「大変な目標だ だからこそ、チャレンジするんだ」

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2013年6月30日号   VOL.1551
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[ジャック・ウェルチの名言・格言|
             会社での仕事は結局2つの目的に分けられる]

(続きは編集後記で)

 

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 「大変な目標だ だからこそ、チャレンジするんだ」(*)  
  出所:「本田宗一郎語録」(小学館)

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「どんなときも、自分を鼓舞し、あえて大きな目標に挑戦しなくてはなら
ない」ということを表しています。

 1946年、小さな町工場としてスタートした本田技研は、1951年には初の
本格的なオートバイ「ドリームE型(1949年に発売された「ドリームD型」
を改良したもの)」を、翌1952年には、自転車の小型軽量エンジン「カブ
F型」を発売しました。この2つの製品は、発売直後から爆発的に売れまし
た。ドリームE型とカブF型の大ヒットを受け、本田氏は海外から最新鋭の
工作機械を購入することにしました。

その工作機械は、当時の金額で4億円を超える非常に高額なものでしたが、
本田氏はさらなる製品の品質向上を図るべく、購入を決断しました。

 こうして、飛躍していた本田技研の前に、やがて大きな試練が立ちはだ
かります。改良によって生じた不具合から、本田技研を支えてきた主力製
品ドリームE型とカブF型の売れ行きがぴたりと止まってしまったのです。
この影響で、本田技研の業績は大きく低迷してしまいました。その上に、
高額な工作機械の代金の支払いも重なり、本田技研は深刻な経営危機に直
面することとなります。

 このため、社内には、会社の将来を不安視する雰囲気が蔓延しました。
しかし、こうした中、本田氏は、英国で開催されるオートバイレース「マン
島TTレース」への出場を宣言しました。マン島TTレースは、欧米各国のトッ
プレーサーが出場する世界最高クラスのレースです。

 本田技研の存続さえ危ぶまれる状況でのこの宣言に、多くの人々が驚愕
しました。しかし、本田氏は「世界的なレースで優秀な成績を上げない限
り、本田技研の技術の優秀さを広く知らしめ、世界のオートバイ市場のシ
ェアを奪えない」と考え、専門の研究部を設け、マン島TTレース出場に向
けて技術開発に本格的に取り組みました。

 本田氏がマン島TTレースの出場に専念できた陰には、本田氏の唯一無二
のパートナーである藤澤武雄(ふじさわたけお)氏の助力もありました。
技術を担当する本田氏に対し、藤澤氏は経営・営業面で本田氏をサポート
していました。藤澤氏は、本田技研が苦境に立たされている中、資金繰り
に奔走し、会社を支えていたのです。

 その後、本田技研はなんとか危機を脱することができ、本田氏はさらに
レース出場に向けての研究に専念しました。そして、1959年、本田技研は
ついにマン島TTレースに出場することとなります。本田技研チームは健闘
し、初出場ながら「チーム賞(チームのタイムの合計が最も低いチームに
与えられる賞)」を獲得するという快挙を成し遂げました。その後も本田
技研は世界のオートバイレースに出場を重ね、1961年のマン島TTレースで
は2クラスで1位から5位を独占するという圧倒的な勝利を収めました。こう
して、本田技研は名実ともにオートバイの世界でトップの座を獲得するこ
ととなりました。

 1954年、マン島TTレース出場宣言を行った際、本田氏は次のように語って
います。

「全従業員諸君!本田技研の全力を結集して栄冠を勝ちとろう。本田技研
の将来は一にかかって諸君の双肩にある」(**)

 本田氏がマン島TTレースへの出場を宣言したとき、本田技研は世界では
まだ無名のアジアの一メーカーにすぎませんでした。しかも、当時本田技
研は大きな苦境に立っていました。こうした中、本田氏は「会社が苦境に
立たされているこのときこそ、あえて高い目標を掲げ、それを目指して全
社を挙げて危機を乗り切ろう」と考え、従業員を鼓舞するべくマン島TTレ
ース出場を宣言したのです。

 人は、苦境に陥ったとき、ともすれば気分が沈み、「ずっとこの状況が
続くのではないか」「もうここから立ちあがれないのではないか」など後
ろ向きの発想にとらわれがちです。しかし、後ろを向いていたら、そこか
ら立ちあがることはできません。苦境に陥ったときこそ前を向き、さらな
る高みを目指さなくてはなりません。苦境にあって昂然(こうぜん)と顔
を前に向けるしたたかさこそが、経営者には必要なのです。

【本文脚注】
本稿は、注記の各種参考文献などを参考に作成しています。本稿で記載し
ている内容は作成および更新時点で明らかになっている情報を基にしてお
り、将来にわたって内容の不変性や妥当性を担保するものではありません。
また、本文中では内容に即した肩書を使用しています。加えて、経歴につ
いても、代表的と思われるもののみを記載し、全てを網羅したものではあ
りません。

【経歴】
ほんだそういちろう(1906~1991)。静岡県生
まれ。二俣尋常高
等小学校卒。1946年、本田技術研究所(現本田技研工業株式会社。本稿で
は「本田技研」)設立。

【参考文献】
(*)「本田宗一郎語録」(本田宗一郎研究会(編)、小学
館、1998年8月)(**)「一冊でわかる!本田宗一郎 『世界のホンダ』
を創り上げた男の
『挑戦の軌跡』」(梶原一明(編著)、PHP研究所、200
9年10月)
「定本本田宗一郎伝 飽くなき挑戦 大いなる勇気」(中部博、
三樹書房、2001年5月)「本田宗一郎 夢を力に 私の履歴書」(本田宗
一郎、日本経済新聞社、2001年7月)

以上(2013年6月作成)

※上記内容は、本文中に特別なことわりがない限り、2013年5月時点のもの
であり、 将来変更される可能性があります。

(中川コメント)

 本日の記事は弊社が有料会員となっている「中小企業福祉事業団」の
ビジネスリポートの記事を転載しました。

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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では、また明日お会いしましょう!!

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