◆今月の経営格言 陸奥宗光(政治家)

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[セミナー名] 退職金制度の見直し方セミナー
[資料等] 44ページ
[講 師] 中川清徳 中川式賃金研究所所長
[日 時] 1月15日(月) 13時30分~16時30分(3時間)
[日 時] 2月6日(火) 13時30分~16時30分(3時間)
[受講料] 26,000円(税別) 28,600円(税込)
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発行者: 中川清徳  2023年12月17日 VOL.5446
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今年は「改暦」から150年の節目に当たります。

続きは編集後記で

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◆今月の経営格言 陸奥宗光(政治家)
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◆今月の経営格言

「臥薪睡眠を催ほさず、又は旅中舟車の間、所為なき時は、
胸裏に何なりとも一つの問題を設けて研究し置くべし」

陸奥宗光(政治家)

出所:「日本のリーダー名語録 優れた指導者に学ぶ
決断力 明治・大正・昭和」(PHP研究所)
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冒頭の言葉は、

「日ごろから自分自身で問題を設定し、その対処方法を考えて
おけば、いざというときにも的確に対処できる」

ということを表しています。

青年期より尊王攘夷派の志士たちとの交流を深めていた陸奥氏
は、土佐藩を脱藩していた坂本龍馬と出会い、共に倒幕運動に
取り組みました。

王政復古の大号令によって幕府が倒され、1868年に明治新政府
が誕生すると、陸奥氏は政府に出仕しました。その後、かねて
より明治新政府の藩閥政治に疑問を抱いていた陸奥氏は、1877
年にぼっ発した西南戦争に乗じて政府を転覆させる計画に加担
しましたが、それが露見し、投獄されることとなりました。

獄中において、陸奥氏は数百冊もの書籍を読破し、精力的に勉
学に励みました。そして出獄した後は、獄中で学んだ西洋の法
律や政治についての理解を深めて日本の将来に役立てるべく、
欧州遊学へ旅立ち、各国で研さんを積んで民主政治に関する新
しい知識を次々に獲得していきました。

陸奥氏が外遊していた当時、日本では不平等条約に対する不満
が高まっていました。幕末から明治にかけて、日本は諸外国と
条約を結びましたが、それらの多くは「罪を犯した外国人を日
本が裁くことができない」「外国からの輸入品に自由に関税を
かけることができない」など、日本にとって不利なものでした。
このため、明治維新後には多くの政治家が不平等条約の改正に
取り組みましたが、いずれも不成功に終わっていました。

1892年、陸奥氏は第二次伊藤博文内閣の外務大臣に就任し、不
平等条約の改正に取り組むこととなりました。陸奥氏は、不平
等条約の改正に関する草案を作成し、まずは改正に最も強く反
対している英国と交渉を行いました。しかし、英国の反対は強
く、交渉は難航しました。また、国内では外国人に対する反発
が高まり、排外主義運動が広がりました。こうした中にあって、
陸奥氏は、開国主義の重要性を説いて国内の混乱の収拾を図り
つつ、粘り強く英国と交渉を重ねました。そしてついに、1894
年に領事裁判権を回復した日英通商航海条約が調印されました。

その後、陸奥氏は米国やドイツなどの欧米諸国との間でも不平
等条約の改正を進め、このことにより、ようやく日本は欧米諸
国と同じ地位に立つことができました。

陸奥氏が不平等条約の改正を行うことができたのは、世界情勢
に対する深い洞察力を持っていたからです。後に、陸奥氏は次
のような言葉を遺しています。

「諸事堪忍すべし、堪忍の出来る丈は必ず堪忍すべし」

陸奥氏は、政府を転覆させる計画に加担したとして、壮年期に
獄中生活を余儀なくされました。こうした中にあっても、苦境
に耐え、日本のあるべきビジョンを描いて勉学に励んだからこ
そ、日本を近代国家へと導くことができたのです。

問題が起きてしまってからでは、すぐにその問題に対処するこ
とは困難です。しかし、日ごろからさまざまな問題を想定し、
それらに対する解決策を考えていれば、いざというときにもす
ぐに対処することができます。常に起こり得る問題を考え、重
要なことを見抜き、対策を立てることこそが、問題解決におけ
る最善の取り組みなのです。

【本文脚注】
本稿は、注記の各種参考文献などを参考に作成しています。本
稿で記載している内容は作成および更新時点で明らかになって
いる情報を基にしており、将来にわたって内容の不変性や妥当
性を担保するものではありません。また、本文中では内容に即
した肩書を使用しています。加えて、経歴についても、代表的
と思われるもののみを記載し、全てを網羅したものではありま
せん。

【経歴】
むつむねみつ(1844~1897)。紀州藩(現和歌山県)生まれ。
1890年、農商務大臣(現農林水産大臣、現経済産業大臣)就任。
1892年、外務大臣就任。

【参考文献】
「日本のリーダー名語録 優れた指導者に学ぶ決断力
明治・大正・昭和」
(武田鏡村、PHP研究所、2007年4月)
「日本の名著 35」
(陸奥宗光/萩原延寿(責任編集)、中央公論社、1894年7月)

(中川コメント)
本日の記事は弊社が有料会員となっている「中小企業福祉
事業団」が提供する情報を転載しました。

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編集後記
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今年は「改暦」から150年の節目に当たります。

改暦が正式に決定されたのは、明示5年11月9日のこと。
当時の政府は、明治5年12月3日を明治6年1月1日とし、
それまで使われていた太陰太陽暦(旧暦)を廃止して
太陽暦(新暦)を使用することに決めました。

旧暦は、2~3年に一度、うるう月を加える必要があったため
季節にずれが生じ、うるう月の入り方も複雑でした。
対して新暦は季節とのずれが少なく、
うるう年のルールも単純です。
諸外国との交際も便利になり、西洋に追いつこうという
意図からも、新暦は合理的といえるものでした。

しかし、新暦がよいものであったとしても、
例えば旧暦をもとに日取りが決められていた神社祭式について等、
1000年以上使用されてきた旧暦の廃止による
世の中の戸惑いは、大きかったに違いありません。

ですがこの頃、日本は近代化に向けて急進していました。
暦の改正は単に日付を変更するだけでなく、
国際舞台に立つための重要な一歩であり、
日本の近代化と国際化への道を象徴する
重要な出来事であったと言えるでしょう。

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