆
    ご注意      
◆─────────────────────────────────◆
このメルマガは、わかりやすさを重視しています。
そのため、用語の使い方、表現の仕方等が不正確な場合があります。
むつかし法律条文をわかりやすく説明するために正確な表現を
犠牲にしています。正確な情報を記載しょうとすれば、お役所の文書と
同じになります。結局わかりにくい記事になり、役に立ちません。
正確な情報を期待される方には、その期待にお応えできません。
このメルマガを解除してください。
このメルマガ記事による損害賠償には一切応じられないことを申し添えます。

◆─────────────────────────────────◆
メールマガジン社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

☆発行責任者 有限会社中川式賃金研究所 所長 中川清徳
☆公式サイト http://nakagawa-consul.com
☆問い合わせ qwk01012@nifty.com
☆バックナンバー http://archive.mag2.com/0000283000/index.html
☆登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000283000.html
☆Facebook  http://www.facebook.com/profile.php?id=100003506067345
      
◆─────────────────────────────────◆