【退職】退職勧奨の事前準備

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「同一労働同一賃金と残業規制強化への対応」セミナー 24,000円(税別)
【東京】 4月11日(木) 6/14(金)
    13時30分~16時30分(3時間) 
→   https://nakagawa-consul.com/seminar/109.html
【web】 3月22日(金)
    13時30分~16時30分(3時間) 
→   https://nakagawa-consul.com/seminar/109_web.html
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【セミナー副題】
・家族手当をパートにも払う時代がやって来る?
・迫られる「手当」と「基本給」見直し
・働き方改革関連法案が成立したことへの対応
さて、「同一労働同一賃金」を争点にした最高裁判決が出ました。
「定年後の継続雇用の賃金を下げる、非正規従業員の賃金格差」が違法か
どうかの判決です。
争点は諸手当でした。
そこで示された判決から従来の考えを改める必要がでてきました。
正規と非正規との間の「均等待遇」と「均衡待遇」の実現が今後の課題に
なりそうです。
それにより、諸手当の見直しが話題になりそうです。
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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳  2019年3月18日号   VOL.4014
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いつも手抜きをしようとする
(続きは編集後記で)
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 【退職】退職勧奨の事前準備
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1.退職に関する一般的な情報
労働者に退職勧奨を実施する際には、その労働者が退職した場合の各種
想定をしておく必要があるとともに、同人に対して丁寧な説明ができる
ように準備しておく必要がある。
まず、退職した場合の退職金の金額であるが、使用者が想定している退職
日に加えて、3月末日、12月末日等切りのよい日での退職となった場合の
退職金の金額も試算しておくべきである(なお、退職勧奨のため、退職金
規程の支給係数も会社都合となるのが原則である)。
また、退職に当たっての諸手続きについても一通り説明できるように準備
しておく必要がある。特に、雇用保険の失業給付に関する説明は重要で
ある。ただし、具体的な受給金額および受給要件等については、労働者
に直接ハローワークに問い合わせてもらうべきである。
次に、年次有給休暇の残日数についても確認しておく必要がある。労働者と
しては、退職勧奨に応じる決意をしたとしても、年次有給休暇に残日数が
あれば、それを消化したいと考えるのが当然であって、最終出動日の設定
とも関係してくる。
さらに、労働者の所属長には、引き継ぎを含め、退職の意思表示から最終
出勤日までの日数がどの程度必要になるのかといったことも確認しておく
必要がある。
2.対象となった労働者に関する個別情報
対象となった労働者本人の情報については、退職金の試算に必要となる労働
者の年齢、勤続年数、資格等級等が挙げられる。
そして、退職勧奨による退職は、労働者が想定していた時期での退職とは
ならないことからも、その労働者のみならず、家族にも影響を与えること
になるため、家族に関する情報等も、面談前に収集しておくべきである。
具体的には、配偶者の就業状況、子女の年齢および就学状況、育児や介護の
状況、その他家族の健康状態等、さらに、住宅ローンの残債務等についても
確認しておいたほうがよい。
退職勧奨を受けた労働者は、自身のことに加え、家族のことも考えて退職を
受け入れるか否かを検討することになるし、家族にも相談するのが一般的で
ある。使用者としては、労働者からの質問や要望に備えて、想定質問を作成
して面談に臨むことになるが、上記情報を収集しておくことによって、想定
回答の用意も可能になる。
なお、これら家族状況等を把握しておくことによって、使用者としてもその
個別事情に配慮した退職日の再設定を提案することも可能となり、柔軟な
対応を取りやすくなる。
(中川コメント)
退職勧奨をするために、一般的な退職の際に説明が必要な情報に加えて、
その労働者やその家族状況に関する情報も収集しておくべきっです。
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    ご質問、ご感想、ご意見をお待ちしています      
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なお、必ずしも回答するとは限らないことをご承知ください。
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回答しかねる場合があります。
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    編集後記      
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・いつも手抜きをしようとする
全力でやっているつもりでもビジネスの世界はよく「80対20の法則」で説
明されます。「仕事の成果の80%は、費やした時間の20%から生まれる」、
「売り上げの80%は、社員の20%が生み出している」などの例がよく引用され
ます。こうした言葉にうなずいてしまうのは、私たちが日常的に手抜きする
社員の存在を認識しているからにほかなりません。
心理学では、集団が大きくなるほど、その構成員が手抜きをすることが知ら
れています。多くの実験
がこれを立証していますが、特にリングルマンの
綱引き実験とラネタの拍手実験が有名です。どちらの実験でも、集団が大
きくなるほど1人が出す力は弱くなっていましたが、被験者に手抜きをして
いるつもりはありませんでした。ただ、集団が大きくなるにつれて「自分が
やらなくても誰かがやってくれるだろう」と考え、無意識に手を抜いてし
まうのです。
この現象は社会的手抜き、フリーライター現象、またリンゲルマン効果と
呼ばれます。
・対策は役割と責任を明確にすること
集団的手抜きは、意欲のある社員でさえ、その気はないのに手を抜いてし
まうことを物語っています。-人の役割が小さくなるほど手抜きが起こると
いう事実は、企業規模が大きくなるほど、また権限と責任を与えられた上司
より若手社員に起こりゃすいことを示唆しています。
大企業では、自分の仕事が会社全体の業績にどう結びついているのかが見
えにくく、仕事の成果が実感しにくくなります。また、社会状況や会社
全体を俯瞰(ふかん)しながら社員を率いる経営陣とは異なり、低い地位
にいる若手社員ほど大勢の社員の中に埋没し、正当に評価してもらえな
いのではと考えて努力を抑制しがちです。
こうした人間心理をマネジメントに生かすには、プロジェクトチームを
少人数にし、各自に役割と責任を明確にする社会的手抜き対策を講じること
です。モチベーションを高く維持した少数精鋭のチームを編成すれば、手抜
きが防止され、パフォーマンスの向上が期待できます。
(職場の心理学 齊藤 勇著 西東社刊より)
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