【退職勧奨】協調性がなく勤労意欲が乏しいので辞めさせたい

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2014年4月18日号   VOL.1855
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心の眼を磨け 心の筆で描け 服部良一(作曲家)

(続きは編集後記で)

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【退職勧奨】協調性がなく勤労意欲が乏しいので辞めさせたい

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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   Aさんについて相談です。

中川:はい、なんでしょうか?

社長:Aさんは協調性がなく、勤労意欲も乏しいのです。
   同僚からはAさんを辞めさせて欲しいと言っています。
   どうしたらいいでしょうか?

中川:社長はどう思います?

社長:うーん。
   ここだけの話ですが辞めて欲しいです。
   しかし、協調性がない、勤労意欲が乏しいという理由では解雇は
   ムリでしょう?

中川:訴訟になったら会社が負ける可能性が高いですね。

社長:あきらめるしかないですね。

中川:Aさんに話しかけたらどうですか?

社長:「解雇するぞ!」とですか?

中川:それは恐すぎます。
   もっと穏やかに。

社長:どんな風にですか?

中川:Aさんと会議室などで話します。
   「Aさん、同僚から協調性がない、やる気がないと言われて
    いるのを知っているか?」というように穏やかに。

社長:Aさんはどう答えるでしょうか?

中川:そうですね。
   たとえば「なんとなく気がついて言います」
   とか。

社長:それに対しては?

中川:社長だったらどう言いますか?

社長:うーん。
   「このまま働き続けるのは大変だろう」
   というように言います。

中川:Aさんが「そうでもないですよ」と答えたら?

社長:「傍(はた)から見ていると、ますます同僚がAさんを遠ざ
   けるような気がするよ」と言います。

中川:Aさんが「社長、解雇するつもりですか?」と聞いてきたら?

社長:「そんなつもりはないよ。でも、このまま当社にいても
    大変だと思うから言っているのだ」とか言うでしょうね。

中川:そうですね。
   そこでもう一押ししたらどうですか?

社長:どんな風に?

中川:「会社を辞めて自分にあった会社を探したほうがいいのでは?」
   というように。

社長:そこまで言われたら辞めるでしょうね。
   辞めたらこれは解雇ですか?

中川:いいえ、退職勧奨です。
   解雇は会社に決定権があります。
   退職勧奨は本人に辞めるか辞めないかの決定権があります。
   だから、解雇ではありません。

社長:辞めなかったら?

中川:解雇は難しいです。

社長:では、そのまま雇用を継続するのですか?

中川:そうなります。
   
社長:Aさんがどうでるか分かりませんが話し合ってみます。

中川:そうですね。

(中川コメント)

 日本では解雇はとても難しいです。解雇するだけのちゃんとした
理由を証明できなければ裁判で負けるからです。
解雇のトラブルは残業未払と並んで多いです。

 解雇はよほどのことがない限り避けるべきです。

 本日のように退職勧奨をすることは解雇ではありません。
したがって、退職勧奨により退職をしても解雇とななりません。
ただし、退職勧奨をするときに感情的になったり威圧的になったら
解雇と言われる可能性があります。

 退職勧奨は穏やかに話しましょう。

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    編集後記      
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心の眼を磨け 心の筆で描け 服部良一(作曲家)

 大正十一年の文章日記二月の作家語録を見て感動、作曲を志した。
シューベルトの歌曲に夢中になり、歌は心で、曲はハートで描くものと
信じ、自らの心眼心鏡に魂を打ち込んだ。

「自分の胸を打たない曲に、どうして聴衆が感動するものかと、音楽の
神秘さに耳を傾け、ただ一途に音楽生活五十年を生き続けて来ました。

(人生をひらく100の言葉 PHP刊より)

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