【賃金】昇給の条件に産前産後、育児休業日数を考慮して良いか?
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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳 2013年1月31日号 VOL.1396
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食品売り場で「ラットサイン」を見つけたときの店員の心得
(続きは編集後記で)
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【賃金】昇給の条件に産前産後、育児休業日数を考慮して良いか?
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
最近、育児休業を取得する女性が多くなりました。
中川:そうですね。
厚労省の統計によります在職中に妊娠した女性の約84%が育児休業
をとっているとあります。
社長:当社では現在二人います。
今年の4月が定期昇給の時期なのです。
二人ともほぼ一年間仕事に就いていません。
だから、昇給は対象外としたいのですが違法ですか?
中川:昇給はどのような算定をされているのですか?
社長:欠勤の場合はその日数により昇給を減額あるいはなしとしています。
また、懲戒処分があった人も査定で低くなるので昇給が下がっています。
中川:それは妥当ですね。
で、産前産後や育児休業日数を欠勤扱いにして問題ないかという
ご質問ですね。
社長:そうです。
年次有給休暇の算定の場合は、産前産後や育児休業日数は出勤した
ものとすることになっていますね。
であれば、昇給の算定の時も産前産後や育児休業日数も出勤扱い
としなければならないのかと。
つまり、昇給は出勤したとして算定しなければならないのかと。
中川:年次有給休暇の付与の場合は産前産後の日数や育児休業日数を
出勤扱いにしなければなりません。
しかし、昇給については会社が決めるものです。
産前産後や育児休業を欠勤として扱って、結果的に昇給が低額になる
あるいは昇給しないことはOKです。
社長:そうですか。
中川:昇給の算定方法は就業規則や賃金規程に書かれていないことが多いです。
しかし、実務としては算定方法のルールが必要です。
社長:といいますと?
中川:昇給の内規があると思います。なければ取り扱いがぶれないために
内規を作成すべきです。
それに産前産後の日数、育児休業の日数をどう扱うかを記載して
おきましょう。
最近は介護休業も増えています。
介護休業の日数をどうするかも記載しておきましょう。
社長:記載するだけでいいですか?
中川:従業員に周知しておきましょう。
後になって話が違うともめる可能性がありますので。
社長:では、今育児休業中の二人には今からでも話しておいたほうがいいですね。
中川:そうですね。
育児休業に入る前に話をしておいた方がよかったですね。
社長:そうですか。
誠心誠意、話をします。
(中川コメント)
本日の記事は東朋学園事件(最高裁一小 平成15年12月4日判決)を
参考にしました。
この事件は賞与算定で出産、育児休業日数を欠勤扱いにしたことが
不当だという争いでした。
出産、育児休業は無給とされていることから法律上、不就労期間は
賃金請求権を有していないので欠勤扱いにすることは違法ではない
という判決です。
あなたの会社の昇給や賞与の査定はどうなっていますか?
今日はここまで。では、またあした。
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ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています
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ご質問をお待ちしています。下記の様式でご質問ください。
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監督署に聞くに聞けない問題の相談に乗ります
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解雇とか賃金の切り下げとか微妙な問題は、労働基準監督署に聞くわけに
もいかない。だいたい、俺は忙しいのだ。本を読んでいる暇はないし、
第一、資金繰りや営業のことで頭がいっぱいでそれどころではない。
誰か、いないのか?
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編集後記
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食品売り場で「ラットサイン」を見つけたときの店員の心得
スーパーの食品売り場が抱える大問題のひとつにネズミの出没がある
。
だが、営業中の店内でネズミの糞や足跡などの「ラットサイン」を見つけ
たとしてもけっして大声を出してはいけない。
もし大声で騒げば、ネズミの存在がたちまち客の知るところになり、
あっという間に「あのスーパーの食品売り場にネズミが出た」などという
悪評が広まってしまうだろう。
ネズミの出る店にわざわざ買い物に来る客はいないはずだ。
重要なのは、手際よく処理をすることだ。
ラットサインを見つけたらまず、すみやかに駆除業者に連絡するなどの対応
策をとる。そして、日頃からネズミの食べこぼしや糞、通り道を示すす黒ず
みがないか、店内の点検をする際にチェックしておかなければならない。
また、安易に自分たちで駆除しようとして毒餌などを使つてはいけない。
とくに食料品を扱っているスーパーでは、事故を防ぐためにも薬剤を使わず
に処理することが大切だからだ。
たとえ店の外に毒餌を置いたとしても、客が連れてきた犬や近隣の猫が
誤って食べてしまう可能性がある。あくまでもネズミの駆除は専門業者に
任せるのが持策なのである。
(「あの業界のタブー」より 青春出版 発行)
では、また明日お会いしましょう!!
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