【就業規則】送検事例 運送業 長時間労働

◆─────────────────────────────────◆
 ■ 経営者、管理職のための信頼される人事考課のしかた
      【東京】   6月15日(月)13時30分~16時30分
         http://nakagawa-consul.com/seminar/072.html
◆─────────────────────────────────◆

弊社は「人事考課は主観でよい!」と提唱しています。
人事考課は主観でしか評価ができません。
しかし、それに甘えて、自分の好みだけ、自分の好き嫌いだけで人事考課を
されては、従業員はたまったものではありません。
主観で決めるとしても評価にはルールがあるのです。
そのルールを知らないで主観で人事考課をしては不信感ばかり募(つの)り
結果的に労務管理がギクシャクすることになります。
人事考課の基礎を身につけることで従業員との信頼関係をよくしていきま
しょう。

詳しくは下記からご確認ください。(セミナー申し込みもできます)

→→  http://nakagawa-consul.com/seminar/072.html

☆★☆―――――――――――――――――――――――――――――――
社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務
畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業
経営者のために語る

作者: 中川清徳  2015年6月8日号   VOL.2284
◆─────────────────────────────────◆

歯磨き粉がなかった時代、どうやって虫歯を予防した?

(続きは編集後記で)

◆────────────────────────────────◆
【就業規則】送検事例 運送業 長時間労働
◆────────────────────────────────◆

協定の限度超え働かせ連続29日の勤務

 事故を起こし死亡した運転手らこ対して、三六協定の限度を超える
時間外・休日労働を行わせていたとして、運送会社と同社の代表取締
役、取締役兼運行管理者が労働基準法第32条及び第35条違反の疑いで
送検された。同社での時間外労働は最長2週間で約60時間、また、違
法な休日労働の結果、29日連続で勤務させていた。

 概要

 送検されたのは、運送会社(法人)と同社の代表取締役、同社の取締
役兼運行管理者の2人。同社では、平成X年9月5日から同年10月30日までの
間、同社の三六協定で定めていた時間外労働の延長時間の限度及び休日労
働日数を超えて、トラック運転手に時間外・休日労働を行わせていた。

 この間の時間外労働は、最長2週間で、59時間44分だった。また、休日労
働の結果、最長29日関連続で勤務させていた。さらに、三六協定の有効期
間が満了して協定が失効した同年11月1日以降、協定のないまま時間外・休
日労働を行わせていた。

 送検に至る経緯

 事件は、平成X年11月に同社のトラックが交通事故を起こしたことから発
覚した。この事故は、同社のトラックが、国道上で前方を走行していた他
のトラックに追突したもので、双方の運転手が死亡した。

 事故発生を受け、所轄労働基準監督署が死亡した運転手を含め同社のト
ラック運転手の勤務状況などを調査した。その結果、三六協定で定める延
長時間及び労働させることができる休日日数を超える違法な時間外・休日
労働などが判明した。

 送検した同労働基準監督署は、「同社は、過去にもトラック運転手の長
時間労働に関して当署から監督指導を受けていたにもかかわらず、具体的
な改善策を講じず、法違反を認識しながら時間外及び休日労働をさせてい
たものであり、悪質な事案と判断して送検した」としている。

(中川コメント)

 送検(=犯罪者扱い)されたのは労働基準監督署の指導を無視して
悪質だったからです。
36協定(=残業協定)があるから残業をいくらさせても良いのでは
ありません。
協定の範囲内でしか残業を指示できません。

今日はここまで。では、またあした。

◆─────────────────────────────────◆
    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
◆─────────────────────────────────◆

ご質問をお待ちしています。下記の様式でご質問ください。
なお、必ずしも回答するとは限らないことをご承知ください。

→ http://form.mag2.com/sufraegepr

ご感想、ご意見をお待ちしています。この様式で質問をされた場合は
回答しかねる場合があります。

→ http://form.mag2.com/stewiobour

◆─────────────────────────────────◆
    編集後記      
◆─────────────────────────────────◆

歯磨き粉がなかった時代、どうやって虫歯を予防した?

 歯ブラシが登場する前、日本人はどんなもので歯を磨いていたのだろうか?
まず、平安時代、中国から「歯木」が伝えられた。これは、木の先端を噛ん
で柔らかくしたもので、その柔らかくなった部分で歯を磨いた。歯木は、ま
ず公家や武士に広まり、江戸時代になると、庶民の聞にまで普及した。

 江戸庶民が使っていた歯木は「房楊枝(ふさようじ)」と呼ばれるもの。
ヤナギ、ハコヤナギ、クロモジ、スギ、モモ、タケなどの木を細く削り、煮
て柔らかくした先端を金槌などで叩いて房状(ブラシ状)にしたものだ。房楊
枝は大正時代末まで使われていたが、現在のような西洋歯ブラシが登場して、
姿を消すことになった。

(話題のツボをおさえる本より)

◆─────────────────────────────────◆
  【DVD版】 中小企業のためのマイナンバー制度対応セミナー
◆─────────────────────────────────◆

弊社は「中小企業のためのマイアンバー制度対応セミナー」を東京で開催
しています。
しかし時間の都合でご参加が難しいという声を頂戴しています。
その声にお応えしてDVD版を作成しました。
商品の発送は5月20日以降となります。

http://nakagawa-consul.com/cd-dvd/dvd-14.html

◆─────────────────────────────────◆
    ご注意      
◆─────────────────────────────────◆
このメルマガは、わかりやすさを重視しています。
そのため、用語の使い方、表現の仕方等が不正確な場合があります。
むつかし法律条文をわかりやすく説明するために正確な表現を
犠牲にしています。正確な情報を記載しょうとすれば、お役所の文書と
同じになります。結局わかりにくい記事になり、役に立ちません。
正確な情報を期待される方には、その期待にお応えできません。
このメルマガを解除してください。
このメルマガ記事による損害賠償には一切応じられないことを申し添えます。

◆─────────────────────────────────◆
メールマガジン社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

☆発行責任者 有限会社中川式賃金研究所 所長 中川清徳
☆公式サイト http://nakagawa-consul.com
☆問い合わせ qwk01012@nifty.com
☆バックナンバー http://archive.mag2.com/0000283000/index.html
☆登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000283000.html
☆Facebook  http://www.facebook.com/profile.php?id=100003506067345
      
◆─────────────────────────────────◆