【雑談】社労士が懲役8年

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    11月に鹿児島でセミナーを開催します      
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久しぶりに東京を離れてセミナーを開催します。
11月は鹿児島市内で開催します。
東京のセミナー参加をあきらめていらっしゃった方はご検討ください。
鹿児島市での次回の開催の予定はありません。

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2011年9月24日号   VOL.906
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喫茶店第一号は3年でつぶれました。

(続きは編集後記で)

 

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 【雑談】社労士が懲役8年
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中川 こんにちは。

社長 こんにちは。
   社労士が懲役8年という記事を見ました。

中川:同業者として残念です。

社長:どの業界でも悪いことをする人はいるのもですよ。

中川:なぐさめていただいてありがとうございます。
   過去にも助成金の不正受給で逮捕された社労士がいます。
   社労士は3万人以上がいますので、不正をする人もいるのでしょうね。
   ごく少数だと思いますが。

社長:で、懲役8年とは相当悪質だったのでしょうね?

中川:そうですね。
   聴覚障害を偽装して障害年金を不正受給したのです。

社長:障害年金とは何ですか?

中川:記事だけでは詳しくは分かりませんが、
   障害にたいして年金がもらえる仕組みです。

社長:障害になると働けなくなるからですか?

中川:そうです。
   障害にも軽重があります。
   重度の障害にたいしてです。

社長:へえ、それで聴覚障害は重度の障害になるのですか。

中川:聴覚障害は2級から6級まであります。
   2級の場合に障害年金が支給されます。

社長:2級とはどのくらいの聴覚障害なのですか?

中川:ほとんど聞こえない障害です。

社長:でも、社労士が障害認定をするわけではないでしょう?

中川:医師の診断書が必要です。

社長:では、医師が診断書を偽装したのですか?

中川:そのようです。
   問題は社労士が受給権者と普通に会話をしていたということです。
   2級であれば会話は成立しないはずですから、その時点で
   気づくべきですよね。
   明らかに不正を承知で手続きをしたと判断されました。
   しかも42人も手続きをしています。

社長:うーん。

中川:今回の事件は希なことだと思います。
   しかし、教訓があります。

社長:どんな教訓ですか?

中川:もし、社長が偽った情報を社労士に伝えて、社労士がそれに
   したがって手続きをしたとします。
   そのような場合は社長が告訴される可能性があるということです。

社長:うーん。

中川:たとえば、社会保険料を節約するために社員を数名退職したと
   社労士に連絡をします。
   しかし、実際はそのまま仕事に就いているとします。
   そのような場合、社労士は退職の手続きをとります。
   このような場合は社長が張本人だとなります。
   社労士も注意義務がありますが。

社長:そんなことはしませんよ。

中川:たとえ話です。
   一旦、悪の道に踏み込んだら抜け出せないですから
   悪魔のささやきには耳を貸さないようにしましょう。

社長:そうですね。

 

(中川コメント)

本日の記事は下記の記事を参考にしました。

(引用開始)
聴覚障害偽装詐欺:社労士に懲役8年判決...札幌地裁

 聴覚障害を偽装した障害年金の不正受給事件で、詐欺などの罪に
問われた札幌市の社会保険労務士、香田清被告(70)に対し、
札幌地裁は22日、懲役8年(求刑・懲役14年)の判決を言い渡した。
弁護側は「不正の認識はなかった」と無罪を主張していたが、
渡辺康裁判長は「患者と通常の声で会話しており、障害がないと理解していた」
と指摘した。

判決によると、香田被告は02~07年、札幌市の耳鼻咽喉(いんこう)
科医、前田幸※(よしあき、※は「日」の下に「立」)被告(76)
=詐欺罪などで公判中=らと共謀。患者42人の耳が聞こえない
とするうその診断書を北海道社会保険事務局に提出し、障害年金給付を申請。
計約1億6800万円をだまし取り、手続きの報酬として患者らから860万円
を受け取った。香田被告は捜査段階では不正を認めたとされるが、
公判では「違法な取り調べで自白を強いられた。医師が虚偽の診断書を作成する
とは考えられず、前田被告らに利用された」と主張していた。

一連の事件では、起訴された患者20人全員と別の仲介役2人の有罪が確定している。【金子淳】

毎日新聞 2011年9月22日 11時36分(最終更新 9月22日 13時44分)

(引用終わり)

今日はここまで。では、またあした。

 

 

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現役時代の給料の70%とか80%とかいう決め方はご本人も会社も損をします。

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    編集後記      
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喫茶店第一号は3年でつぶれました。

第1号店は東京下谷区(現在の江東区)の西黒門町で中国人が始めました。
しかし、時期尚早だったようです。
(おもしろ雑学552より)

では、また明日お会いしましょう!!

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