【いじめ】職場のいじめによる自殺

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2012年3月29日号   VOL.1085
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車のタイヤが黒いのはカーボンのため?

(続きは編集後記で)

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 【いじめ】職場のいじめによる自殺
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   いじめは会社責任になる可能性があると聞きました。
   本当ですか?

中川:はい、ある病院での職場のいじめが病院の責任とされました。

(引用開始)
 准看護師として勤務しながら看護学校に通っていたBさん(男性)が、
病院の物品設備部門責任者の先輩から、日常的に個人的な使い走り
をさせられるなどのいじめを受けて自殺したというのが原告の主張で
す。仕事上でも残業を強要され、仕事のミスで「何やっているんだよ。
お前がだめだから俺が苦労するんだよ」などといわれ、「死ね」「お
前のアフターは俺らのためにある」「殺す」などと言われ続けたとも
主張しています。
 Bさんに対するいじめは3年以上も続いており、病院はいじめの事実
を認識していながら防止する措置を執らなかったとして、両親が提訴
しました。
(引用終わり)

社長:うーん、ひどいですね。

中川:判例はいじめの実態がリアルに書かれています。
   この場では書けないようなひどいものです。
   
社長:で、判決はどうなりましたか?

中川:次のような判決です。

(引用開始)
 判決は、一般論としては、いじめが必ずしも自殺に結びつくような
ものではないが、自殺することが予見されるようなケースでは、使用
者は死亡の結果について責任を負うとした上で、この事件では、いじ
めと自殺による死亡についての予見可能性は否定しましたが、いじめ
とそれを防止できなかったことによってBさんが被った損害についての
責任を認め、1500万円の支払を命じました。
(引用終わり)

社長:いじめを防止できなかった責任があるのですね。
   1500万円は大金ですね。

中川:そうです。
   いじめを放置していたことが問題となりました。

社長:当社でもいじめがあるかもしれませんね。
   どうしたらいいでしょう?

中川:いじめ、パワハラ、セクハラなどは表面化しにくいので
   問題が深刻になる可能性があります。
   それらを表面化するようにしましょう。

社長:どのようにして表面化するのですか?

中川:苦情処理委員会を設置し、個別の相談に乗る仕組みを作ります。
   相談内容は本人の承諾がない限り公表しないという条件を
   つければ相談しやすいでしょう。

社長:本人ではなく周囲が相談することも可能にした方が
   よさそうですね。

中川:そうですね。
   今回の事件では周囲はいじめの実態を知っていました。
   誰かが病院に相談していたら自殺は防げたかもしれません。

社長:相談は面談がいいですか?

中川:メールや手紙など手段は自由に選択できるようにすべきですね。

社長:で、相談を受ける人は誰が適切ですか?

中川:会社によって異なるでしょうが、総務関係者が良いでしょう。
   信頼されている人物が前提条件です。
   なお、セクハラは女性が相談窓口になるほうが相談しやすいでしょうね。

社長:苦情処理委員会はどんな機能を持たせるのですか?

中川:事実関係の把握とそれにたいする対応策を審議、決定します。

社長:分かりました。
   

(中川コメント)

 「まさか当社ではいじめなないだろう」は幻想かもしれません。水面下で
行われますので表面化する仕組みを作りましょう。

本日の記事は
誠昇会北本共済病院事件を参考にしました。
http://homepage3.nifty.com/hamachan/kitamoto.html

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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車のタイヤが黒いのはカーボンのため?

 車のタイヤは、補強剤としてゴムの2分の1の量のカーボンを混ぜること
になっています。
 タイヤの色が黒いのは、実はこのカーボンの色、だったのです。
 タイヤは天然ゴムや人造ゴムを加工して作りますが、そのままでは弱い
のでカーボンを混ぜて強くしているのです。したがって、このカーボンを
脱色するか、あらかじめカーボンを入れずに白いタイヤを作ることもでき
ますし、また白いタイヤに着色剤を加えれば、どんな色のタイヤもできま
すが、やはり耐久性はカーボンを混ぜた黒いタイヤよりも弱くなってしま
います。

(おもしろ雑学552 刑部澄徹編著より)

では、また明日お会いしましょう!!

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