■社員がSNSで会社を批判。すぐ処分してよい?■

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発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2026年10月1日Vol.6371
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ChatGPT Image 2026年6月19日 09_19_30

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■国がなくなっても「残影」は残る■

(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)

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■社員がSNSで会社を批判。すぐ処分してよい?■
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ChatGPT 画像 2026年9月29日 08_03_20

「社長、大変です。
社員らしい人がSNSで会社を批判しています」

「内容を見ると、うちの社員に間違いなさそうです。
すぐ削除させて、処分したほうがいいですよね?」

こんなことが起きたら、
経営者としては穏やかではありません。

しかし、ここで感情的に本人を問い詰めるのは
少し待ったほうがよいでしょう。

SNSの問題では、
まず「証拠を残す」ことが大切です。

投稿は簡単に削除できます。
アカウントそのものを消すこともできます。

本人に確認した直後、
投稿がすべて消えてしまったら、
その後の事実確認が難しくなります。

まず確認しておきたいのは、

・アカウント名
・アカウントID
・投稿内容
・投稿日時
・投稿一覧
・プロフィール画面

などです。

必要な部分をスクリーンショットで保存するなど、
後から確認できる状態にしておきましょう。

また、一つの投稿だけを見るのではなく、
他の投稿も確認することが大切です。

会社への批判だけだと思っていたら、
社内情報まで書き込まれていた、
ということも考えられるからです。

Q
「うちの社員だとほぼ分かっています。
すぐ本人を呼び出していいですか?」

A
まずは客観的な材料を集めてから、
本人に確認する、と考えるとよいでしょう。

投稿時間や内容、使用した端末など、
複数の情報を照らし合わせます。

「たぶん、この社員だろう」
という推測だけで決めつけないことが大切です。

SNSでもう一つ注意したいのが、
情報が広がる速さです。

投稿した本人は軽い気持ちでも、
共有されれば短時間で広がる可能性があります。

そのため、

「誰が投稿したのか」

だけではなく、

「どこまで広がっているのか」

も早めに確認したいところです。

Q
「会社を批判したのですから、
懲戒処分にできますよね?」

A
会社を批判したというだけで、
直ちに処分できるとは限りません。

特に、勤務時間外に個人のアカウントから
投稿した場合は、慎重な判断が必要です。

一方で、企業秘密を漏らしたり、
会社を誹謗中傷したり、
会社の社会的評価を低下させるような内容なら、
処分の対象となる可能性があります。

そこで重要になるのが、

・どのような内容だったのか
・会社の管理体制はどうだったのか
・社外にどの程度広がったのか
・実際の被害はあったのか
・なぜ投稿するに至ったのか

といった事情です。

内容によっては厳重注意で対応する場合もあれば、
懲戒処分を検討する場合もあります。

重大な企業秘密の漏えいなどであれば、
より重い対応を検討することもあります。

Q
「本人の投稿だと確認できたら、
削除を求めてもよいのでしょうか?」

A
投稿内容によっては、
早めに削除を求めることも検討できます。

ただし、削除を求める前に、
必要な証拠を残しておくことが大切です。

ワンポイントアドバイス

SNS問題が起きたときは、

「保存する」
「広がりを確認する」
「投稿者を確認する」
「対応を判断する」

この順番で整理してみてください。

いきなり「誰がやったんだ」と追及するより、
事実を一つずつ確認したほうが、
会社として冷静な対応ができます。

SNSは便利な反面、
会社にとって思わぬ問題になることがあります。

だからこそ、問題が起きてから慌てるのではなく、
日頃からSNS利用のルールや、
社内情報の取り扱いについて
社員に伝えておくことも大切です。

もし今日、自社を批判する投稿を見つけたら、
あなたの会社では誰が、どんな順番で対応しますか?

一度、社内の対応手順を
確認してみてはいかがでしょうか。

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ChatGPT Image 2026年6月22日 10_12_38

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【本からの気づきメモ】
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■国がなくなっても「残影」は残る■

かつてイギリスは世界各地に領土を広げ、
巨大な帝国を築きました。

しかし、帝国はいつまでも同じ姿で続いた
わけではありません。

植民地が独立していき、かつての支配体制は
次第に過去のものとなっていきました。

興味深いのは、政治的な支配が終わったからと
いって、その影響まで消えるわけではないことです。

過去に築かれた制度や文化、人々の関係などは、
その後の社会にもさまざまな形で残っていきます。

歴史は、終わった出来事の集まりではありません。

現在の社会にも過去の「残影」があると考えると、
いつもの世界が少し違って見えてきますね。

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大企業20年、中小企業13年、人事労務担当一筋で現場をはいずりまわった経験を活かし、中小企業の経営者、管理者のための人事労務管理について、すぐに役立つピカイチ…