【パワハラ】1000万円以上の損害賠償となった
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2012年2月5日号 VOL.1040
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インクのブルー・ブラックは青と黒の中間色?
(続きは編集後記で)
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【パワハラ】1000万円以上の損害賠償となった
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
最近、パワハラの記事をよく見ますね。
厚生労働省もパワーハラスメントの定義と対策を発表しましたね。
中川:そうですね。
最近急増していますからね。
社長:どのくらい増えているのですか?
中川:職場のいじめなどの相談件数が
平成14年 6,627件 相談全体に対する割合 5.8%
平成22年 39,405件 13.9%
8年間で約6倍です。 相談全体に対する割合も倍以上になっています。
社長:増えていますね。
ところで何か裁判事例はありませんか。
中川:たくさんあります。
一つの事例として川崎市水道局事件を説明します。
社長:へえ、公務員でもパワハラがあるのですね。
中川:はい。
事件の概要は次のものです。
川崎市水道局に勤務していたAさんに対して、上司である工事用水課長ら
が「何であんなのがここにきたんだよ」とか、当時社会問題化していた
オウム真理教問題に絡めて「むくみ麻原」「ハルマゲドンがきた」など
の言葉を執劫に繰り返して、Aさんを精神的に追い詰める職場いじめをし
たというものです。
欠勤がちになっていたAさんが職場の合同旅行会に参加した際、主査から
ナイフをちらつかせた脅しも受けたにもかかわらず、周囲にいた課長や係
長もこれを静止することなく、むしろ同調して大声で笑うなどしたため、
Aさんはさらに精神的・身体的に追い詰められて自殺したというのが事案の
概要です。
社長:本人の能力の問題があったのでしょうね。
でも、自殺をしたのですか。
行き過ぎですね。
中川:人間のダークな部分ですね。
社長:で、裁判ではどうなったのですか?
中川:逸失利益、慰謝料、弁護士費用として1173万円の損害賠償の支払いを
認めました。
社長:その損害賠償は誰が払うのですか?
中川:川崎市です。
社長:いじめをしたのは上司でしょう?
どうして川崎市が払うのですか?
中川:川崎市には安全配慮義務があるのです。
精神的に追い込むような職場環境を作っているからダメなのです。
社長:ということは、会社内で起こったいじめは会社責任となるのですね?
中川:そうです。
セクハラと同じようにパワハラ対策をする必要があります。
社長:そうですね。
中川さん、手伝ってもらえますか?
中川:はい、よろこんで。
(中川コメント)
本日の判例は「川崎市水道局事件 平成15年3月25日 東京高裁判決」
の事例です。
詳しくは下記をご覧ください。
より具体的ないじめの実態が分かります。
http://www.ijimebuster.jp/hanrei/h15-3-25.html
今日はここまで。では、またあした。
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弊社の主力商品である賃金制度、一般公開セミナーをほぼ毎月開催していま
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編集後記
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インクのブルー・ブラックは青と黒の中間色?
万年筆のインクに赤などの他に、ブルー・ブラックという色があります。
これは青と黒の中間色ではありません。ブルー・ブラックで書いた文字は、
書き始めのときは青い色をしていますが、時間がたつにつれて、だんだん
黒っぽい色に変化していきます。つまり、時間とともに青から黒に変化す
るのでブルー・ブラックなのです。
このインクの製法は次のようなもので、まずタンニン酸水溶液に硫酸第
一鉄を加えて、タンニン酸第二鉄の黒い沈殿ぞとります。次に、そこにそ
の反応を抑える硫酸を加えて青い色素で着色します。すると、書いた直後
はその青い色素の色ですが、水分が蒸発するにつれて黒いタンニン酸第二
鉄の色があらわれてくるのです。このため、インクの色が、ブルーからブ
ラックへと変化していくわけです。
(おもしろ雑学552 刑部澄徹編著より)
では、また明日お会いしましょう!!
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