老親介護を理由に管理職への昇進を拒否する
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年
人事労務畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が
中小企業経営者のために語る
発行者: 中川清徳 2024年2月10日 VOL.5501
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怒った大名をなだめた「知恵伊豆」の機転
松平信綱
続きは編集後記で
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老親介護を理由に管理職への昇進を拒否する
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Q
老親介護を理由に管理職への昇進を拒否されました。
業務命令違反で懲戒処分をしたいのですが、できますか。
A
[結論]
状況によっては懲戒処分はできません。
[理由]
管理職への昇進が老親の介護が困難となる可能性があります。
[補足]
業務命令は従わなければなりません。ましてや、管理職への
昇進は会社の重要事項です。
しかしながら、管理職に昇進することで老親の介護が著しく
困難になる場合、業務命令違反として懲戒処分をすることは
権利の乱用となります。
[中川コメント]
家族の介護をしている社員に片道2時間以上かかる職場への
配転命令を出したことは、通常甘受すべき程度を著しく
超えた不利益で、権利の乱用とされた判例があります。
(NTT西日本[大阪・名古屋配転] 事件大阪地裁平19.3.28判決
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編集後記
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怒った大名をなだめた「知恵伊豆」の機転
松平信綱
徳川三代将軍・家光、四代将軍・家綱に仕えた伊豆守松平信綱
は「知患伊豆」と形容されるほど頭の回転の早い男だった。
ところが頭の切れる人は凡人とは違う悩みがあるらしい。
「自分は、周囲に冷たい人間という印象を与えてないだろうか?」
などということを気にしていた。そこで、理詰め一辺倒はやめ
て、やんわりとその場の空気をなごませる術を用いるように
なった。
このあたりも「知恵伊豆」と呼ばれる所以である。
あるとき、諸大名が集い能見物が催された。当時の信綱の立場は、
いわば中間管理職。周囲の空気に常に気を配っていなくてはなら
ない立場だ。
ところが、席次をめぐってちょっとしたトラブルが発生。
大番頭より上座に大目付の席札があったというので、大番頭の
機嫌を損ねてしまったのだ。自分の座る席を一瞥すると、顔色
を変えて立腹。「どうして自分の方が大目付より下なのか、
なぜだ?」というわけだ。当時は、今以上に格式の順番にこだ
わっていたはず。険悪なムードが漂う。
そこに信綱がやって来た。中間管理職としては気を揉むこの
場面だが、こんなときこそ知恵の見せ所である。
「目付けは方々を見回る役だから、座る場所は決まっていないん
です。あるときは老中の上にも座るし、まだあるときは老中の
下にも座ります」そう言って、やんわりととりなした。
老中といえば、江戸幕府最高職の下に属する要職。大目付は、
その老中の上にも下にも座ると言われれば、大番頭も納得せざ
るを得ない。
信綱が機転を働かせたことで、大番頭の機嫌は見る見る直って
いき、険悪なムードはたちまち緩和された。
とくに中間筈理職には、こうした頭の柔らかさと知恵が求められる。
知恵がなければ上司にも部下にも評価されない。その壁を通過して
初めてリーダーの一員になれるのだ。
(人間関係大事典 青春出版社刊より)
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