『ベテラン従業員 いつまで活躍してほしい?』

☆★☆――――――――――――――――――――――
中小企業の人事・労務管理に役立つピカイチ情報
「労務管理は王道こそ最善」
大企業で20年・中小企業で13年の現場経験を持つ
人事労務のプロが、中小企業経営者の立場で語る!

発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2026年10月12日Vol.6382
――――――――――――――――――――――

■選択制DC、社員への説明に迷っていませんか?■
制度の良し悪しではなく、導入前に整理したいポイントを学びます。
https://nakagawa-consul.com/seminar/145_web.html

ChatGPT Image 2026年9月23日 10_26_00

――――――――――――――――――――――――――――

■科挙に合格した人は、仕事も優秀だったのか?■

(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)

――――――――――――――――――――――――――――
◆ コラム
『ベテラン従業員 いつまで活躍してほしい?』
――――――――――――――――――――――――――――

ベテラン従業員の活躍年齢インフォグラフィック

今回は、令和8年9月に結果が公表された、帝国データバンクの
「企業が期待する「活躍年齢」に関する動向アンケート」より
各企業がベテラン従業員に活躍を期待する年齢と、その実態に
ついて紹介します。

============================
帝国データバンク
「企業が期待する「活躍年齢」に関する動向アンケート」

調査対象:全国1,289社
(大企業170社、中小企業1,119社、中小企業のうち小規模企業450社)

■従業員に活躍してほしい年齢

〇全体平均 67.9歳

〇規模別内訳
・小規模企業 68.3歳
・中小企業  68.1歳
・大企業   66.8歳

〇業種別内訳
(上位)
・農林水産業 70.1歳
・運輸倉庫業 68.6歳
・サービス業 68.5歳

(下位)
・建設業 67.4歳
・卸売業 67.5歳
・小売業 67.7歳

■自社における従業員の最高齢

〇全社の最高齢 91歳

〇全社の最高齢平均 68.3歳

〇年齢分布
65~69歳 26.0%
70~74歳 24.9%
60~64歳 15.6%

============================

企業がベテラン従業員に活躍してほしいと考える年齢の全体平
均は67.9歳で、高年齢者雇用安定法により雇用確保が義務付け
られている65歳を3歳ほど上回りました。
また、規模別では、規模が小さいほど活躍を期待する年齢が高
い結果になっています。
多くの企業で人手不足傾向にあり、ベテランの従業員により長
い活躍を期待していることが見て取れ、特に規模が小さいほど、
その傾向が顕著に表れています。

業種別の上位では、農林水産業が70歳を超え、運輸倉庫業、サ
ービス業がこれに続きました。
下位では、建設業が67.4歳と最も低く、この他卸売業、小売業
が同様に67歳台で続きました。
担い手不足の業種を中心に、従業員により長く活躍を求める傾
向が強いようですが、建設業のように、業務特性上高齢者の活
躍が厳しいと考えられる業種では、その影響が表れていると考
えられます。

また、高齢者雇用の実態について。各企業における従業員の最
高齢のボリュームゾーンは65~69歳と70~74歳で、その合計で
過半数に達しています。
高年齢者雇用安定法の雇用確保措置義務の65歳を大きく超え、
就業機会確保の努力義務である70歳を超える企業も約4分の1に
至っており、ベテラン従業員が多く活躍する実態がうかがえます。

昨今の少子高齢化の益々の進展に伴って人材確保が難しくなる
中、ベテラン従業員の益々の活躍を求める企業は増えています。
長年培ってきた経験やノウハウ、業務スキルを活かすとともに、
若手従業員への円滑な技術継承を行うことも大変重要です。

在職老齢年金制度の改正や、65歳超雇用推進助成金等を活かし
て、ベテラン従業員がより活躍しやすい制度や職場をつくるこ
とで、「活躍年齢」を引き上げてみてはいかがでしょうか。

本日の記事は弊社が有料会員となっている
「中小企業福祉事業団」が提供する情報を転載しました。

────────────────────────
■ズバリ!実在賃金で貴社の賃金水準を診断■
────────────────────────
今の賃金が高いのか低いのか、都道府県相場と比較して
その場で判断できるようになります
https://nakagawa-consul.com/jitsuzaiChingin/#toContact

ChatGPT Image 2026年6月4日 10_23_47

――――――――――――――――――――――
【本からの気づきメモ】
――――――――――――――――――――――

■科挙に合格した人は、仕事も優秀だったのか?■

中国には、約1,300年にわたって続いた
「科挙(かきょ)」という官僚登用試験が
ありました。

世界でも有数の難関試験だったといわれています。

合格するためには、儒教の古典を徹底的に学び、
優れた文章を書く能力が必要でした。

何年も勉強を続け、何度も不合格になりながら
挑戦する人も珍しくありませんでした。

では、これほど難しい試験に合格した人は、
実際の政治や行政でも優秀だったのでしょうか。

必ずしも、そうではなかったようです。

科挙で試されたのは、主として古典の知識や
文章力でした。

ところが、実際に官僚になると、税金の徴収、
洪水対策、住民同士の争いの解決など、
まったく違う能力が求められます。

古典に詳しく、立派な文章が書けても、
現場の問題を解決できるとは限りません。

もっとも、科挙には大きな功績もありました。

家柄だけで官僚を決めるのではなく、
試験によって人材を選ぶ道を開いたことです。

この話を知って、現代の企業にも
同じような問題があると感じました。

学歴が高いから仕事ができるとは限りません。

営業成績が優秀だからといって、
管理職としても優秀とは限りません。

また、知識が豊富だからといって、
部下を育てる能力があるとも限りません。

大切なのは、
「何ができる人なのか」と
「どんな仕事を任せるのか」を
一致させることでしょう。

約1,300年も続いた科挙制度は、
現代の採用や人事考課、管理職登用についても
考えさせてくれます。

試験で優秀な人と、仕事で優秀な人。

この二つは、必ずしも同じではないのですね。

――――――――――――――――――――――
免責事項
――――――――――――――――――――――

このメルマガでは、
わかりやすさを重視し、
法律や判例も簡潔に
ご紹介しています。
本内容に基づくトラブル等については、
責任を負いかねます。
あらかじめご了承ください。

――――――――――――――――――――――

メールマガジン
社長、上司が「あの人はすごい!」と
いわれるピカイチ情報

☆発行責任者
有限会社中川式賃金研究所
所長 中川清徳
☆公式サイト

☆問い合わせ
info@nakagawa-consul.com
☆バックナンバー

中川清徳のブログ - 賃金制度・退職金制度のコンサルティングを得意とする 中川式賃金研究所

賃金制度・退職金制度のコンサルティングを得意とする 中川式賃金研究所

☆登録・解除

社長、上司があの人はすごいといわれるピカイチ情報 - メルマガ

大企業20年、中小企業13年、人事労務担当一筋で現場をはいずりまわった経験を活かし、中小企業の経営者、管理者のための人事労務管理について、すぐに役立つピカイチ…