【就業規則】服務規律について

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

発行者: 中川清徳  2016年6月28日号 VOL.2725
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「サザン」「ユーミン」がなんと俳句の季語になっている

(続きは編集後記で)

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 【就業規則】服務規律について
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・服務規律は、
  「労務提供の仕方および職場のあり方に関する規律」
  「企業財産の管理・保全のための規律」
  「従業員としての地位・身分による規律」
  に分類できます

・服務規律は、会社の経営方針や社会環境の変化に応じて都度見直しがなさ
 れます

1.服務規律の分類

服務規律は、法令遵守や従業員としての心構えといった一般規定を別とすれ
ば、次のように分類されます(菅野和夫『労働法第9版』409ページ以下参照) 。

(1)労務提供の仕方および職場のあり方に関する規律(狭義の服務規律)

 実際に会社で働く上でのルールです。
  ・入退場の手続き(タイムカードへの打 刻等)
  ・遅刻・早退・欠勤・休暇の手続き
  ・業務中の離席・外出
  ・服装
  ・仕事姿勢
 に至るまで規定します。

 労務提供という労働契約の本質的な部分についての規定です。
 職務専念義務や上司の指示・命令への服従義務、職場秩序の保持、職務上
 の金品受領の禁止、安全衛生の維持(分煙、安全上の規制など)、風紀維
 持(暴力・賭博の禁止など)、職場の整理整頓も服務規律となります。

(2)企業財産の管理・保全のための規律

 会社財産である
  ・事務用品などの消耗品の使い方
  ・会社備品の持ち出し・流用の禁止
  ・会社施設を使つての会合や宣伝活動
  ・政治・宗教活動
 なども服務規律で制限されます。

(3)従業員としての地位・身分による規律

 企業の名誉・信用を段損しではならないといった
  ・信用の保持
  ・兼業・兼職の制限
  ・公職への立候補や公職就任の取り扱い
  ・秘密保持義務、身上異動の届け出
 なども服務規律で規定されます。

2..服務規律の見直し

企業経営や社会環境の変化に応じて服務規律を見直すことは必要です。
例えば、パワハラやいじめが社会問題化していることを受けて、従来のセク
ハラに加えてパワハラを服務規律に加える必要があります。

また、昨今の酒気帯び・飲酒運転厳罰化の流れを受けて、私的行為ではある
が飲酒運転禁止を服務規律化し、懲戒規定を見直す企業も出てきています。

最近の服務規定・懲戒の傾向については、過去の同様事案の処分との均衡な
ど)や処分手続き(処分対象者の弁明を聞いたかどうか等)の適正が求めら
れています。

労働契約法(15条)でも、「懲戒に係る労働者の行為の性質及び態様その他
の事情に照らして、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると
認められない場合は、その権利を濫用したものとして、当該懲戒は、無効と
する」と定められています。

(中川コメント)

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無断遅刻を繰り返した社員を懲戒解雇して敗訴した入社後1年5ヶ月の間に
180回に及ぶ無断遅刻をした社員を懲戒解雇しました。
経営者からみると懲戒解雇は当然過ぎる処分でしょうが、裁判で会社は敗
訴しました。
信じられないでしょうが。 

問題点は二つあります。
一つは180回も繰り返しながら会社は懲戒処分を一度もしていなかったことです。
二つ目はいきなり懲戒解雇にしたことです。
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    編集後記      
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「サザン」「ユーミン」がなんと俳句の季語になっている

俳句は「5・7・5」の17文字でつくる世界一短い定型詩であり、季語が入る
ことが特徴のひとつである。

季語は平安時代に成立したといわれるが、現在の俳諧では、季語に対する見
方はさまざまで、季節を表す言葉をかならず入れなければならないという人
もいれば、句全体に季節感が出ていれば、それでよいという人もいる。

また、季語は、『歳時記』に掲載されているものを使わなければならないと
いう人もいれば、季節を感じる言葉なら掲載されていなくてもいいという人
もいる。

その季語に「サザン」や「ユーミン」、「山下達郎」などを積極的に使っ

いる人たちがいる。

1962年(昭和37)生まれの黛まどかという俳人が主宰し、女性ばかりがメン
バーの「東京ヘツプバーン」という句会である。

曲のイメージから、サザンは夏、ユーミンは冬、山下達郎は夏と冬、両方の
季語としている。

同会では、昔からの季語を大切にしながら、時代の変化に合わせて新しい季
語を生み出していきたいようだが、「サザン=夏の季語」などという新ルール
に俳句界全体が納得しているわけではなく、俳句世界にはサザンやユーミンを
季語とすることに批判的な人たちもいる。

(退屈知らずのすべらない雑学 河出書房新社刊より)

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