【解雇】能力が劣る場合の解雇について

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る
作者: 中川清徳  2019年7月17日号   VOL.4185
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相手の気分がよくなる「姿勢」、不快になる「姿勢」
(続きは編集後記で)
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 【解雇】能力が劣る場合の解雇について
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中川:こんにちは。
社長:こんにちは。
   Aさんのことで相談します。
中川:はい、なんでしょうか?
社長:Aさんはあきれるくらい仕事ができません。
   同僚から辞めさえて欲しいという声さえあがっています。
   解雇しても問題ありませんか?
中川:解雇は慎重にしてください。
   解雇をする前にしなければならない手順があります。
社長:どんな手順ですか?
中川:Aさんに能力が劣っていることを自覚させることです。
社長:同僚からも疎(うと)まれてるのですから、自覚していると思い
   ますが。
中川:仮に自覚をしたら退職すると思いますよ。
   退職しないのは自覚していないからでしょう。
社長:どうやって自覚させれば良いのですか?
中川:まずは、なんの能力が不足しているかはっきりさせます。
   紙に書き出すのがポイントです。
社長:それはできます。
中川:書いた内容をAさんに示します。
社長:そうしたらAさんは辞めますかね?
中川:いやいや、辞めさせるのが目的ではありません。
   能力不足を自覚させるのです。
社長:ああ、そういうことですか。
   それでどうするのですか?
中川:能力が上がるように教育訓練をします。
   できれば計画書を作成するとよいです。
社長:計画書は作成できます。
中川:計画書にそって教育訓練を行います。
   教育訓練の記録は残しておきましょう。
社長:めんどうですね。
中川:記録を残すことは証拠を残すことなのです。
   もめたときに有力な証拠となります。
社長:なるほど。
   
中川:計画書をAさんに提示したときに、期日を決めて
   能力を高めることを約束させます。
   もし、能力の向上がなかった場合は賃金を下げる
   と言います。
   これについては、書面で同意をとってください。
社長:あれ、辞めさせることはできないのですか?
中川:解雇は慎重にしてください。
社長:Aさんはたぶん、能力が上がらないと思います。
中川:期日がきても能力が上がらない場合は、賃金を下げます。
   そのときに、Aさんの意向を確認します。
社長:Aさんの意向の確認とは何ですか?
中川:賃金が下がってもそのまま働く気があるのか?
   それとも転職の気があるのか?
社長:働くと言えば?
中川:雇用を継続します。
   賃金が下がっていますので、別の仕事に配置換えします。
   そうすれば周囲はある程度納得するでしょう。
社長:でも、本音は辞めてもらいたいです。
中川:であれば、条件を出すことです。
社長:条件と言いますと?
中川:もし、退職するならば退職金は会社都合扱いとする。
   また、2ヶ月分の給料分を上乗せするなどです。
社長:うーん、能力がなくて辞めてもらう人にお金をだすのですか。
   うーん。
中川:Aさんがこのまま会社にいることによるデメリットと
   比較するとお金で解決した方がよいという見方もでき
   ますよ。
社長:なるほど。
中川:Aさんをいきなり退職に追い込むのではなく、
   能力を向上させる機会を与えることです。
社長:その方向で進めます。
   
(中川コメント)
 解雇は問題が生じやすいです。
安易な解雇は解雇権の乱用として訴訟に発展する可能性があります。
ステップを踏んで、丁寧に接しましょう。
最後の手段としては訴訟覚悟で解雇をする決断をしなければならない
こともあるでしょう。それはあくまでも最後の手段としましょう。
下記のセミナーが参考になります。
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    編集後記      
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相手の気分がよくなる「姿勢」、不快になる「姿勢」
いい姿勢は見た人に快い感情をもたらす。たとえば、一流といわれるホテル
やレストランの従業員は、姿勢がいいという点で共通している。背筋がピン
と伸び、颯爽と歩く彼らの姿を見ると、それだけで接客された方は気分がよ
くなるものだ。
姿勢は無言のメッセージ。だから、他人と向き合うときは、常にいい姿勢で
いる気配りをしたい。意識的にでも背筋をピンと伸ばし、ヒザを伸ばし、前
傾にも後傾にも偏り過ぎない姿勢ですっくと立つ。
座るときも、背筋の緊張感を維持する。いい姿勢を保つと、人を快くするだ
けでなく、こちらの気分もシャキッと引き締まるものだ。
さらに、姿勢と健康との関わりも無視できない。悪い姿勢がクセになると、
背骨が変な格好でゆがみ、それが内臓にも悪影響を及ぼすという。健康な心
身を育てれば、ますます人と快く向き合えるようになる。
よい姿勢の相乗効果は計り知れないのだ。
(人間関係大事典 青春出版社刊より)
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