■雇止めは“更新しない”だけじゃ済まない?■

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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者のために語る!

発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2025年7月1日 Vol.6007
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■才能をひけらかさない人こそ人格者■
(続きは編集後記へ)

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■雇止めは“更新しない”だけじゃ済まない?■
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「更新しません」と伝えるだけで済むと思っていませんか?
実は、雇止めには“解雇と同様の慎重さ”が求められます。

ある中小企業では、勤続5年目のパート社員に対し、
業績悪化を理由に契約更新を行わないことにしました。
しかし、過去にも更新を繰り返しており、
しかも上司が「長く働いてもらえると助かる」と言っていたため、
社員側は当然に更新されると思っていたのです。

結果、雇止めは無効と判断され、トラブルに発展しました。

有期契約の更新時には「更新上限を明記」し、
「更新理由や判断基準」も契約書に記載しておくことが大切です。
また、実際の更新手続きも形だけにせず、
労働者との面談や書面確認などを丁寧に行いましょう。

「契約書に上限を書いていれば安心」と思いがちですが、
実際には説明の有無や更新時の対応も重要です。

まずは、自社の契約書と運用の実態を照らし合わせてみましょう。
「うちは大丈夫かな?」と思った今が見直しのチャンスです。

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編集後記
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■才能をひけらかさない人こそ人格者■

人格者と呼ばれる人には共通する2つの特徴がある。
一つは、誰に対しても公明正大であり、思考や価値観
を常に明白に示すこと。自分の考えを曖昧にせず、
誰にでも一貫した姿勢で接する人は信頼を得やすい。
もう一つは、自分の才能をひけらかさないことだ。
能力を誇示するのではなく、静かに深く備えている。
人に見せつけるようなパフォーマンスを避け、
その力を必要な場面で自然に発揮する。
真に信頼される人とは、自分を飾らずに実力で語れる
人である。安易な目立ち方に流されず、誠実さを軸に
行動できる人が、人格者と呼ばれるにふさわしい。

出典:『菜根譚』(祐木亜子訳/ディスカバー刊)

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