【パワハラ】上司の叱責がパワハラになるか?

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突然の申込を受けても慌てないために、「無期転換制度への備え方」セミナー
平成30年4月1日になってからでは遅い
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平成25年4月1日に労働契約法第18条(無期転換制度)が施行されました。
同制度は、有期労働契約が繰り返し更新されて通算5年を超えたときは、
その労働者の申込により、無期労働契約に転換できるというルールです。
施行日から5年となる平成30年4月1日以降、パートやアルバイトを含む
契約社員を雇用する企業では、無期転換申込権の権利行使が予想されます。
今から準備しましょう。
 講師:濱田勝則(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳  2017年10月18日号 VOL.3277
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借りたものを返すときに、好印象を残せるワザ
(続きは編集後記で)
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 【パワハラ】上司の叱責がパワハラになるか?
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
   A君のことで相談です。
中川:はい、何でしょう?
社長:A君は営業職として入社しました。
   最近、A君が総務部長に上司からパワハラを受けていることを
   理由に配転を希望してきました。
中川:どんなパワハラですか?
社長:A君は半年間一件も契約がとれていません。
   普通は3ヶ月もあれば契約が取れるのですが。
中川:で、入社後どの程度教育をしましたか?
社長:入社後2週間は教育しています。
   これは他の新入社員も同じです。
中川:で、どうしてパワハラというのですか?
社長:上司は一向に成績が上がらないので、毎日指導するように
   なりました。
   それがA君にとっては苦痛で、出社したくなくなると
   いうのです。
中川:どのような指導ですか?
社長:上司は普通に話しています。
   ただ、声が大きいです。
   それで恐怖感を持つようです。
   成績を上げていないので、叱責もあります。
   それをパワハラと言われてもと上司は困惑しています。
中川:殴ったりこづいたりしていませんか?
社長:それはありません。
中川:朝礼でみんなの前で恥をかかせるとか?
社長:それもありません。
   上司は普通の指導をしていると思います。
   だからパワハラを理由に配転の希望に応じることはできないと
   考えています。
   それでいいでしょうか?
中川:そうですね。
   詳細なことをお聞きしないと断定できませんが
   パワハラとは言いがたいですね。
   
社長:ところで、パワハラと指導の区分は紙一重ですね。
   どう考えたらいいですか?
中川:セクハラは定義がはっきりしてます。
   パワハラはそのような定義がありません。
   独自に基準を設定することになりますね。
社長:独自に基準を設定すると言っても、
   簡単ではありません。
   どうしたらいいのですか?
中川:仕事の範囲の指導、叱責であればよほどのことがなければ
   パワハラとはならないでしょう。
   時には叱責も必要ですから。
社長:よほどのこととは?
中川:たとえば朝礼時に土下座をさせるとか、丸坊主を命じるとか。
   あるいは、社員を無視する、仕事を与えない、
   いやがる酒席にむりやり誘うなのです。
   これは指導、叱責の範囲を逸脱していますね。
社長:A君については営業の資質がないと思います。
   本人の希望に添うのではなく配転をしようと思います。
(中川コメント)
パワハラは明確な基準がありません。
仕事に関係した指導、叱責であればパワハラとはなりません。
ただし、次のような業務命令は裁量権を逸脱したとして
会社の敗訴となりました。
管理職とけんかになり、炎天下、日よけのない踏切へ終日立たせ
監視する業務を命じのは使用者の裁量権を逸脱する
違法な業務命令と判断されました。
(JR西日本吹田工場事件 大阪高裁 平成15年3月27日)
    
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    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
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    編集後記      
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借りたものを返すときに、好印象を残せるワザ
社会生活を送っていると、ちょっとしたモノを借りたり、貸したりする
ことがよくある。
行く先を確認したくて「ちょっと地図貸して」ということもあるし、
打ち合わせ中、「ちょっとボールペン貸して」ということもある。
花粉症の季節に、
ポケットティッシュを分けてもらうこともあるだろう。
そんなとき、「できるだけ早く返す」というのは基本マナーだが、
借りる状況はさまざま。
借りた地図を持参して外出することもあるし、会議の流れでボールペンを
1日中借りっぱなしというのも考えられる。
ティッシュとなると、消耗品なので、元の状態では返せない。
そんなときは、ちょっと気配り。お礼の気持ちと共に「ちょこっとおまけ」を
付けて返してみる。
これは、某メーカーに勤めるBさんも実践している方法だという。
あるとき、一つ上の先輩から筆ベンを借りたときに、ちょこっとおまけを
付けて返した。
「ありがとうございました」の一言メモに添えて借りた筆ベンと
「袋入りのチョコ1個」をデスクの上に置いたところ、これが思った以上に
好評。
たった1個のチョコのおかげで、社内の居心地もぐっとよくなったのだとか。
いうまでもないが、ちょこっとおまけが喜ばれたのは、ちょこっと借りた
お礼の気持ちを伝えるのにちょうどいいバランスだからだ。
返される方の立場になってみればよくわかる。
筆ペンを借りたお返しが、のどアメまるまる一袋やチョコまるまる1箱では
「もらいすぎ」と感じる。
もっと高価なお返しをすれば、今度はお返しのお返しを気にし始め、
「かえって迷惑」になりかねない。
相手に負担のかからないおまけをつけることが、お礼の気持ちを素直に
伝えるポイントだ。
おまけの内容は、借りた期間やモノに応じてアレンジしていけばいいだろう。
(人間関係大事典 青春出版社刊より)
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