【通勤災害】子供を幼稚園に送り届けている場合の交通事故
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2014年12月14日号 VOL.2096
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「雪の降る街を」は実在する?
(続きは編集後記で)
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【通勤災害】子供を幼稚園に送り届けている場合の交通事故
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中川 こんにちは。
社長 こんにちは。
きょうは、パートAさんの通勤についてご相談があります。
中川 はい、どのようなことですか?
社長 パートのAさんは、子供を通勤の途中で送り迎えしています。
通勤の途中なので、万が一交通事故でケガをした場合は通勤災害が
適用されないのではと心配です。
中川 以前も同じような質問がありましたね。
社長 再確認したいのです。
中川 子供はどちらに送り届けているのですか?
社長 B幼稚園です。
中川 Aさんの住所は?
社長 X市Y番地です。
中川 では、どのような通勤経路になりますかね?
社長 ええーと、幼稚園がここにありますから、本当はこの道を通るところ
をこちらに曲がって行きます。
幼稚園からはこのルートで会社に向かいます。
中川 本来の通勤経路より500メートルほど離れていますね。
社長 そうですね。 たいした距離ではありませんが。
でも本来の経路からはずれています。
会社が黙認していると、会社に責任を問われるのが心配です。
中川 このような場合は会社責任を問われることはありません。
このように通勤経路どおりに通勤しないことを逸脱(いつだつ)する
といいます。
社長 逸脱すると、通勤災害が適用されないのでしょうか?
されないのであれば、本人にそのことを伝えようと思います。
中川 Aさんの例はたぶん、通勤災害として扱われます。
通勤災害であるかどうかは監督署が決めるもので
社長ではありません。
だから、監督署の判定にゆだねればいいですよ。
社長 そうですか。
ところで、500メートル程度であればOKということですね?
中川 絶対とは言えませんが、たぶんだいじょうぶです。
社長 極端な話、4キロメートル離れた幼稚園だとしたらどうでしょうね?
中川 過去の事例を見ますと、3キロメートル以上は迂回距離が長すぎる
ということで、通勤災害が認められる可能性が低くなっています。
社長 では、3キロメートルが1つの基準ですね?
中川 絶対的な基準ではありませんが、実務的にはそのように対応すると
いいでしょう。
社長 具体的にはどうしたらいいでしょう?
中川 通勤途上の子供の送迎のための迂回経路が3キロメートル以上の
場合は、通勤災害として認められない可能性が高くなるので
なお一層、交通安全でいきましょうということでいいでしょう。
社長 早速、総務に回覧をさせます。
中川 ついでに通勤途上の逸脱(いつだつ)についての一般的な取り扱いも
周知しておくとよいでしょう。
社長 遠くでないスーパーでのちょっとした買い物であればOKだが
パチンコや映画などで長時間逸脱した場合はダメだというようなこと
ですね。
中川 そのとおりです。
(中川コメント)
子供を幼稚園に送迎することは普通に行われていることです。
しかも、距離がさほど離れていない場合は通勤災害と認められます。
通勤災害とするかどうはは監督署が決めるものです。監督署には事実をあ
りのまま伝えることです。有利な決定をしてもらおうと虚偽の説明をしない
ことです。労働基準監督署は警察署と同じなのです。
今日はここまで。では、またあした。
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編集後記
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「雪の降る街を」は実在する?
「雪の降る街を」は、想い出だけが通り過ぎていく「雪の降る街」の情景を
せつなく歌った名曲。この曲がヒットした当時、「この街のモデルは、うち
です」と、じつにさまざまな都市が名のりをあげた。
しかし、作調をした内村直也の答えは、「どこでもいいんですよ」。内村
は、この曲を書いた昭和二四年、NHKラジオドラマの作者でもあったのだが、
当時のドラマは生放送だったため、時間どおりにいかないことが多い。その
時間調整のために作ったのが、この「雪の降る街を」という曲だったのだ。
いわば間に合わせで、どこか特定の場所をイメージして作った歌ではなか
ったのである。
(雑学全書 光文社刊より)
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