【残業】法内残業と法外残業

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2012年10月28日号   VOL.1298
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大昔の自本人はカタツムリをおいしく食べていた!?

(続きは編集後記で)

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【残業】法内残業と法外残業
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中川:こんにちは。

社長:こんにちは。
   残業代が減りません。
   ムダな残業をしていると思うのですが...。

中川:御社の所定労働時間は何時間ですか?

社長:7時間30分です。

中川:労働基準法では1日8時間までは残業代を払わなくてもいいのです
   よ。

社長:それは知っています。

中川:本当に知っていますか?

社長:質問の仕方が意味深ですね。
   私の知っているはウソと言いたげですね。

中川:いいえ。
   でも、残業代が減らないからと嘆いていらっしゃいますので...。

社長:ますます、意味深ですね。

中川:割り増し賃金は8時間を超えた場合に125%以上払うのです。

社長:残業をしたら125%ではないですか?

中川:そこです。
   残業には法内残業と法外残業があるのです。

社長:え?

中川:御社の場合は所定労働時間が7時間30分ですから
   30分の残業は法内残業となるのです。

社長:では、8時間を超えたら法外残業となるのですか?

中川:ピンポーン!

社長:で、法内残業と法外残業で何か違うのですか?

中川:労基法では8時間を超えたら割増し賃金を払わなければ
   ならないとなっています。
   だから法内残業、つまり御社の場合では30分ですが
   これは割り増し賃金は不要なのです。

社長:え?
   残業代を払わなくていいの?

中川:そうではありません。
   30分の残業代は払います(100%)が、割り増し賃金の25%は
   払わなくてもいいのです。
   
社長:払ったら違法ですか?

中川:違法ではありません。
   従業員にとってはありがたいことです。

社長:そうですか。
   では、来月から法内残業は25%の割り増し賃金を払わないことに
   します。

中川:あのう、いままでズーと払っていたのですから、いきなり
   払わないのはダメです。

社長:だけど、労基法違反ではないでしょう?

中川:そうとも言えません。
   長年良い条件で払っていたらそれが既得権となります。
   ですから、従業員の同意が必要です。

社長:そうですか。
   わかりました。
   同意を得ます。

 

(中川コメント)

 従業員にたいして所定労働時間を超えて働かせることを一般的に
残業(時間外労働)といっていますが、「残業」が法定労働時間(1日8時間)
内に収まれば「法内残業」、法定労働時間を超えると「法外残業」と
なります。
 法内残業は割り増し賃金の支払いが不要です。
 法外残業は割り増し賃金の支払いが必要です。

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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大昔の自本人はカタツムリをおいしく食べていた!?

 嫌いな人は見るのも嫌だというエスカルゴ。食べるなんてとんでもない、
と思う人もいるでしょうが、一度そのおいしさに目覚めたらヤミツキに
なってしまうようです。
 フランス料理でよく食べられるエスカルゴは日本のカタツムリとは違う
種類、むしろ貝の一種と理解したほうがいいようです。

 では、日本のカタツムリの味はどうなのでしょう。
 誰も料理していないところを見ると、たぶん日本人の口には合わないの
でしょう。といっても、それは現代日本の話、古代の人たちはちゃんと食
べていたのです。
 なぜそんなことがわかったかというと、石器時代の古代遺跡から出土し
た糞石からカタツムリの殻が出てきたのです。糞石は腸の中で石のように
固くなった糞がそのまま残されたもの。早い話が便秘症の人のそれです。
考古学ではこの糞石を根気よくお湯に溶かし、どんなものが含まれている
かを詳しく分析するのです。

 昆虫の甲殻や魚の骨なども出てくるので、おそらく当時は、殻ごと、骨
ごとまるまる食べていたと思われます。それが現代のエスカルゴほどおい
しいものだったかどうか、昔の人に聞いてみなくてはわかりません。

(雑学の本 竹内均編 知的生きかた文庫より)

では、また明日お会いしましょう!!

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