【一回の昇給で二度喜んでもらおう】

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2012年2月3日号   VOL.1038
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新興宗教にのめり込む若者が心の中で叫ぶ「自我同一性、確立したい!」

(続きは編集後記で)

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 【一回の昇給で二度喜んでもらおう】
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恒例となりました川越さんのメルマガの全文転送です。

(引用開始)

 いつもお読みいただきありがとうございます。

さて、宮崎では今日からプロ野球がキャンプインしました。
それに、今週末は立春で、春本番ももうすぐです。

春本番と言えば、4月に給与見直しをされる会社では、
そろそろ気になる季節です。
思うように昇給できないまでも多少は...。
せっかく苦労して昇給するんだから...。

そこで、第195号は思うように昇給できないときに
昇給額以上の昇給効果を高めようというお話です。

 

【一回の昇給で二度喜んでもらおう】

 ドーンと昇給してやりたいのは山々なれど、せめて、
トンぐらいは...。

 早いもので、今年も給与見直しで悩まされる時期がや
って来た。
 あれこれやり繰りしながら、やっとの思いでひねり出
したものの、会社の思いは伝わっているのだろうか。

 そこで今回は、せっかく昇給するのであれば、それな
りの工夫で昇給効果を高めようと言う提案である。

1.3千円昇給したものの
 たとえば、4月支給分から3千円昇給したとしよう。
会社は、給与額に社会保険、雇用保険、労災保険の会社負
担分約15%を合わせて3千5百円の負担増となる。
 しかし、当の従業員は...。

1)手取りベースだと8掛けに...手取り額と言うのは総支
  給額の大体8掛けである。だから、3千円昇給しても
  実際の手取り額は2千4百しか増えない。銀行振り込
  みでも現金払いにしても、従業員に入るのは手取りだ。
  よほど給与明細をじっくりと見なければ、3千円昇給
  したことに気づかない。

2)保険料アップに埋没し...健康保険料は4月差し引き分
  から上がることが多いので、4月昇給はタイミング的
  に手取り額がさらに少なくなる。また、毎年10月差
  し引き分から厚生年金保険料が上がり、健康保険料を
  含めた保険料額の変更もある。だから、少々の昇給は
  埋没してしまう。

3)ピンとこない従業員...このように、3千円昇給した
  にも関わらず、手取り額はさほど増えない。月給20
  万円だと残業代1時間半分程度の額だから、残業が
  多い会社だと、実際に昇給したのかどうかピンと来
  ないのだ。そして「入社して何年も昇給がない」と
  昇給が見えないからモヤモヤしてくるのである。

2.昇給を"見える化"する
 せっかく昇給しても、従業員がピンと来ないと苦労し
た甲斐がない。そこで、前もって昇給辞令を渡して昇給
を"見える化"する。

1)昇給辞令とは...いつから給与をいくらにすると書か
  れた通知書のことだ。決まった書式があるわけでは
  ないが、例えばつぎのようなものである。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
         給与辞令  
●● ●● 様

あなたの給与を下記のとおり改定します。

平成24年3月10日
         ●●株式会社
         代表取締役 ●● ●●          
         
         記

1.改定年月日 平成24年4月1日
        (5月10日支給)から
2.改 定 額 基本給 203,000円
  ※その他の手当は従来通りとします。
 以上
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

2)渡すタイミング...たしかに、昇給をどの程度するか
  は難しい判断を必要とするが、できるだけ早めがいい。
  目安としては、昇給日の1カ月ぐらい前だ。今回の
  例は、給与が月末締め切り翌月10日払いの会社で
  4月1日付けで昇給した場合である。

3)渡し方...この給与辞令はA4サイズで作ったものを
  給与袋に入れて渡す。給与袋に入れてあれば、誰に
  いくら昇給したか、またはしなかったかが他の従業
  員に知られずに済む。それに、この方法だと多くの
  場合、必ず従業員の奥さんへ伝わる。奥さんに昇給
  があることを知らせておくことは何かと都合がいい。

3.知って一度もらって一度
 昇給辞令は一度の昇給で二度喜んでもらえる"グリコ"
のようなものだ。思うように昇給できないときだからこ
そこのような工夫が必要なのである。

1)辞令を受けたときに昇給した感覚...従業員は、先ほ
  どの昇給辞令のように、5月10日支給される昇給
  額を2カ月前に知ることができる。それも、紙に書
  いてあるのでハッキリと分かる。2カ月も先に支給
  されるものの、あたかも昇給辞令を渡されたときに
  昇給してもらったような感覚になるのだ。

2)実際にもらって実感する...そして、いよいよ実際の
  支給日である5月10日になる。前もって昇給辞令
  で通知されているので、手取り額が多少でも増えて
  いればピンと来るのだ。従業員の手取り額は2千4
  百円でも、昇給辞令に書かれた3千円昇給が、頭に
  イメージしてもらえるし実感できる。

3)キチンとした会社を印象付ける...小さな会社では、
  昇給辞令など交付されるところは少ない。だから、
  これを出すだけでもキチンとした会社であること
  を印象付けられる。それに、2カ月も前に通知し、
  それを確実に実行することで、従業員との信頼関
  係は飛躍的に高まる。自分のことをちゃんと見て
  いてくれて、認めてもらっていることに感動する
  のだ。

 
 何も、こんなに仰々(ぎょうぎょう)しいことまで、
と思われるかもしれない。
 しかし、どうせ苦労して昇給するのであれば、忙しい
年度末前に昇給を知らせて、その気になって働いてもら
った方が得策である。

※次回は【"花見"に学ぶ従業員教育3つの勘どころ】の
 予定です。

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(引用終わり)

 

(中川コメント)
なるほど、この方法はいいのではないでしょうか?

 

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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新興宗教にのめり込む若者が心の中で叫ぶ「自我同一性、確立したい!」

「青年期の心理的課題は、「自我同一性』の形成と確立だ」
 アメリカの精神分析学者・エリクソンの一言葉である。
 この「自我同一性』とは、自分が生きる社会や地域の人々と、社会的にも
精神的にも結びついているという実感のことをいう。
 若い世代にはこの自我同一性を強く求める傾向があり、その過程で悩み、
挫折をも味わう。
 人間は悩み、苦しみながら成長するものなので、大歓迎の実態なのだが、
気になることが1点ある。
 それは、他者の手によって思わぬ方向へと人生が導かれることが多々ある
こと。新興宗教にのめり込む若者が年々急増しているという現実だ。実際に、
新興宗教にまつわる事件は今や後を絶たず、信者の若年化や高学歴化も注目
を集めるポイントとなっている。

(本当は怖い心理学 齋藤勇監修 イーストプレスト刊より)

では、また明日お会いしましょう!!

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むつかし法律条文をわかりやすく説明するために正確な表現を
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