性同一性障害者による女性用トイレの使用制限に対する違法性

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[題名] オーナー会社のための「役員・幹部の賃金の決め方」セミナー
[対象] 中小企業経営者、総務部長、総務担当者
[料金] 28,000円(税別) 1社の参加人数不問
[講師] 中川清徳  中川式賃金研究所所長
[日時]  4月12日(火) 13時30分~16時30分(3時間)
5月17日(火) 13時30分~16時30分(3時間)

[申込] https://nakagawa-consul.com/seminar/045_web.html
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****「オーナー会社のための役員・幹部の賃金の決め方」********
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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る

発行者: 中川清徳  2022年3月16日 VOL.5165
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「無香料」化粧品なのに匂いがするものがあるのは、どうして?

(続きは編集後記で)

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性同一性障害者による女性用トイレの使用制限に対する違法性
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[事件]
性同一性障害者と診断された経済産業省の職員である原告X(戸籍
上の性別は男性、性自認は女性で、性別適合手術は受けていない)
が、同省の女性用トイレを自由に使用することができないことに
係る処遇の取消(第1事件)を求めるとともに、国(被告Y)に
慰謝料の支払い(第2事件)を求めた事件。

[一審](令和元年12月12 日東京地裁)
Xの女性用トイレに関する処遇を裁量権の逸脱・濫用であるとして
取消し、国に対して132 万円の慰謝料を認めた。
これを不服とするXとYはそれぞれ控訴した。

[二審](令和3年5月2 日東京高裁)
第1事件について、「性別の取り扱い変更の審判を受けていない
トランスジェンダーヘの性自認への対応につき、先例や指針もなく
対応が未知の領域の中で、経産省が関係者との対話と調整を通じて
決めたことや、周囲の女性社員の理解を求める形で説明会を開催
したことなどから、裁量権の逸脱や違法性はなく、経産省が漫然と
当該行為を行ったとは認められない」と棄却した。
第2事件については、Xの上司であるB室長の発言内容(なかなか
手術を受けないのであればもう男に戻ってはどうか)についての
違法性のみが国賠法上違法と評価された結果、慰謝料の認容額も
11 万円と大きく減額された。

(中川コメント)
トランスジェンダーとは、出生時に身体で割り振られた性が自身
の性同一性と異なる人々を示す総称です。

LGBT(レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシュアル
(Bisexual)の3つの性的指向と、トランスジェンダー(Transgen
der)という性自認の各単語頭文字を組み合わせた表現などの
セクシュアル・マイノリティ)の各国の割合

日本:約10.0%
アメリカ:約3.8%
イギリス:約2.0%
フランス:約7.0%
オーストラリア:約3.4%
ドイツ:11.0%
スペイン:14.0%
出典 https://jibun-rashiku.jp/column/column-1210

身近に、不当な差別を避けるためにカミングアウトしていない
トランスジェンダーがいる可能性があります。
遭遇した場合は真摯に対応しましょう。

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編集後記
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「無香料」化粧品なのに匂いがするものがあるのは、どうして?

「いつまでも美しくありたい」
そう思って、女性に限らず最近では男性も、化粧品を利用してい
るが、その化粧品がかえって肌トラブルを招くことがある。

その主原因は、原料臭を隠すためなどに使われている香料が、
人によって肌に合わないケースがあるからである。
そこで近年増えてきたのが、無香料の製品である。

香料が添加されていなければ、化学製品である化粧品は匂いが
しないはずだが、「無香料」の化粧品にも匂いのするものがある。

不思議にも思えるが、それらには、たいてい「変性アルコール」が
加えられている。

化粧品に配合されるアルコールには、エタノールと変性アルコール
の2種類がある。

そのうち、変性アルコールには、あらかじめ香料を含む変性剤が
使われているものがある。つまり、変性アルコールを使うと、
間接的に香料が混じることになる。

ところが、香料を直接添加しているわけではないので、表示上は
「無香料」を謳(うた)うことができるから、「無香料」と表示
されているのに、ほのかな匂いのする化粧品もあるというわけだ。

というわけで、本当に無香料の化粧品を使いたければ、成分に
香料だけでなく、変性アルコールも使われていないことを確認
する必要がある。

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