【健康診断書】退職者の破棄の時期

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務
畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業
経営者のために語る

作者: 中川清徳  2015年7月4日号   VOL.2312
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缶飲料のブルタブの開け口は、なぜ左右非対称なの?

(続きは編集後記で)

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【健康診断書】退職者の破棄の時期
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『退職者分を破棄できるか ~実施した健康診断の結果』

Q.書類整理の際、だいぶ前に退職した社員の健診結果が出て
  きました。破棄してよいかどうか教えてください。

(中川コメント)

A.最低5年は保存が必要

  事業者は労働者の健康診断の結果に基づき「健康診断個人票」
  を作成しなければなりません。一般健康診断の個人票は5年間
  の保存義務がありますが、退職した労働者について当該個人
  票を破棄してよいとする規定はありません。在職中か否かに
  かかわらず、最低5年間は保存すると考えるのが自然でしょう。

  石綿を扱う作業に従事する労働者について作成が義務付け
  られた「石綿健康診断個人票」は、当該労働者が石綿を扱う
  作業に従事しなくなった時から40年間もの長期的な保存が
  義務付けられています。これは、石綿の影響で罹患する
  肺がんや中皮腫の症状がかなりの年数を経過した後に出る
  ことが多く、発症に至る状況を把握するうえでは健康診断の
  記録もそれなりの期間残しておくことが必要になるためです。

  一般的な業務でも、腰痛など長年の作業が影響して身体に
  何らかの支障が出る場合もあるので、やはり5年程度は遡って
  個人の健康状態を把握できるようにしておくことは必要と
  思われます。

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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缶飲料のブルタブの開け口は、なぜ左右非対称なの?

 海外の缶入り飲料は、プルタブの切れ込みが左右対称になっているが、
日本国内の缶入り飲料は、最近では左右非対称の切れ込みになっている
ものがほとんど。

 それは、プルタブを開ける力を分散するため。まっすぐに引いても、
まず左側から開き、徐々に時計回りで全体が開いていく。左右同時に力
をかけるときにくらべて、弱い力でも開けられる。

(色鉛筆は丸いのに鉛筆はなぜ6角形? 知的生活推進版編)

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