【残業代】携帯電話の電源オン義務の場合

◆─────────────────────────────────◆
 ■オーナー会社のための「役員・幹部の処遇のコツ」セミナー
◆─────────────────────────────────◆

非上場のオーナー会社は役員、幹部の報酬の決め手がなくて困っています。
まずは、相場を知ることです。独自調査による役員報酬の世間相場を
発表します。つぎに意外に知られていない役員になるリスクを知ること
です。気になる役員退職慰労金はいくら払えばいいのか?
そして励みになる給与体系はどうやって作ればいいのか?

→  http://nakagawa-consul.com/000045.html

 

☆★☆――――――――――――――――――――――――――――――
社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2011年12月6日号   VOL.976
――――――――――――――――――――――――――――――――――

玄界灘は荒れていました。

(続きは編集後記で)

 

◆──────────────────────────────◆
 【残業代】携帯電話の電源オン義務の場合
◆──────────────────────────────◆

中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   当社の一部の社員は突発トラブルに対応するため、携帯電話の
   電源をオンにすることを義務づけています。

中川:夜も、休日もですか?

社長:そうです。
   機械のトラブルがあった場合はすぐに会社に来てもらいます。

中川:はい。

社長:で、ある社員から携帯電話で待期している時間は残業では
   ないかと質問がありました。

中川:実際に携帯電話で連絡する頻度はどのくらいですか?

社長:数ヶ月に一回です。

中川:もし、本人が飲酒していたら?

社長:その場合は他の社員に連絡します。

中川:結論から言えば残業代を払う必要はありません。
   ただし、電話での受け答え時間と機械のトラブルの
   ための仕事は残業になります。

社長:社員になんと言って説明すればいいでしょうか?

中川:自宅の待機までは義務づけていない
   つまり、拘束していないので労働時間では
   ないと言えばいいでしょう。

社長:わかりました。

(中川コメント)

携帯電話で連絡するため常時受信状態にすることを義務づけても
時間外、休日等に一定の場所で待機していることまで義務づけて
いない場合は時間外労働とはなりません。
ただし、電話での応対やそれに伴う仕事をした場合は時間外労働となり
残業代を払わなければなりません。

もし、労働時間外や休日も頻繁に携帯電話に応対しなければ
ならないような状態であれば、実質的に拘束しているとみなされ
残業代を払う必要がある可能性があります。

 

今日はここまで。では、またあした。

 

◆─────────────────────────────────◆
    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
◆─────────────────────────────────◆

ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています。
→ http://form.mag2.com/stewiobour

 

◆─────────────────────────────────◆
  DVD 中小企業の賃金制度の作り方
◆─────────────────────────────────◆

弊社の主力商品である賃金制度、一般公開セミナーをほぼ毎月開催していま
すが、各地から地元での開催はないのか?との問い合わせをたくさんいただ
きました。
各地での開催は平成20年で終了し、現在は東京のみで開催しています。
忙しくて東京まで行けないという方のためにDVDを作成することにしました。
内容は公開セミナーと同じですが、時間の制約上、評価制度と賃金制度移行の
方法は省略しました。しかし、このDVDで必要な情報を入っています。

http://nakagawa-consul.com/dvd-11.html

 

◆─────────────────────────────────◆
    編集後記      
◆─────────────────────────────────◆

玄界灘は荒れていました。

飛鳥Ⅱで博多港から神戸港のクルージングでした。
夕食が終わって部屋に帰ろうとしたら足下がフラフラし、酔ったなと
思いましたが、いつまでもフラフラ。

やがて瀬戸内に入るとフラフラがピタリと止まりました。
フラフラは船の揺れでした。
多くの乗客が船酔いであげたそうです。

東日本大震災の揺れで鍛えられたのか妻・志津江も中川も平気。

眠れない人が多かったようです。
睡眠不足経験もクルージングの一つなのでしょうか。

では、また明日お会いしましょう!!

◆─────────────────────────────────◆
    ご注意      
◆─────────────────────────────────◆
このメルマガは、わかりやすさを重視しています。
そのため、用語の使い方、表現の仕方等が不正確な場合があります。
むつかし法律条文をわかりやすく説明するために正確な表現を
犠牲にしています。正確な情報を記載しょうとすれば、お役所の文書と
同じになります。結局わかりにくい記事になり、役に立ちません。
正確な情報を期待される方には、その期待にお応えできません。
このメルマガを解除してください。
このメルマガ記事による損害賠償には一切応じられないことを申し添えます。

◆─────────────────────────────────◆
メールマガジン社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

☆発行責任者 有限会社中川式賃金研究所 所長 中川清徳
☆公式サイト http://nakagawa-consul.com
☆問い合わせ QWK01012@nifty.ne.jp
☆バックナンバー http://archive.mag2.com/0000283000/index.html
☆登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000283000.html
      
◆─────────────────────────────────◆