【就業規則】どうして事業所単位で作成するのか?

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳  2019年7月7日号   VOL.4171
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七夕にそうめんを食べる風習はどうして始まった?
(続きは編集後記で)
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 【就業規則】どうして事業所単位で作成するのか?
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
   当社は3事業所あります。
中川:そうですね。
   それぞれ遠隔地にありますね。
社長:で、前から疑問に思っているのが就業規則です。
中川:はい、どんな疑問ですか?
社長:就業規則は事業所単位で作成し、所轄の労働基準監督署に
   届け出なければならないという点です。
   本社で一括して作成、届けをした方が手間がかからないです。
   就業規則を変更するたびに各事業所で修正し、労基署に届け
   るのですが、事業所によってはうっかり忘れることがあります。
中川:あり得ますね。
社長:どうして本社一括ではダメなのですか?
中川:事業所のそれぞれの人数は何人ですか?
社長:本社が30人、A事業所が15人、B事業所が12人です。
中川:それぞれの事業所が10人以上なので、各事業所で就業規則の
   作成と労基署への届出が義務づけられています。
   就業規則の内容は同じですか?
社長:はい、同じです。
   だから、一括で処理したいのです。
中川:その気持ちは分かりますが、就業規則のもつ性質があります。
   だから、一括処理は避けるべきです。
社長:就業規則の持つ性質とは何ですか?
中川:就業規則は採用から退職、解雇まで定めて、従業員に従わせて
   います。
   また、職場秩序違反などがあった場合は懲戒処分ができます。
   就業規則は従業員を強く拘束できるものなのです。
社長:たしかに、そうですね。
中川:御社の場合は3事業所とも同じ就業規則で間に合っていますが、
   会社によっては事業所単位で労働条件が変わることもあります。
社長:へえ、そんなことがあるのですか。
中川:たとえば、本社の始業時間は9時だがA事業所は8時30分という
   ようなことです。
   賃金制度の中で厳寒地域には寒冷地手当を支給するが
   温暖地域では支給しないことは普通に行われています。
   事業所単位で労働条件がことなることは珍しくありません。
   
社長:なるほど。
中川:また、たとえば、本社は営業マンが多数いるが他の事業所では
   工場で働く人が多数いる場合もよく見かけます。
   営業主体の事業所と工場主体の事業所では就労時間などが異なる
   ことは珍しくなりません。
社長:そうですか。
   そういう会社もあるでしょうが、当社は事業所単位で異なりません。
   それでも、就業規則は事業所単位で作成、届け出なければならないの
   でしょうか?
中川:その場合は、本社で一括処理も可能です。
   ただし、従業員代表の意見書は事業所単位でそろえなければなりません。
社長:では、一括で労基署に提出するとしても、それに3事業所の
   意見書を添付しなければならないということですか?
中川:そういうことです。
社長:では、あまり手間は変わりませんね。
中川:そうです。
   事業所単位で労基署に届け出るのが現実的です。
   事業所で届出忘れがないように、本社の担当者が確認するで
   どうでしょう?
社長:そうします。
   
(中川コメント)
 就業規則は事業所単位で作成し、労基署に届け出ることが原則です。
各事業所の就業規則が同じ場合は本社で一括して処理することが可能です。
その場合は従業員代表の意見書は適用される全ての事業所の分が必要です。
また、届け出る就業規則が適用される事業所の住所、事業所名などを
記載した書類を添付しなければなりません。
 一括処理をするとしてもそう手間が省けるわけではありませんので
事業所単位で作成、提出することを推奨します。
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    編集後記      
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七夕にそうめんを食べる風習はどうして始まった?
七夕にそうめんを食べる風習は、かなり古くからある。
そうめんは、奈良時代に中国から伝わったとされ、「索餅(さくべい)」
と呼ばれていた。宮中の儀式や作法を綴った平安時代の「延喜式(えんぎし
き)」には、すでに「(策餅を7月7日に食すと大病にかからない」という
意味の記述が見られる。
鎌倉時代になると、小麦粉の生地に油をぬり、細く長くのばす、現在のよう
なそうめんが登場する。やがて、七夕の織姫伝説にちなみ、そうめんを織姫
の織る糸に見立てて、お供えする風習が広まった。もともと、食欲の落ちる
夏場に、涼味満点の冷やそうめんはうってつけの食べ物だ。
そうした生活の知恵と、古くからの言い伝えが一体となり、七夕の日にそう
めんを食べる風習が定着したと考えられている。
(おいしい雑学 博学こだわり倶楽部編 河出書房社刊 より)
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