【今月の経営格言】永守重信(日本電産株式会社創業者)

◆─────────────────────────────────◆
 ■長時間残業対策セミナー
   【東京】  3/14(水)
  13時30分~16時30分 場所:東京都 銀座 
        受講料 24,000円(税別)  
    http://nakagawa-consul.com/seminar/087.html
◆─────────────────────────────────◆
過労死事件が続発しています。
長時間残業は大きな問題だと思いつつ、その解決を先送りしていませんか?
「ノー残業デー」では効果は一時的なものです。
長時間残業を減らす具体的な方法をご提案します。
お申し込みは下記からお願いします。
→  http://nakagawa-consul.com/seminar/087.html
☆★☆――――――――――――――――――――――――――――――
社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳  2017年3月12日号 VOL.3467
―――――――――――――――――――――――――――――――――
デパートの売り場にデパートの社員はいない?
(続きは編集後記で)
◆──────────────────────────────◆
【今月の経営格言】永守重信(日本電産株式会社創業者)
◆──────────────────────────────◆

 『私と同じ経営ができる人材に育成するのが最大の仕事だ』
          
   永守重信(日本電産株式会社創業者)
   出所:「日経産業新聞(2018年2月16日付)」
         (日本経済新聞社)
      
――――――――――――――――――――――――――――
冒頭の言葉は、
「組織として守っていくべきものを伝承することが
  経営者の仕事である」
ということを表しています。
2018年2月、永守氏は社長の座を副社長の吉本浩之(よしもと
ひろゆき)氏に譲ることを発表しました。永守氏は引き続きCEO
として経営の根幹を担うものの、今後数年間かけて吉本氏に権限
を委譲していく計画です。
日本電産は「カリスマ経営者」と評される永守氏の経営手腕に
よって高い成長率を維持してきただけに、永守氏がいつ事業承継
を決断するのかということに大きな注目が集まっていました。
それがいよいよ実施されたわけです。
永守氏は、吉本氏を「自分と同じ経営ができる人材」に育てよう
としています。ただし、これは自分のコピーを作るということで
はなく、企業経営で重要となる根本的な認識を深く共有するという
ことであり、そこから先は吉本氏の手腕に任せていくという意味で
あると考えられます。
では、永守氏が経営で重視している根本的な認識とは何なので
しょうか。それは、次に紹介する3大経営手法と呼ばれるものです。
「『井戸掘り経営』『家計簿経営』『千切り経営』が3大経営手法
である」
まず「井戸掘り経営」とは、井戸を掘っても水をくみ上げ続けな
ければ、新しい水が湧き出てこないことにたとえ、改革・改善の
アイデアを常に出し続けるという手法です。次に「家計簿経営」
とは、家計を預かる主婦のように、収入が少なくなれば食費を
節約するが、教育費のような将来に向けた投資もおろそかにし
ないという意味であり、身の丈に合わせた収支計画を立てると
いう手法です。最後の「千切り経営」とは、何か問題が起きたら
それを小さく切り刻んで、問題を解決する突破口を見つけるとい
う手法です。
こうした経営に対する根本的な認識は、日本電算の経営幹部から
入社1年目の社員にまで根付いています。その背景には、「耳に
タコができて、そのタコにまたタコができるくらいまで言い続け
る」という永守氏の姿があります。また、実際に問題が起きたとき、
永守氏は「千切りで考えてみろ」と問題解決を社員に実践させる
ことで、組織の経験値を高めています。
3大経営手法とは、いわば「骨格」であり、日々の活動を行う際
の指針になるものです。そして、実践を繰り返すことで鍛えられ、
筋肉が付いてきます。社員に立派な骨格と、筋肉を付けるために
必要な訓練の機会を与えるのは経営者の仕事です。永守氏は吉本
氏が経営者としてふさわしい体つきになったと感じたのでしょう。
こうして根本的な認識の共有、つまり素晴らしい骨格と筋肉を
持つ社員が出てくれば、後は本人の自由な発想に任せて可能性
を引き出せばよいのです。これによって企業は大切な価値観を
伝承しつつ、新たな取り組みにチャレンジすることができるの
です。
【本文脚注】
本稿は、注記の各種参考文献などを参考に作成しています。本稿
で記載している内容は作成および更新時点で明らかになっている
情報を基にしており、将来にわたって内容の不変性や妥当性を
担保するものではありません。また、本文中では内容に即した
肩書を使用しています。加えて、経歴についても、代表的と思わ
れるもののみを記載し、全てを網羅したものではありません。
【経歴】
ながもりしげのぶ(1944~)。京都府生まれ。
職業訓練大学校(現職業能力開発総合大学校)卒。
1973年、日本電産株式会社(本稿では「日本電産」)設立。
【参考文献】
「日経産業新聞(2018年2月16日付)」
(日本経済新聞社、(2018年2月)
「日本電産 永守重信が社員に言い続けた仕事の勝ち方」
(田村賢司、日経BP社、2017年11月20日)
「日経ビジネス(1837)」
(日経BP社、2016年4月)
(中川コメント)
 本日の記事は弊社が有料会員となっている「中小企業福祉事業団」の
ビジネスリポートの記事を転載しました。
─────────────────────────────────
 「ガラッと賃金一新セミナー」2018  
      【Webセミナー岩手県版】平成30年3月17日(土)13時30分~16時30分
      【東京】平成30年3月19日(月) 13時30分~16時30分    
      【Webセミナー関西圏版】平成30年3月28日(水)13時30分~16時30分
      【東京】平成30年4月5日 (木) 13時
30分~16時30分
      【東京】平成30年4月13日(金) 13時30分~16時30分
    http://nakagawa-consul.com/000057.html
─────────────────────────────────
◆─────────────────────────────────◆
    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
◆─────────────────────────────────◆
ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています。
→ http://form.mag2.com/stewiobour
◆─────────────────────────────────◆
    編集後記      
◆─────────────────────────────────◆
デパートの売り場にデパートの社員はいない?
百貨店という呼び名にふさわしく、デパートの売り場は化粧品から衣料品、
食料品までさまざまなジャンルの商品で埋め尽くされている。
ただし、売り場にはデパートを運営する会社の社員はあまりいないという。
じつは、売り場に立って客に商品を勧める販売スタッフは、その多くが
デパートに入っているテナントや、取り扱っている商品のメーカー
もしくは派遣会社などから派遣された社外の人間なのだ。
これはデパート業界ではよくあることで、実際に販売スタッフ専門の人材
派遣会社のホームページを見ると、派遣先の業種のひとつとして「百貨店
の仕事」というジャンルがある。
とはいえ、デパートにもれっきとした社員は存在する。
その社員たちはどこで何をしているかというと、売り場とは別の建物に
あるオフィスで人事や経理、販売企画や総務といった運営系の仕事に
就いていることが多い。
ほかにも、デパート業界の花形職種といわれるバイヤー、つまり商品の
仕入れを担当する社員や、外商として得意客を専門に回るのも主に社員が
担当する。
もちろん売り場担当の社員もいるが、販売スタッフとして客に接する
のではなく、売り場全体を見回るのが仕事だ。
巨大なデパートは、社内外のさまざまなスタッフによって支えられて
いるのである。
(「あの業界のタブー」より 青春出版 発行)
◆─────────────────────────────────◆
  賃金制度の診断をいたします 20万円(税別)+交通費等
◆─────────────────────────────────◆
賃金制度の診断をいたします。ご希望の方は下記からお申し込みください。
https://nakagawa-consul.sslserve.jp/service/wage_system.html
または、下記のご記入のうえ、そのまま返信してください。
*********** 申込み書***********************************
社 名
役職名
氏 名
郵便番号
所在地
電 話
******************************************************
◆─────────────────────────────────◆
    ご注意      
◆─────────────────────────────────◆
このメルマガは、わかりやすさを重視しています。
そのため、用語の使い方、表現の仕方等が不正確な場合があります。
むつかし法律条文をわかりやすく説明するために正確な表現を
犠牲にしています。正確な情報を記載しょうとすれば、お役所の文書と
同じになります。結局わかりにくい記事になり、役に立ちません。
正確な情報を期待される方には、その期待にお応えできません。
このメルマガを解除してください。
このメルマガ記事による損害賠償には一切応じられないことを申し添えます。
◆─────────────────────────────────◆
メールマガジン社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
☆発行責任者 有限会社中川式賃金研究所 所長 中川清徳
☆公式サイト http://nakagawa-consul.com
☆問い合わせ QWK01012@nifty.ne.jp
☆バックナンバー http://archive.mag2.com/0000283000/index.html
☆登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000283000.html
      
◆─────────────────────────────────◆