【助成金】不正受給について

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2013年5月13日号   VOL.1502
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「とばっちり」の犠牲にならない

(続きは編集後記で)

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【助成金】不正受給について

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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。

中川:御社は助成金をもらったことがありますか?

社長:はい、あります。
   雇用調整助成金は本当に助かりました。
   あれがなければ社員を解雇しなければならなかったからです。

中川:助成金の申請はだれがしたのですか?

社長:顧問社会保険労務士です。

中川:最初に助成金の申請を発案したのは誰ですか?

社長:顧問社会保険労務士です。

中川:書類の作成は誰がしましたか?

社長:当社の総務です。
   それを元に顧問社会保険労務士が手続をしました。

中川:失礼な質問になりますが、助成金を目一杯もらおうとして
   ムリな内容を書いていませんか?

社長:どうせもらうなら目一杯もらおうとします。
   それが自然でしょう。
   不正なことはしていません。

中川:どうして不正をしていないと断定できるのですか?

社長:どうしてそんなことを聞くのですか?
   当社の社員に失礼だと思います。

中川:だから失礼な質問ですがと前置きをしたのです。
   社長は書類を作成していないので見えないことが
   あるのです。
   助成金の申請をするために資料を作成する社員は
   できるだけ沢山もらおうという心理が働きます。

社長:...。

中川:中には不正と知らずに書類を作成することがあります。
   また、不正ギリギリの書類作成することがあります。
   場合によっては書類を改ざんすることもあります。

   社長の命令でなくてもありえるのです。

社長:不正受給しても本人の得にならなのにそうするのですか?

中川:それがサラリーマンなのです。
   全員がそうだとは言いませんが、そのような心理状況に
   なりやすいのです。

社長:仮に助成金を不正受給したとしたらどうなるのですか?

中川:不正受給した助成金は返還しなければなりません。
   悪質な場合は詐欺罪として訴えられます。

社長:不正受給するとロクな事がありませんね。

中川:さらに企業名をHPで公表されることがあります。

社長:公表された会社はあるのですか?

中川:HPで「助成金 不正受給 公表」と検索してみてください。
   御社の所在地の県で助成金の不正受給した会社のリストが
   見つかります。

社長:では早速検索してみます。

    <検索>

   ありゃ、実名入りですね。不正内容と受給金額も
   書かれて。

   あれ?
   この会社は知っていますよ...。

中川:どうですか?
   御社の実名が掲載されるかもしれませんよ。

社長:いやいや...。
   これはまずいですね。

中川:助成金で御社はピンチを切り抜けることができました。
   しかし、一歩間違うと詐欺罪になりかねないのです。

社長:今後は助成金をもらう場合は一切の不正をしないことと
   指示します。
   不正受給で実名が公表されたHPを見せて注意喚起もします。

 

(中川コメント)

 助成金を活用することは結構ですが不正受給の誘惑にかられないように
しましょう。
不正とは知らないで書類作成をしたとしても、知らなかったと言い逃れが
できません。不正受給という汚名を着せられないために、顧問社会保険労
務士と連携をとって慎重にしましょう。
 
 不正受給をそそのかした社会保険労務士が逮捕されている実例もあります。
残念ですが国家資格を持っている社会保険労務士が積極的に不正に荷担して
いることもあります。もし、社会保険労務士が助成金の不正申請を持ちかけ
てきたら断固として拒否しましょう。

 あなたの会社の助成金の申請は大丈夫ですか?

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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「とばっちり」の犠牲にならない

 いま生きている人のエピソードを、時おり耳にすることがある。
 その主人公の噂話が、少しでも本人のマイナスのイメージにつながるもの
ならば、あなたはそれを他人に話してはならない。

 もともとエピソードなるものは、九割がたが眉唾(まゆつば)ものだ。仮
にそれが事実であったとしても、人に言い広めることではない。
その話が、主人公の不名誉につながるような内容だったら、本人の不利益だ
けでなく、あなた自身にも有害無益なことである。

(1日「ひと粒」の黄金の知恵 森鴎外著 齋藤孝訳 イープレスト刊より)

では、また明日お会いしましょう!!

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