【過労死】労働基準監督署の手の内

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 【過労死】労働基準監督署の手の内
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
   過労死で労災認定がされたという報道が増えましたね。
中川:そうですね。
社長:ところで、過労死はどのようにして判断するのですか?
中川:過労死といってもいろいろな原因があります。
   長時間労働がその典型です。
   月80時間以上の残業をした場合は過労死と認定される可能性が
   高いです。
社長:月80時間となると一日4時間の残業を毎日していることになり
   ますね。
中川:御社の場合は就業時間が17時30分ですから、
   毎日21時30分まで残業をすることになります。
社長:それは酷な話ですね。
中川:残業時間はきちんと把握されていますか?
社長:弊社はタイムカードです。
中川:ある会社では、残業時間の上限が決められているので
   打刻してから残業をしていることがありました。
   それが労働基準監督署によって摘発されました。
社長:どぅしてウソの打刻だと分かったのですか?
中川:労働基準監督署は次のような証拠を集めます。
   1.タイムカード
   2.会社施設への入退場記録
   3.パソコンの使用時間
   4.上司、同僚へのヒアリング
   5.休憩時間の実態把握
社長:へえ、ウソはばれますね。
   休憩時間の実態把握とはなんですか?
中川:休憩時間とされていても、本当に休憩しているかを
   調査します。
社長:そこまでやるのですか。
   労働基準監督署に入られる前に、弊社は実態把握をします。
中川:そうですね。
   困ったことがあったらご相談ください。
(中川コメント)
本日の記事は、労働基準局が労働基準監督署への通達した内部通知を
参考にしました。