【リストラの功罪】人件費削減が裏面に出るかも

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2012年10月30日号   VOL.1300
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捨てる人は「捨てられる」

(続きは編集後記で)

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【リストラの功罪】人件費削減が裏面に出るかも
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   先日、経営者セミナーに出席しました。

中川:勉強熱心ですね。
   
社長:そのセミナの講師は、今は売上が上がる時代ではないので内部に
   目を向けるべきである。内部は宝の山だというのです。

中川:ほう。
   ポイントはなんですか?

社長:不採算部門の廃止と人員の見直しというのです。

中川:はい。

社長:要はリストラをすべきだというのです。
   それから経費の見直しをすべきだと。

中川:それで?

社長:経費の見直しはそうとう深く取り組んでいるつもりです。
   気になるのは不採算部門の廃止と人員の見直しです。

中川:不採算部門は廃止できないのですか?

社長:不採算部門でも将来の飯の種があります。
   その部門を廃止したら将来がありません。
   だから単純に不採算部門の廃止をすべきではないのではと
   思うのです。

中川:そうですね。
   不採算部門でもそれなりに価値がある場合もありますよね。
   ある会社で、不採算部門の責任者を交代させたら大化けして
   今ではその部門が大黒柱になっているという話を聞いたことが
   あります。

社長:そうでしょうね。
   やり方次第ではそうなる可能性がありますよね。

中川:そうですね。

社長:それから、人員の見直しです。
   仕事は山谷がありますから、ピーク時に合わせて要員を
   抱えるのはムダなことは分かっています。
   仕事の谷を基準としたら確かに社員数が多いと思います。
   しかし、急な受注があった場合、ギリギリの人員だと
   対応できません。
   大きな機会損失になる可能性があります。

中川:そうですね。
   リストラは避けるべきです。

社長:あの講師は大企業の出身のようです。
   大企業向けのセミナーのような気がします。

中川:そうですか。
   内部の経費ばかり目を向けていても経営は良くならないでしょう。

   リストラをしたら優秀な社員から希望退職に応じてきたという
   話があります。

社長:優秀な社員が先に辞めたらますます困るのでしょう。

中川:経営は粗利の確保です。
   粗利を確保することに知恵を絞るべきです。

社長:それが難しいのです。
   分かっていますが...。

中川:だからこそ勉強すべきでしょう。

社長:なにか良い教材ありますか?

中川:そうですね。
   手始めに歯科医院の事例をおすすめします。

   http://nakagawa-consul.com/cd-dvd/cd-07.html

社長:はあ?
   当社は製造業です。
   歯科医院では参考になりません。

中川:経営の基本は同じだと思います。
   
社長:わかりました。
   ではそれで勉強します。

 

(中川コメント)

 リストラは手っ取り早い経費削減方法です。
しかし、一時的に人件費が下がっても肝心な粗利が下がっては何のための
リストラかわかりません。
また、人件費削減のために経営者や管理職が現場で仕事をしていては会社
の将来は...。

 経営の事例として下記の教材をおすすめします。

(引用開始)
 戦術を担当するスタッフの数を増やし、院長は戦略を考える時間を増やす。
院長はできるだけ戦術実行のウエイトを抑え、お客に喜んでもらえる歯科医
院経営のあり方を考える──。

"杉田流"の経営は、歯科業界においては異例です。

 杉田院長の考え方は、ほかの歯科医師には理解しがたいことと映っている
ようです。しかし、猛烈な競争が繰り広げられている歯科医院こそ「経営」
に真剣に取り組むべき業種のひとつ。杉田基(もとい)院長が考える「お客
が増える仕組み」と「実行力」は、お客を増やしたいすべての中小企業に
とって大きなヒントを与えてくれます。
(引用終わり)

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いますのでご容赦ください。

今日はここまで。では、またあした。

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なお、必ずしも回答するとは限らないことをご承知ください。

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弊社の主力商品である賃金制度、一般公開セミナーをほぼ毎月開催していま
すが、各地から地元での開催はないのか?との問い合わせをたくさんいただ
きました。
東京では定期的に開催していますが、各地の開催は年に数回程度を予定して
います。
忙しくて東京まで行けない、忙しくてセミナーに参加できない方のために
DVDを作成することにしました。
内容は公開セミナーと同じですが、時間の制約上、評価制度と賃金制度移行の
方法は省略しました。しかし、このDVDで必要な情報を入っています。

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    編集後記      
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捨てる人は「捨てられる」

人から見限られたくなかったら、あなたがまず、人を見限らないことだ。
世間のつきあいをうまくやっている人は、なんといっても「世話好き」
な人種、だ。こういう人間だからこそ世間のお役に立ち、喜ばれるので
ある。

 世を捨てているわけでもないのに人に背を向け、人からも見捨てられ
ている人聞がいる。こういう連中には、利害関係にうるさい人が多いが、
これは仲間を捨て、堕落への道に向かっている人たちである。

(1日「ひと粒」の黄金の知恵 森鴎外著 齋藤孝訳 イープレスト刊より)

では、また明日お会いしましょう!!

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