【過労死】過労死等防止対策推進法
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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2014年7月3日号 VOL.1932
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居酒屋のはじまりは?
(続きは編集後記で)
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【過労死】過労死等防止対策推進法
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長時間労働による過労死や過労自殺防止を目的とした「過労死等防止対
策推進法」が6月20日に成立しました。なお、法律施行は公布後6ヶ月以内
とされています。
◇過労死の概要と原因
過労死とは、仕事による過労やストレスが原因となって、脳・心臓疾患
や呼吸器疾患、または精神疾患等を発病し、死亡または重度の障害を残す
に至ることを言います。また、過労自殺とは、過労により大きなストレス
を受け、疲労がたまり、場合によっては「うつ病」を発症し、自殺してし
まう事を言います。
過労死という言葉は、1980年代後半から広く使われるようになりました
が、現在では、海外においても「KAROSHI」で意味が通じるまでに
繰り返し報じられるようになっており、我が国にとって不名誉な世界共通
の言葉となっています。
過労死は、旧来の日本型労務管理システムや、長時間労働の限界を超え
ても働き続ける労働者の真面目な性格がその原因と言われてきました。真
面目で責任感が強く、几帳面で、仕事熱心な者は、精神医学用語で「メラ
ンコリー親和型性格」と言って、周囲の人から疎んじられることに大きな
恐怖を抱くような特徴があり、仕事に対し途中で逃げ出すことができず、
追い詰められた状況を作り出してしまい、長時間労働から、うつ病になり
やすい個人の性格として取り上げられています。
欧米では、労働者の権限と責任が明確に細分化され、契約を超えて職務
に就くことはなく個人として働きます。一方、日本では役割分担が曖昧だ
と言えます。「自分の仕事はここまで」という責任境界が不明瞭で、柔軟
な職務構造に組み込まれているのが実態で、職務がどこまでも広がって行
くような傾向にあり、それが過労死発生の原因だと指摘する声もあります。
2007年頃から、各企業においてワークライフバランス(WLB)に対す
る取り組みが見られるようになりましたが、日本人の仕事への係わり方は、
「まだまだ仕事中心」だとして考える方が、この問題を深く理解すること
ができるかもしれません。
例えば、体調が悪い場合でも体に鞭打って仕事に向かわなければならず、
休むことができない、個別的な状況にも問題があると考えることもできま
す。これは、職場における仕事負担の二極化に結び付けられますが、仕事
や責任の負担が特定の者に集中し、その一方で比較的少ない負担しか受け
持たない者が増えており、仕事負担の二極分化が過労死・過労自殺の要因
の一つに位置付けられています。
◇労働時間と過労死を取り巻く現状
政府は、多様な形態による正社員(限定社員)と呼ばれる欧米のような
権限と責任が明確に細分化された雇用形態の普及・拡大を働きかけていま
す。一方で、ホワイトカラー・エクゼンプション導入の再検討によって、
これまでの労働時間法規制を撤廃できるものを作ろうとしています。
過労死等防止対策推進法は、過労死をなくすために超党派議員から法案
が提出された経緯がありますが、政策を見ると「過労死をなくす」という
本質から少し外れ、法律の制定をセーフティーネットのようなものとして
捉えていると見ることもできます。
この法律で、初めて国の責任が明記され、過労死防止のための施策を国
が総合的かつ計画的に行うことが示されていますので、これを機にもう一
歩踏み込んだ形で、労働者保護のための議論を深めていただきたいもので
す。
(参考文献)
大原社会問題研究所雑誌 NO.534/2004.2
過労死社会と日本 川人博著 花伝社
過労死等防止対策推進法案
(目的)第一条
この法律は、近年、我が国において過労死等が多発し大きな社会問題と
なっていること及び過労死等が、本人はもとより、その遺族又は家族のみ
ならず社会にとっても大きな損失であることに鑑み、過労死等の防止に関
し、基本理念を定め、及び国、地方公共団体等の責務を明らかにするとと
もに、過労死等を防止するための施策の基本となる事項を定めること等に
より、過労死等を防止するための施策を総合的かつ計画的に推進し、もっ
て仕事と生活を調和させ、健康で充実して働き続けることのできる社会の
実現に寄与することを目的とする。
(参議院ホームページより引用)
(中川コメント)
あなたの会社に80時間以上の長時間の方がいませんか?
もし、万が一の場合は事業主責任があります。
再点検をしましょう。
今日はここまで。では、またあした。
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編集後記
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居酒屋のはじまりは?
居酒屋の由来は、江戸時代中期から後期にかけての江戸や大坂、京都など
の大都市にあるといわれています。
一つは、酒屋の居先で酒を飲む「居酒」の客に、味噌などの簡単なつまみ
を出したのが居酒屋として発展したもの。もう一つは、魚や野菜などの煮物
を売っていた煮売屋が、その場で「居酒」をさせ、居酒屋に転じたスタイル
です。
当時の江戸の町には、参勤交代で国から出てきた武士や、火事が多かった
ために大工や鳶などの職人も多く暮らしていました。つまり、市中には一人
暮らしの男性があふれでいたのです。そこで、仕事帰りに立ち寄っては、鯨
の棒煮などを肴に一杯やるという習慣が定着したようです。
明治になると、薩摩・長州などの地方から、官僚や軍人となる人々が東京
に集まり、仕事相手や同郷の人たちとのコミユニケ1ション手段として、つ
き合い酒の機会も増えました。
こうして居酒屋や小料理屋があちこちにできたのです。
(つい他人に自慢したくなる無敵の雑学 角川ソフィア文庫より)
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