【安衛法】事業主の責任が問われる理由

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報
労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳  2019年6月3日号   VOL.4121
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沖縄で売られているエアコンは「ヤモリ侵入禁止」仕様になっている!
(続きは編集後記で)
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 【安衛法】事業主の責任が問われる理由
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
   労災について質問します。
中川:はい、何でしょうか?
社長:たとえばクレーンを操作する場合は吊り荷の下には人がいない
   ことを確認するように指導しています。
   にもかかわらず、オペレーターが指導を無視して操作した結果
   人にケガをさせたとします。
   これはオペレーターの責任ですよね。
   それでも会社に責任があるというのが納得できません。
中川:どうして納得できないのですか?
社長:だって、指導を無視しているのはオペレーターです。
   法律でも禁じられている行為をしているのです。
   だから、オペレータに責任があります。
   会社としてはちゃんと教育指導をしているのです。
   それでも会社、つまり事業主である私まで責任があるといわれる
   のは変でしょう。
中川:たしかに、違法行為をしたのはオペレーターです。
   したがって、オペレーターは違法行為をしたことで罰せられます。
   
社長:そうそう、それが正義というものです。
   経営者、つまり私には何の落ち度もないです。
   何の落ち度もない私を罪に陥れるのは国家の陰謀です!
中川:国家の陰謀ですか...。
   あのう、オペレーターは御社の社員ですよね。
社長:そうです。
   それがどうかしましたか?
中川:オペレーターは会社の指示を受けて仕事をしていますよね?
社長:それはそうですが、違法な行為をしろとは指示していません。
中川:そうですね。
   でも、仕事としてクレーンを操作しているのですよね?
   
社長:そりゃあそうです。
中川:ところで、どのくらい指導していますか?
社長:ときどきです。
中川:それでも違法行為をする場合は指導不足かもしれませんよ。
社長:徹底するのは難しいです。
中川:難しいといっても、もし、それが原因で死亡したり大けがを
   してもいいのですか?
社長:ムムム...。
中川:オペレーター本人も違法行為で罰せられますが、
   オペレーターを使用している事業主も罰せられるのです。
社長:どうしてですか?
中川:違法の防止を徹底するためです。
   社長も従業員の違法行為の責任を問われるとなると
   もっと熱心に違法行為をしないように指導するでしょう?
社長:たしかに。
中川:このように、違法者だけでなくそれを使用している
   事業主も罰せられることを両罰規定といいます。
社長:そんなことが法律に書いてあるのですか?
中川:はい、労基法121条、安衛法122条に明記されています。
社長:より真剣に指導するように改善します。
   
(中川コメント)
 労基法、安衛法は違法行為の本人と法人の両方が罰せられます。
これを両罰規定といいます。
労基法
第121条 この法律の違反行為をした者が、当該事業の労働者に関する事項
    について、事業主のために行為した代理人、使用人その他の従業者
    である場合においては、事業主に対しても各本条の罰金刑を科する。
安衛法
第百二十二条  法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他
    の従業者が、その法人又は人の業務に関して、第百十六条、第百十七条、
    第百十九条又は第百二十条の違反行為をしたときは、行為者を罰するほ
    か、その法人又は人に対しても、各本条の罰金刑を科する。
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    編集後記      
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沖縄で売られているエアコンは「ヤモリ侵入禁止」仕様になっている!
「沖縄のエアコンは長持ちしない」といわれるが、それはなぜか。
海に囲まれている沖縄だから、潮風によって引き起こされる塩害で室外機が
錆びてしまうことが、まず原因の一つ。
そしてもう一つの原因が、ヤモリである。
熱帯、亜熱帯に属する沖縄県には、とくにヤモリが多く生息しているが、
これが室外機に入ることによって、故障する割合が高いのだ。
ヤモリによる被害は、平成17(2005)年までに行なわれたヤモリの研究に
より、明らかとなった。
まずヤモリは室外機の隙間から侵入し、室外機の各機器類を通って基盤に達
する。この基盤には22~24ボルトの電流が流れている。
一方、ヤモリの体は約75パーセントが水分でできているため、基盤にヤモリ
が触れるとヤモリの体から水分が出て、これが基盤に流れてショートするの
である。
また、基盤部分が温かいため、ヤモリはここに入り込んで卵を産むこともある。
この卵は当然孵化するが、外に出ることができず、なかにたまってしまい、
故障の原因となるのだ(沖縄移住支援センターのホームベージより)。
そこで、沖縄仕様のエアコン(室外機)には、「ヤモリガード」というヤモ
リが侵入できないような設計がされている。しかも、塩害を防ぐために特別
なコーティングもなされているのだ。
いまは沖縄仕様となっているヤモリガードだが、本州でも気温が上昇してヤ
モリが棲みつくようになれば、全国的にこの仕様になるのかも知れない。
(大人の常識力大全 青春出版社刊より)
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 解雇とか賃金の切り下げとか微妙な問題は、労働基準監督署に聞くわけに
もいかない。だいたい、俺は忙しいのだ。本を読んでいる暇はないし、
第一、資金繰りや営業のことで頭がいっぱいでそれどころではない。
誰か、いないのか?

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