【解雇】家族が反社会的勢力に属するので懲戒解雇したい

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2012年7月25日号   VOL.1204
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「おなら」の語源は?

(続きは編集後記で)

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【解雇】家族が反社会的勢力に属するので懲戒解雇したい
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   Aさんの家族が反社会的な勢力に属していることがわかりました。
   心配なので懲戒解雇したのですが。

中川:いま、何かトラブルを起こしているのですか?

社長:別に。
   普通の勤務です。
   しかし、なにかあるかもと心配です。

中川:どうして懲戒解雇なのですか?

社長:反社会的勢力は世間の目が厳しいです。
   だから、そのような家族がいるから懲戒解雇したのです。

中川:なにも悪いことをしていないのに?

社長:悪いことをしていなくても、する可能性が高いでしょう?

中川:どうしてそう決めつけるのですか?
   トラブルはないのでしょう?

社長:それはそうですが...。

中川:仮に懲戒解雇をするとしたら就業規則のどの条文を適用するので
   すか?

社長:就業規則には書いてありません。
   しかし、常識的に考えて懲戒解雇したいのです。

中川:懲戒解雇をするには就業規則にその根拠が必要です。
   何もトラブルを起こしていないAさんを懲戒解雇すると
   それこそ何をされるか分かりませんよ。

社長:いやあ、それはますます困ります。
   だったら、普通解雇はできますか?

中川:就業規則のどの条文を適用するのですか?

社長:うーん。
   該当する条文がありませんね。

中川:家族が反社会的な勢力に属していたら解雇すると書いてある
   就業規則は寡聞にして知りません。

社長:どうにもなりませんか?

中川:どうにもなりません。
   Aさんはトラブルを起こしていないので、普通のサラリーマン
   として暮らしたいのかもしれませんよ。

社長:そうですね。
   様子をみましょう。

中川:そうですね。
   特別扱いをしないほうがいいでしょう。

(中川コメント)

 従業員の家族が反社会的な勢力に属していることを理由に懲戒解雇は
できません。

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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「おなら」の語源は?

 日本人が普段なにげなく使い分けている丁寧の「お」と「ご」は
法則があります。
基本的には「お」は和語(例:お風呂、お手紙)、「ご」は漢語
(例:ご住所、ご連絡 例外:電話、茶)につきます。
「お」がつくと女性的で柔らかい感じがします。古くから女性が多く
使っていたからです。
「お」と定着させたのは室町時代の宮中の女房たちです。「お」が
大好きだった女房たちは「屁(へ)」なんて下品な言葉を使いたく
ないので「鳴らす」に「お」とつけて「おなら」としたのです。

(日本人の知らない日本語 蛇蔵&海野凪子著より)

では、また明日お会いしましょう!!

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