【派遣社員】機密保持の誓約書

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務
畑一筋で現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業
経営者のために語る

作者: 中川清徳  2015年3月20日号   VOL.2192
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「耳ざわり」はいいはずがない

(続きは編集後記で)

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 【派遣社員】機密保持の誓約書
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中川 こんにちは。

社長 こんにちは。
   今日は機密保持に関する誓約書について相談します。

中川 はい、どのようなことですか?

社長 最近はコンプライアンス(法令遵守)が大切だということで
   機密保持に関する誓約書を採用のときに提出させています。

中川 それは大切なことですね。

社長 それで、質問は派遣社員のことです。

中川 数人いらっしゃいますね。

社長 派遣社員にも機密保持の誓約書を提出させたいのですが、
   何か問題はありますか?

中川 できないことはありませんが、雇用関係がないので
   派遣元を通じて提出させることが望ましいです。

社長 できないことはないと意味深ですね。

中川 はい、できないことはありません。
   しかし、提出の求めにたいし本人が提出を拒否した場合
   強制できません。

社長 機密を保持するのは当然のことですから、誓約書を
   拒否するような派遣社員はいらないです。

中川 そうですね。同感です。
   しかし、うちの社員ではないので提出をしないからといって
   懲戒処分や解雇はできませんね。

社長 法律はそうかもしれませんが、けしからんです。

中川 でも懲戒処分や解雇はできません。

社長 であれば、派遣元に派遣社員の交代をさせます。
   それなら問題ないでしょう。

中川 派遣先が自分の立場が強いことをいいことに
   そのような要求をしがちです。
   社長までそのようなお考えであるとは残念です。

社長 機密保持を会社が徹底させるのは当然の行為です。
   そのどこがいけないのですか?

中川 でも、交代を要求したことは派遣社員を
   解雇したのと同じだとも言えます。

社長 直接解雇をしたわけではありません。
   派遣元が解雇するのですから。

中川 でも、提出を拒否したから交代を要求することは
   解雇したのと同じような意味になります。

社長 どうしてダメなのですか?

中川 派遣社員とは言ってもその社員の実質的な解雇
   をするような行為をすることは、
   うちの社員と同じだとみなされます。

   偽装派遣となる可能性があります。

社長 偽装派遣と言われたら困ります。

中川 でしょう?
   だから、機密保持誓約書は派遣元を通じて
   提出させればいいです。

   派遣元は自社の社員ですから誓約書の提出を
   強制できますから。

社長 めんどうな世の中になりましたね。
   昭和の時代が懐かしいです。

中川 昔話をするのは歳をとった証拠ですよ。

社長 ...

(中川コメント)

機密保持誓約書は派遣元会社を通じて提出させましょう。

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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「耳ざわり」はいいはずがない

「あの人は、耳ざわりのいい話ばかりして、その場をごまかしてしまった」
 調子のよいことばかり聞かされて、はぐらかされてしまったようです。
しかし、「耳ざわりのいい話」なんでありません。

「耳ざわり」は「耳障り」と書きます。「障」の字は「故障」「障害物」か
らも想像できるように、「さえぎられる。つかえる。ふさぐ。都合、が悪く
なる」などの意味があります。

「耳に都合の悪いいい話」なんでありえませんし、もちろん、「耳に都合の
悪い悪い話」もありません。「耳障り」は「よい・悪い」ということばとな
じみません。

 それ自体が「悪い・いやな」といった判断基準をもっているのです。
「目障り」も同様。

(間違いことばの本 講談社より)

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無断遅刻を繰り返した社員を懲戒解雇して敗訴した入社後1年5ヶ月の間に180回に及ぶ無断遅刻をした社員を懲戒解雇しました。
経営者からみると懲戒解雇は当然過ぎる処分でしょうが、裁判で会社は敗訴しました。
信じられないでしょうが。 

問題点は二つあります。
一つは180回も繰り返しながら会社は懲戒処分を一度もしていなかったことです。
二つ目はいきなり懲戒解雇にしたことです。
経営者が当然だと思うことがいざとなったら通用しない事例です。

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