■出張後の宿泊、禁止すべきか?社員の不満を生まない考え方■

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発行責任者:有限会社中川式賃金研究所 中川清徳
2026年5月4日 Vol.6321
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家族構成で不満

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■「毒」という漢字、母が入っている?■
(続きは最後のコーナー【本からの気づきメモ】でどうぞ)

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■出張後の宿泊、禁止すべきか?社員の不満を生まない考え方■
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ChatGPT Image 2026年5月1日 11_42_23

「出張が終わったあと、
そのまま現地に泊まるのはありなのか」

こんな相談、ありませんか?

特に金曜日の出張だと、
そのまま週末を過ごす社員もいます。

一方で、
出張が少ない社員からは

「会社のお金で旅行しているのでは?」

という声が出ることもあります。

これは多くの会社で
よくある悩みです。

では、
どう考えればよいのでしょうか。

まず押さえておきたいのは、
出張の移動時間の扱いです。

移動中は基本的に
自由に過ごせる時間とされ、

仕事の時間とは
考えられないケースが一般的です。

つまり、
出張する社員は

移動の負担はあるものの、
必ずしもすべてが
労働時間になるわけではありません。

ここをどう見るかで、
判断が分かれてきます。

Q.出張後の宿泊は禁止できますか?

A.ルールとして定めること自体は
検討の余地があります。

例えば、
当日中に帰社・帰宅を求める運用は
会社として整理しやすい方法です。

ただし、
ここで注意が必要です。

業務が終わった後の時間は、
社員の自由な時間と考えられるため、

違反した場合に
厳しい処分まで行うのは
難しい場面もあります。

Q.公平性のために禁止した方がいいですか?

A.一概にそうとも言い切れません。

出張が多い社員は、
移動の負担を日常的に抱えています。

その負担を考えると、
ある程度の自由を認めることが

結果的にバランスを取ることに
つながる場合もあります。

ここで一つ事例です。

ある会社では、
出張後の宿泊を一律禁止しました。

確かに不公平感は減りましたが、
出張を担当する社員からは

「疲れが取れない」
「負担が大きい」

という声が増えてしまいました。

結果として、
出張を敬遠する空気が
生まれてしまったのです。

これは避けたいところですよね。

ワンポイントアドバイス

禁止か容認かで迷ったときは、
「会社にとってのメリット」と
「社員の負担」の両方を書き出してみましょう。

感覚ではなく、
整理して考えることで
判断がしやすくなります。

Q.では、どうするのがよいですか?

A.最近は
出張と余暇を組み合わせる考え方も
出てきています。

出張の機会を活かして、
滞在を延ばすというものです。

これにより、
社員のリフレッシュや
モチベーション向上につながる

という見方もあります。

ただし、
すべての会社に合うわけではありません。

大切なのは、
自社に合うかどうかです。

・公平性を重視するのか
・柔軟性を重視するのか
・社員の負担をどう見るのか

このあたりを整理して、
ルールを作ることが重要です。

制度は
「正しいかどうか」ではなく

「自社に合っているかどうか」

で考えることが大切です。

出張という日常業務の中にも、
見直しのヒントはあります。

一度、自社の考え方を
立ち止まって整理してみませんか。

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昔のままだとトラブルの種に

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【本からの気づきメモ】
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「毒」という漢字、母が入っている?

今日はちょっとした雑学です。

「毒」という漢字をよく見ると、
下の部分が「母」に見えます。

そのため

「母が毒になるから毒という字」
などという説明を聞いたことが
ある方もいるかもしれません。

しかし実は、
これは漢字の本当の成り立ち
ではありません。

「毒」という字は、
古代中国の文字にさかのぼると、
現在とはかなり違う形をしていました。

甲骨文字という古い字を見ると、
植物の芽や実のような形が
描かれているのです。

つまり、

「植物などに含まれる
体に害を与えるもの」

これを表したのが
「毒」という字の始まりでした。

その後、長い年月の中で
文字の形が変化し、
現在のような形になりました。

たまたま下の部分が
「母」に似た形になったため、

「母が毒になる」

というような話が
後から作られたのです。

ちなみに最近よく聞く
「毒親」という言葉も、

漢字の形から
生まれた言葉ではありません。

これは英語の

「Toxic Parents
(有害な親)」

という言葉を日本語に訳して
「毒親」と呼ぶようになりました。

漢字をよく眺めてみると、
意外な勘違いや面白い歴史が
隠れているものですね。

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