■初任給が上がるほど不満が増える理由とは■

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中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!

発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2026年4月24日 Vol.6311
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■60歳以降の給料、何を基準に決めていますか■
慣例を否定せず、今の制度をどう整理すべきかを考えます
https://nakagawa-consul.com/seminar/051_web.html

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■観音の微笑みは見る人の心を映す■
(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)

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■初任給が上がるほど不満が増える理由とは■
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「最近の新入社員のほうが給料が高い…」
そんな声、現場で聞くことはありませんか?

採用を考えれば、
初任給の引上げは自然な流れです。

人手不足や物価上昇もあり、
企業としては当然の判断ともいえます。

しかし一方で、
既存社員の中にモヤモヤが残る。

これは多くの会社でよくある悩みです。

実はその不満、
金額そのものではないことが多いのです。

「なぜこの差があるのか」
ここが見えないことが問題なのです。

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Q.若手の初任給が高いと不満は出ますか?

A.出る可能性はありますが、
問題は金額より「理由」です。

若手確保のため、という説明だけでは
納得しきれない場面があります。

特に、
すでに戦力になっている社員ほど、

「自分はどう評価されているのか」

この疑問を持ちやすいのです。

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Q.では既存社員の給料も上げるべきですか?

A.一律に上げることが
最適とは限りません。

人件費の制約もあり、
現実的には難しいケースも多いです。

むしろ大切なのは、
評価の考え方を明確にすることです。

「何を評価しているのか」
「どうすれば上がるのか」

ここが見えることで、
納得感は大きく変わります。

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例えば、ある会社では
こんな工夫をしました。

勤続年数に応じて
役割や裁量を広げる仕組みを導入。

さらに、
長く働いた社員に対して

休暇や研修の機会を
段階的に増やしていきました。

すると社員からは、

「ここで積み上げる意味がある」

という声が増えていきました。

給与だけでなく、
時間の価値を感じられるようになったのです。

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【ワンポイントアドバイス】

初任給の説明は
「外の理由」だけでなく、

「社内の評価の軸」と
セットで伝えることが大切です。

これだけで、
受け止め方は大きく変わります。

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Q.長く働くメリットはどう伝えればいいですか?

A.制度として「見える化」することです。

例えば、

・勤続年数に応じた休暇
・研修機会の拡大
・資産形成の支援

こうした仕組みを用意することで、

「続けるほど有利になる」

というメッセージが伝わります。

言葉だけでなく、
制度で示すことがポイントです。

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今の時代、
給与は以前よりも見えやすくなりました。

求人情報もすぐに比較されます。

だからこそ、
小さな差が気になりやすいのです。

ただ、その裏側には

・経験の積み重ね
・顧客対応の力
・社内のノウハウ

といった、
目に見えない価値があります。

これをどう伝え、
どう評価するか。

ここが問われています。

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初任給を上げること自体は、
間違いではありません。

むしろ必要な対応です。

ただ、それだけでは
組織のバランスは保てません。

「ここで働き続ける意味」

これをどう設計するかが
これからのポイントになります。

少し立ち止まって、
自社の評価の軸を見直してみませんか。

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■採用条件の現在地を数字で確認しませんか■
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初任給や休日の水準を整理し、自社の位置を落ち着いて見直せます
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ChatGPT Image 2026年2月23日 11_28_57

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【本からの気づきメモ】
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■観音の微笑みは見る人の心を映す■

静かに微笑んでいるように見える観音像。
見る側がそう感じるためともいわれています。
自分の寂しさを、やさしく受け止めてくれる
そんな存在として人は観音を見つめます。
一人で立つ孤独を感じるとき、その寂しさを
観音はそっと微笑み返してくれるのです。
人は天と地の間に立つ存在として生きている、
そんな静かな気づきを与えてくれます。

 

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