【歩合給】導入は不利益変更?

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「いろいろとお付き合いもあり保険にはたくさん入っているものの、何が
なんだかよくわからなくなった」という経営者にお目にかかる機会が少な
くありません。
本当に必要なのかと思いつつ、しかし誰に相談したらよいかわからないの
で、ついつい先送りしてしまいがちです。
先送りする理由は、複数の保険会社と付き合いがあり、どの保険会社に相
談したらよいかわからない、何が正しいのかよくわからない、といったと
ころでしょうか?
このセミナーでは、一般に複雑でわかりづらいと言われる生命保険の基本
や、生命保険税制についてわかりやすくお伝えします。
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発行者: 中川清徳  2017年1月22日号 VOL.3400
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感情に走らない
(続きは編集後記で)
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 【歩合給】導入は不利益変更?
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中川 こんにちは。
社長 こんにちは。
   営業から歩合給にして欲しいと言う要望があります。
   導入を検討しようと思いますが、注意することはありますか?
中川:あります。
   不利益変更になる可能性があります。
社長:従業員が希望しているのですがそれでもですか?
中川:営業の関係者全員からの希望ですか?
社長:一部の人の要望です。
   成果を出したらそれなりに報いられる賃金制度でないと
   ヤル気が起きないというのです。
中川:不利益変更になるかどうかは歩合給の仕組み作りにあります。
   歩合給を導入すると従来よりは高い給料になる人もいるでしょう。
   逆に低くなる人もでるでしょう。
社長:そうですね。
   人にもよるでしょうが、同一人物でも月々の営業成績によっても
   高くなったり低くなったりします。
中川:そこが不利益変更になる可能性があるのです。
   高くなる分には問題ありません。
   低くなる場合が問題なのです。
社長:そんなことを言っていては歩合給は導入できません。
   低くなるのは努力していないからです。
   自業自得です。
中川:たぶん、歩合給を要望している人は成績の良い人でしょう。
   成績がパッとしない人は歩合給を希望しないのでは?
社長:経営は戦いです。
   社員に緊張感をもって働いてもらわないと。
   世間は甘くないいとうことを実感させるためにも歩合給は
   効果があります。
中川:おっしゃるとおりですね。
   歩合給を導入した結果、全員が減収になることはありませんよね?
社長:それはなんともいえません。
   景気が悪化したり、全員が怠けていると可能性があります。
中川:全員が怠けるとは極端...。
   導入するときの注意点は給料が下がる場合の緩和軽減を
   することです。
社長:緩和、軽減とはどのようなことですか?
   甘やかしては意味がありません。
中川:導入してから6ヶ月間は給料が下がっても下げないとか
   6ヶ月間は下がった金額の半額は保障するとかです。
社長:うーん。
   そうですね。
中川:それから、歩合給の決め方ですが、単月では
   アップダウンが激しすぎる場合があります。
   そのような場合は3ヶ月平均の歩合給にするなども
   検討しましょう。
社長:どうしてですか?
中川:お気に召さなければ単月でもいいです。
   申し上げたいのは、従業員は給料で生活しているのです。
   アップダウンが激しすぎると生活が安定しません。
社長:一理ありますね。
   それを含めて検討します。
(中川コメント)
歩合給の導入は従来の給料より下がる可能性がある場合は不利益変更と
なります。
しかし、下がる程度が大きくなければ不利益変更は大きな問題には
なりません。
導入してしばらくは緩和策や軽減策を取り入れるべきでしょう。
なお、対象従業員(今回の事例では営業関係者)の同意が必要です。
歩合給を導入している会社が業績が良いとか限りません。
歩合給を導入したら同僚との協調性が低くなった会社もあります。
歩合給の導入は慎重にしましょう。
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    編集後記      
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感情に走らない
どんな感情も、こちらが呼ぶから応じて出てくるのだ。
一度かっとなると、どんな立派な理屈もまった<役に立たず、
それどころか、かえってためにならないことが多い。
怒りをあおる、すべての可能性を思い出させるからである。
こうしたことを知っていれば、戦争の恐れがいつまでたってもなくなら
ない一方で、かならず避けることもできるということかわかる。
感情に走っておびえると、もしそれが広がれば、どんなにささいな理由で
あろうと、かならず戦争になってしまう。
感情的になりさえしなければ、とんな埋由であれ戦争はかならず
避けられるのである。
(アランの幸福論 ディスカバー刊)
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