【法令新着情報】第10次職業能力開発基本計画

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

発行者: 中川清徳  2016年6月18日号 VOL.2713
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坂本龍馬は薙刀の達人だった?

(続きは編集後記で)

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 【法令新着情報】第10次職業能力開発基本計画
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【「第10次職業能力開発基本計画」が策定】

厚生労働省は、今後5年間にわたる職業能力開発施策の基本方針
を示した「第10次職業能力開発基本計画」を策定し公表してい
ます。人口減少社会、グローバル化の進展、AI、ビッグデータ
解析などの技術進歩を背景に、ビジネス環境や就業環境が変化
している中、人々が能力を高め、その能力を存分に発揮できる
社会実現と、わが国経済の量と質の向上に資することを目的と
しています。

~第10次職業能力開発基本計画の概要~

1.生産性向上に向けた人材育成の強化
 国、企業、民間教育訓練機関、学校などの教育訓練資源を
 効果的に活用し、国全体の人材育成の抜本的な強化を図る。

 ・専門実践教育訓練給付制度等におけるIT分野の講座拡充検討、
  IT分野に関する職業訓練の推進等
 ・国家資格化されたキャリアコンサルタントの質の保証や専門
  性向上、セルフ・キャリアドックの導入推進、教育訓練給付
  制度の周知・普及 等
 ・グローバル人材育成等のためのキャリア形成促進助成金・
  キャリアアップ助成金による訓練機会の確保、教育訓練休暇
  制度等の導入に取り組む企業への支援、認定職業訓練制度の
  活用促進等

2.「全員参加の社会の実現加速」に向けた職業能力底上げの推進
 女性・若者・中高年齢者・障害者など、全ての人材が、その
 能力を存分に発揮できる「全員参加の社会」の実現加速に向け、
 個々の特性やニーズに応じた職業能力開発の機会を提供し、
 一人一人の能力の底上げを図る。

 ・育児等と両立しやすい短時間訓練コースの設定、訓練受講の
  際の託児支援サービスの提供
 ・児童・生徒等への職場体験等の支援、就業経験の少ない若者
  に対する日本版デュアルシステムや雇用型訓練の推進 等
 ・中高年の在職中のキャリアアップや再就職に向けた支援
 ・障害者の特性やニーズに応じた訓練の実施
 ・キャリアアップ助成金、雇用型訓練等による非正規雇用労働
  者の支援等

3.産業界のニーズや地域の創意工夫を活かした人材育成の推進
 さまざまな主体が有機的なネットワークでつながり、地域特性や
 産業ニーズを反映した人材育成を地域レベルで実施していく。

 ・産学官が連携した地域コンソーシアムの構築、就職可能性を
  高める職業訓練コースの開発・検証
 ・企業や地域の多種多様なニーズに対応した新たな人材育成
  プログラムの開発等の支援
 ・地域訓練協議会における多様な産業のニーズの把握、産業界
  や地域のニーズを反映した職業訓練の実施分野及び規模の設定
 ・教育訓練機関への訓練指導員派遣等による連携の強化等

4.人材の最適配置を実現するための労働市場インフラの戦略的展開
 人材の最適配置を図るとともに、個々の労働者の能力を最大限
 に活かすため、職業訓練制度や職業能力評価制度を車の両輪と
 した労働市場インフラの戦略的展開を図る。

 ・わが国の産業・職業構造の中長期的な変化を見据えた人材
  ニーズの把握
 ・総合的な訓練計画の策定、職業訓練におけるeラーニングの
  導入検討や最先端の技術革新やグローバル化に対応した人材
  育成
 ・対人サービス分野を重点とした技能検定の整備、認定社内検定
  の普及促進等による職業能力評価制度の構築
 ・ジョブ・カードの活用促進
 ・企業における人材育成投資の促進
 ・地域の職業能力開発行政の拠点としての都道府県労働局の機能
  強化等

 
 このほか、技能の振興、国際連携・協力の推進(技能評価システムの
 移転、職業訓練の実施の支援、技能実習制度の適正かつ円滑な推進) 
 に関する施策を実施するとともに、この計画に基づく施策推進の
 目標を設定し、その進捗状況を把握する。

(中川コメント)

従業員教育、育成は経営者の重要なお仕事の一つです。
国の定めたこと、目指したことが必ずしも正解とは限りません。
しかし、国は地球規模で時代の流れを読み方針を検討しています。
鵜呑みにすることはできないかもしれませんが、参考にする価値はあります。

あなたの会社の人材育成は計画を作成していますか?
計画を実施していますか?
実施結果の成果はいかがですか?

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    編集後記      
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坂本龍馬は薙刀の達人だった?

激動の幕末を駆け抜けたヒーロー坂本龍馬も、幼い頃は愚鈍で泣き虫の落ち
こぼれ少年でした。ようやく自分に自信を持てたのは、一四歳で剣術道場に
通うようになってから。

青年時代には江戸の超有名な流派、北辰一刀流の千葉定吉道場で計三年余り
にわたって修行し、見事に「長刀兵法」の目録を授けられます。しかし、
「長刀」とは、薙刀のことなのです。

< p>では、龍馬は剣術が苦手で、薙刀の修行ばかりしていたのでしょうか?
まさか、そうではないと思われます。当然、ほかの目録も授かっていたけれ
ども、時代が激しく動くなか、何らかの理由で消失。現在、龍馬が得たとわ
かっている北辰一刀流の目録が薙万のみ、というのが真相でしょう。土佐で
学んだ道場からは、一九歳で授かった「小栗流和兵法事目録」をはじめ、目
録を数回授かっています。

剣はもちろん、薙刀などのほかの武術もかなり強かった、というのが龍馬の
正しい姿のようです。

(絶対にすべらない無敵の雑学より 角川学芸出版)

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もいかない。だいたい、俺は忙しいのだ。本を読んでいる暇はないし、
第一、資金繰りや営業のことで頭がいっぱいでそれどころではない。
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