【解雇】個別労働紛争解決事例

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ブティックで高価なコートを低い場所に飾るのはタブー
(続きは編集後記で)
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 【解雇】個別労働紛争解決事例
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申し出の概要
申出人X(労働者)は損害保険会社代理店Y(被申出人)で働いて
おり、主な業務は顧客訪問であった。
Xは入社以降、業績を上げて会社に貢献してきた。
ある日、社長から退職勧奨を受けたが、即答せずに、通常業務を
行っていた。
翌週も通常どおり仕事をLていたが、今度は怒鳴り声とともに
解雇通告を受けた。
Xは何も悪いことをした記憶がないにもかかわらず、このように
して解雇された。
理不尽な仕打ちを受けたと思うので復職は望まないが、会社と冷静に
話し合いができる場を設けてほしい。
紛争当事者の主張
 1.申出人X(労働者)の主張
   社長は短気な性格であるため、いつも怒鳴られながら仕事をしていた。
   社長からある日突然「解雇だ。今週いっぱいで机を整理し、来週から
   出社しなくてよい」と退職勧奨を受けたが、応じるつもりがなかった
   ため、いつもどおり顧客対応など、通常業務を行っていた。
   翌週、勤務していたところ、突然、「なぜ出勤している。出て行け」
   と大声で怒鳴られた。
   このため、翌日からは出勤していない。
   今まで誠実に勤務し会社に貢献しており、遅刻や顧客からのクレーム
   などもほとんど受けていないため、なぜこのような扱いを受けたのか
   がわからない。
   理不尽な仕打ちを受けたため、会社に戻るつもりはなくなったので、
   「ハローワークへの手続の関係で、行きたい」旨を電話したが、
   社長は「もう連絡してくるな」の一点張りで話し合うつもりがない
   ようである。
   このため、冷静な話し合いができるよう助言・指導を行ってほしい。
 2.被申出人Y(事業主)の主張
   会社の業績悪化が著しく、人員削減が必要となったため、申し訳
   ないがXには退職してもらおうと思い、退職勧奨を行ったが、
   解雇は通告していない。
   あのときはこちらも感情的になり、冷静に話し合いができなかった。
会社に助言・指導の内容
 解雇通告をしたか否かについては、もはや水掛け論となってしまい
 判断することはできないが、申出入Xは身に覚えのないことで突然の
 解雇通告を受けたと主張しており、解雇には納得ができないと主張して
 いる。
 円満に退職することを前提に当事者間で冷静に話し合うよう助言・指導
 した。
結果
 助言・指導の後、双方が冷静になって話し合いができた。
 その中で、申出入Xは被申出入Yから退職勧奨を行った理由の説明を
 受け、最後の賃金の支払い方法や離職票の交付時期などについても
 説明があった。
 さらに、今後の生活補償としてYから30万円の支払いがあった。
ポイント
 解雇通告の有無等、当事者双方の主張に食い違いがあり、また双方とも
 感情的になっていたが、冷静に話し合うようにとの助言・指導を受けた
 結果、被申出人Yから申出入Xに対し適切な説明があり、また生活
 補償費30万円が支払われることになった。
(中川コメント)
 本日の記事は労働新聞社発行の助言指導あっせん好事例を参考にしました。
助言・指導・あっせんとは、平成13年にできた国の「個別労働紛争解決制度」
によって労働基準監督署が指導できない事案について各都道府県にある
労働局の「助言指導」や「あっせん」という制度が利用できるものです。
 助言指導は、労働基準監督署でも労働局への取次を行っています。
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    編集後記    
  
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ブティックで高価なコートを低い場所に飾るのはタブー
売り場のどの場所にどの商品を陳列するかは、単に販売スタッフの思い
つきや見た目の良し悪しだけで決められているわけではない。
すべての商品がその付加価値を高めるべく、ち密な計算に基づいて
ディスプレイされているのだ。
たとえば、小売業界ではよく矧られている商品ディスプレイの基本として、
値段の高い商品ほど低い位置に並べてはいけない、というものがある。
低い位置にある商品を見るとき、客は自然と商品を見下ろす格好になる。
すると、どれだけ値の張る商品だったとしても不思議と安っぽく見えて
しまうのだ。
そこで、高価な商品ほどあえて高いところにディスプレイするのが鉄則と
されている。
顔を上げた客の視線の先にはより高級なオーラをまとった商品が御目見得
する、という演出である。
一方で、スーパーなどで売り切ってしまいたいセール品や低価格帯の
商品を並べるときには、そんな消費者心理を逆手にとって、腰をかがめ
なければ手に取れないような低い棚に並べることが多い。
客から見やすそうだからといって高い位置に低価格の商品を置くと、
商品を見たときの印象が実際の価格よりも高くなってしまい、
客はかえって拒否反応を起こしかねないのだ。
ちなみに、床から80~120センチメートルくらいの陳列エリアは小売店
業界では「ゴールデンスペース」とか「ゴールデンゾーン」といわれて
いて、その名の通り最も売れ行きがいい高さだとされている。
(「あの業界のタブー」より 青春出版 発行)
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 退職金制度の見直をご検討の方へ
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基本給に連動した退職金制度は高額の退職金になる可能性があり危険です。
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理由は、中小企業は中途採用、中途退職が常態であり、定期採用、定年退
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