【人事考課】評価を真剣にした結果中心化傾向になったとしたら?

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発行者: 中川清徳  2016年10月4日号 VOL.2843
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醍醐味(だいごみ) いったいどんな味なのだろう?
(続きは編集後記で)
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 【人事考課】評価を真剣にした結果中心化傾向になったとしたら?
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10月1日の「評価に差をつけない役職者を解職すべき」の記事について
読者からご意見を頂戴しました。
ご意思の表明がありませんので、匿名としてご回答申し上げます。
(引用開始)
毎日楽しみに読ませていただいております。
人事考課の記事、少し気になる点があったので簡潔に意見します。
「評価に差をつけない役職者を解職すべき」
なぜ結果に差をつけないか? 曖昧にしたくて差をつけないわけではないです。
理由は3つあります。
1. 個々人の特性・方向性が統一されていない以上、一つの価値判断で評価
するわけに行かないから。全体評価は中心傾向(Bに集まる)であっても、
各項目で強みと弱みのメリハリをつけて個々人に自分の特性を把握しやすく
する工夫をした結果だとしたら?
2. その組織の方向性が1 00%正しいと信じるならば、結果に差をつけてもいい
でしょう。そうでなかったとしたら?
3. 非常に重要な点は、日本の中だとある組織での評価が他の組織に広がり
人の活かし所を失わせるかも知れない。その結果、酷い仕打ちが他の組織に
波及し国全体に広がりかねないとしたら?
以上です。明日の解説、楽しみにお待ちしております!
(引用終わり)
(中川コメント)
ご意見をありがとうございます。
「1. 個々人の特性・方向性が統一されていない以上、一つの価値判断で評価
するわけに行かないから。全体評価は中心傾向(Bに集まる)であっても、
各項目で強みと弱みのメリハリをつけて個々人に自分の特性を把握しやすく
する工夫をした結果だとしたら?」について。
中川:真剣に評価した結果、Bに集まるのであれば解職は必要ありません。
   真剣に評価したかどうかは上司が確認します。
   メルマガ記事は、真剣に評価をしていない、あるいは部下の仕事ぶり
   を観察していないのは職務怠慢だから解職すべきだとしております。
「2. その組織の方向性が1 00%正しいと信じるならば、結果に差をつけてもいい
でしょう。そうでなかったとしたら?」について
中川:抽象的で回答をしかねます。
   中川の推測で回答します。
   ご意見の趣旨は「人事考課表が正しいとは限らないから、中心傾向に
   評価したことで解職するのはひどいではないか」ということだとします。
   人事考課は難しいです。
   その基礎になっている「人事考課表」の作成もむつかしいです。
   完璧な人事考課表の作成はできないと思っています。
   したがって、完璧でない人事考課表で人事考課をすることにそもそも
   納得性が薄れます。
   それはしょうがないことだと思います。
   ご意見の趣旨のもう一つは「組織の方向性がそもそも間違っているので
   あれば、その方向性にしたがって人事考課をすることがおかしい。
   組織の正しい方向性にしたがって人事考課をすべきでは」ということも
   考えられます。
   その場合は、方向性が間違っていることを上司に訴え、正すことです。
   人事考課表が中心傾向になる理由とは、異なる次元のことだと思います。
「3. 非常に重要な点は、日本の中だとある組織での評価が他の組織に広がり
人の活かし所を失わせるかも知れない。その結果、酷い仕打ちが他の組織に
波及し国全体に広がりかねないとしたら?」について。
中川:今回の記事は、上司が自信がないために中心傾向になっていることに
   ついてです。それを正そうという趣旨です。
   ご意見のようなことがありえるかもしれません。
   しかし、話が大きすぎて中川の手に負えません。
   メルマガ記事の趣旨は、
   人事考課には
   1.査定
   2.育成
   の二つも面があるので、部下の仕事ぶりをしっかりと観察しましょうと
   いうことです。
「以上です。明日の解説、楽しみにお待ちしております!」について
中川:メルマガ記事の掲載はリアルタイムではありません。
   弊社の都合でご回答が遅延することもあることをご了承ください。
   このたびは貴重なご意見をありがとうございます。
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オール
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    編集後記      
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醍醐味(だいごみ) いったいどんな味なのだろう?
「この映画の醍
醐味は、このセリフにある」など、物事のおもしろい部分、
深い味わいを「醍醐味」という。「味」と書くように、もとは飲食物に
対して用いた言葉だ。
[醍醐] は、牛や羊の乳を精製してつくる食べ物。仏教の
『涅槃経(ねはんぎょう)』には、牛からとれるのが「乳」で、この乳
から「酪(らく)」ができ、酪から「生蘇(なまそ)」ができ、生蘇訴から
「熟酥(じゅくそ)」ができ、熟酥から「醍醐」ができるとある。
この「五味」のうち、「醍醐」は最上の味とされ、日本では天皇に献じら
れた。
すなわち醍醐は、五味中の最上の味をさし、そこから仏の悟りや真実の
教えもさした。さらには、現在のように、物事の本当のおもしろさもいう
ようになったのだ。
ちなみに「醍醐」がどんな味かというと、現在のヨーグルトに似た味だと
いう。
(語源の謎 日本語倶楽部編より)
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