【採用】犯罪歴の調査ができるか
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【採用】犯罪歴の調査ができるか
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【採用】犯罪歴の調査ができるか
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
最近、Aさんを採用しました。
ところが犯罪歴があることが判明しました。
事前にそれが分かっていれば採用しなかたのですが、今後の
こともあるので、犯罪歴を事前に知りたいです。
何か方法はありますか?
最近、Aさんを採用しました。
ところが犯罪歴があることが判明しました。
事前にそれが分かっていれば採用しなかたのですが、今後の
こともあるので、犯罪歴を事前に知りたいです。
何か方法はありますか?
中川:Aさんはどの程度の犯罪歴だったのですか?
社長:刑務所に入っていたようです。
中川:どうして分かったのですか?
社長:ある社員がAさんの名前をなんとなく覚えていたようです。
それで、ネット検索をして犯罪が分かったのです。
それで、ネット検索をして犯罪が分かったのです。
中川:Aさんは、入社後何か問題を起こしていますか?
社長:普通です。
問題行動はありません。
問題行動はありません。
中川:では、犯罪歴をことさら意識をすることはないのではありませんか?
社長:そうかもしれません。
しかし、ある日豹変するかもしれません。
しかし、ある日豹変するかもしれません。
中川:犯罪歴を調査するには二つの方法があります。
一つはネット検索です。
社長:そうですね。
便利な世の中になりました。
一つはネット検索です。
社長:そうですね。
便利な世の中になりました。
中川:二つ目は本人に確認するのです。
社長:はぁ?
本人に確認するのですか?
そんなことはできないでしょう?
本人に確認するのですか?
そんなことはできないでしょう?
中川:そうですね。
犯罪歴は個人情報です。
本人の同意なしで収集してはいけません。
犯罪歴は個人情報です。
本人の同意なしで収集してはいけません。
社長:ですよね。
選考時に聞いていけないことがいろいろありますよね。
はやり確認はできませんね。
選考時に聞いていけないことがいろいろありますよね。
はやり確認はできませんね。
中川:個人情報保護法では、本人の同意なく情報収集をすることは
ダメだと書いてあります。
逆にいいますと、本人が同意すればよいのです。
ダメだと書いてあります。
逆にいいますと、本人が同意すればよいのです。
社長:どうやって同意をとるのですか?
中川:採用時に知りたい項目を質問票にして、本人に回答させます。
その質問票には
「回答は任意です。お答えになりたくない質問にはお答え
いただかなくて結構です」
と記載しましょう。
その質問票には
「回答は任意です。お答えになりたくない質問にはお答え
いただかなくて結構です」
と記載しましょう。
社長:その質問票に書いてくれない場合は?
中川:書いてくれないことでの採否については御社のご判断です。
社長:分かりました。
(中川コメント)
犯罪歴のある人を採用したくないのは人情です。
そのため、犯罪歴に有無を任意で回答を求めることはできます。
そのため、犯罪歴に有無を任意で回答を求めることはできます。
たとえば、「直近5年の賞罰(刑事罰を含む)はありますか?
ある場合はその内容」というように書面で行うのがよいでしょう。
ある場合はその内容」というように書面で行うのがよいでしょう。
ある会社は、犯罪歴があることを承知で採用しています。
犯罪歴を本人の同意をうえで社内で告知しています。
その会社では勤務態度がまじめで問題を起こしていません。
犯罪歴を本人の同意をうえで社内で告知しています。
その会社では勤務態度がまじめで問題を起こしていません。
犯罪歴のある人を採用したときに、社長は従業員に次のような話を
しました。
「今後はいままで以上に、自分の貴重品の管理をきちんとするように
しなさい。
それは、今回採用する犯罪歴のある人が盗難する可能性があるから
言っているのではありません。
もし、貴重品を紛失したら真っ先に疑われるのはこの人だからだ」
と。
しました。
「今後はいままで以上に、自分の貴重品の管理をきちんとするように
しなさい。
それは、今回採用する犯罪歴のある人が盗難する可能性があるから
言っているのではありません。
もし、貴重品を紛失したら真っ先に疑われるのはこの人だからだ」
と。