宮崎駿

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【新企画】「オーナー会社の幹部の処遇」と「退職金制度見直し」セミナー 
   10月17日(木)13時20分~16時45分 会場:東京都・銀座
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第1部 「オーナー会社のための役員・幹部の処遇のコツ」
    講師:中川清徳

    "オーナー会社における従業員幹部"の処遇に関して講師が独自に
    調査した結果を元に、その処遇の仕方と留意点について実践的に解
    説します。

第2部 「退職金制度の見直し方」  
    講師:濱田勝則(社会保険労務士・プルデンシャル生命保険在籍)

    濱田講師は厚生年金基金に強い方です。退職金制度の見直し方に独
    自のお考えがあり大変参考になります。

詳しくは(セミナー申し込みもできます)

→→  http://nakagawa-consul.com/seminar/067.html

 

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2013年9月15日号   VOL.1629
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[稲盛和夫の名言|非情でも大善を成すことの大切さ]

(続きは編集後記で)

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 宮崎駿

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『野心がなければ話にならない。自分の影響力や、表現力を
    広げたいと思わなくては駄目なんですよ。自分の持ち分の
    中だけで、キチンとやることができれば、それで良いと
    思っている人間が増え過ぎている。』

  出所:「折り返し点 1997~2008」(岩波書店)
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冒頭の言葉は、

「現状に満足することなく、常に向上心を持って仕事に取り組む
  ことが良い作品(商品やサービス)を作るためには必要である」

ということを表しています。

宮崎氏は大学を卒業後、1963年に東映動画にアニメーターとして
入社しました。現在では、日本を代表するアニメーター・映画
監督として知られる宮崎氏ですが、自己流でデッサンなどはして
いたものの、大学では経済学を専攻するなど、アニメーターと
なるまで本格的に美術の基礎を学んだ経験はありませんでした。
そもそも、宮崎氏は元々関心のあった漫画家にはなれそうにも
ないという消極的な理由からアニメーターになることを選び、
東映動画に入社後もチャンスがあれば漫画家を目指したいという
思いを抱いていました。そのため、入社後しばらくはアニメー
ターの仕事に熱心に取り組むこともありませんでした。

入社2 年目の頃、宮崎氏にとってアニメーターとしての転機と
なる出来事が訪れました。それは「雪の女王」というロシアの
アニメーション作品との出合いでした。宮崎氏はこの作品を見た
際、アニメーションでさまざまなことが表現できるという点に
衝撃を覚え、アニメーターとしての仕事に真剣に取り組もうと
考えるようになりました。

とはいえ、宮崎氏が当時制作していた作品と「雪の女王」との
クオリティーの差は歴然としていました。宮崎氏はどうすれば
「雪の女王」のような素晴らしい作品を制作することができる
のだろうかと悩みながらも、解決策を見いだせないまま、次回
作の制作に取り組みました。

しかし、熱心に制作に取り組んだにもかかわらず自分のイメージ
するような作品を仕上げることができませんでした。このとき、
宮崎氏は自らのアニメーターとしての腕を磨かなければ、よい
作品を制作したいという強い思いがあっても、イメージ通りの
作品を制作することはできないことを痛感しました。

宮崎氏はこの挫折を契機として、次のような姿勢で仕事に取り
組むようになりました。

「とにかく、全力投球をすること、どんなつまらない仕事でも
 何かを発見して、少しでも前進すること。そうしないと、
 本当に大事な仕事に出会った時、力を発揮できないんです。」

アニメーションは、作品の芸術性や娯楽性だけでなく、興行収入
や観客動員数などの面でも評価されるシビアな世界です。こう
した世界にあって、宮崎氏は周囲からの期待やプレッシャーなど
に屈することなく、結果を出し、高い評価を得てきました。

厳しい環境に身を置きながらも、結果を出してきた宮崎氏の制作
活動の原動力となったのは、「自分の影響力や、表現力を広げ
たい」という野心だといえます。

野心と聞くと、ネガティブなイメージを抱くかもしれません。
しかし、その言葉には「大きな飛躍を望んで、新しいことに
取り組む」という自身の成長を促すポジティブな意味も含まれ
ます。宮崎氏の野心とは、「アニメーター・映画監督として
成長したい」という、向上心とも言い換えることができるで
しょう。

向上心とは、実現したいと強く願う目標から生まれるもので
あり、向上心を持つことによって、理想と現実とのギャップが
明らかになります。向上心には、理想を目指す原動力となり、
努力する自らの背中を後押ししてくれる力があります。

宮崎氏のように、厳しい環境に置かれても結果を出してきた人は、
長いキャリアを経てもなお、野心ともいえる強い向上心を持ち
続けていることに加えて、単に向上心を抱くだけでなく、それを
実際の行動に落とし込んで自身の成長につなげています。職業
やキャリアを問わず、こうした強い向上心は誰にでも必要と
されるものでしょう。

多くの経営者は、実現したい目標を持っているはずです。しかし、
どれほど強くその目標について思い、行動に移しているでしょ
うか。創業時や経営者就任時には、強い向上心を持って目標に
向かっていても、経営が安定してくると、目標に向かって努力
する重要性を理解している一方で、野心ともいえる強い向上心
をともす炎は小さくなっていないでしょうか。宮崎氏の言葉は、

身の目標と向き合い、向上心の炎を燃やす重要性について
教えてくれるものだといえるでしょう。
 
【本文脚注】
本稿は、注記の各種参考文献などを参考に作成しています。本稿
で記載している内容は作成および更新時点で明らかになっている
情報を基にしており、将来にわたって内容の不変性や妥当性を
担保するものではありません。また、本文中では内容に即した
肩書を使用しています。加えて、経歴についても、代表的と思わ
れるもののみを記載し、全てを網羅したものではありません。

【経歴】
みやざきはやお(1941~)。東京都生まれ。学習院大学卒。
1963年、東映動画株式会社(現東映アニメーション株式会社。
本稿では「東映動画」)入社。1985年、スタジオジブリ(現
株式会社スタジオジブリ)設立。

【参考文献】
「折り返し点 1997~2008」
(宮崎駿、岩波書店、2008年7月)
「出発点 1979~1996」
(宮崎駿(著)、スタジオジブリ(編)、岩波書店、1996年7月)

 

(中川コメント)

 お役に立てば幸いです。

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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[稲盛和夫の名言|非情でも大善を成すことの大切さ]

小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり。
大義を背負ったときに、人間は一番強くなれる。

では、また明日お会いしましょう!!

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