【正社員登用のパートさんへ会社の思いを伝えよう】

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労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2013年7月6日号   VOL.1557
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[松下幸之助の名言|仕事で大切なこと]

(続きは編集後記で)

 

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【正社員登用のパートさんへ会社の思いを伝えよう】

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恒例の川越さんのメルマガを全文転載します。

(引用開始)
2013年07月03日(水曜日)13時44分49秒
 
  いつもお読みいただきありがとうございます。

さて、私事で恐縮ですが、明日4日は55歳の誕生日です。
だから法律上は、今日55歳になったようです。

それはともかく、小さい頃も今も、1年365日で一つ歳を
重ねるのでしょうが、「じゃ、昨日までと何が違うんだ」
と聞かれても、ほとんど変わらず年々感動が薄くなります。

感動が薄くなると言えば、パートさんから正社員に登用し
た際の感動もそうなのではないでしょうか。
「やったー、がんばるぞ!」と感動するだけの魅力が正社
員の待遇になくなったことも一因でしょう。

しかし、会社から見れば人件費は最低でも2倍かかるわけ
で、多少は気持ちをシャキッとさせて頑張って欲しいも
のです。

そこで、第229号は、正社員登用のパートさんの気持ちを
シャキッとさせて頑張ってもらおうというお話です。

 

【正社員登用のパートさんへ会社の思いを伝えよう】

 「せっかく正社員にしてやったのに...」と思うも、
「正社員と言ったって...」と経営者と従業員では考え方
に大きな開きがある。
最初から正社員として採用したのではない分、気持ちの
切り替えなど難しい面もあるものだ。
そこで今回は、パートさんから正社員に登用した際に、
会社の思いを伝え、その気になって働いてもらう方策を
提案する。

1.パートさんの延長線になりがち
 中小企業では、パートで何年か勤務した後に正社員に
 なるケースが少なくない。しかし...。

1)見えにくい正社員登用...多くの場合はキチンと「正
  社員登用辞令」を交付することもなく、なんとなく
  パートさんの延長線になりやすい。それに、昨今の
  厳しい経済情勢の下では賞与もままならず、正社員
  と言っても、昨日までのパート勤務とどこが違うの
  かハッキリしない会社も多い。だったらパート勤務
  のままの方がいい、と言うことにもなる。

2)パート風正社員では困る...正社員並みに働かせる正
  社員風パートさんは好ましくないらしいが、正社員
  なのにパートさん感覚の人はもっと悪い。正社員は
  正社員らしくないと困る。特に、パート勤務から正
  社員登用する場合、人柄や勤務実績などがあり、安
  心な反面、本人もさることながら他の従業員や家族
  もパート感覚が抜けにくい。

3)だから新規採用ぐらいのつもりで...たしかに、昨日
  までと変わらず、同じ職場で同じような仕事をして
  いると、正社員登用を感じにくい。だから、できれ
  ば新たに正社員を採用したぐらいのつもりで対応する。
  とは言っても口頭だけではその気になりにくく、職
  場内にも伝わりにくい。やはり紙に書いたものが必
  要だが、どのようにすればいいのか...。

2.思いを託す一通の手紙
 黒木良子さんは、入社5年のパートさん。
下のお子さんが中学に上がられたのを機に、正社員と
して勤務することになった。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

黒木 良子 様

 黒木さん、いつもありがとうございます。

さて、来月から正社員として勤務してくださるそうです
が、これまで同様よろしくお願いします。
勤務条件などについては、別途取り交わしました雇用契
約書のとおりです。

黒木さんには、パートとして約5年間勤務していただい
ておりますが、キチンとした仕事ぶりは鈴木部長からも
聞いており大変助かっております。
お子さんが大きくなられたのを機に、今後は正社員とし
て、時間や年収制限を気にせずに勤務して頂きますが、
まさに本領を発揮してもらえるものと期待しています。

そうは申しても、仕事と家庭の両立は大変です。
特に、正社員となりますと残業や休日出勤もあり、
これまで以上にご苦労をかけるかと思います。

幸い、日頃よりご主人様やご家族の皆様にご協力を頂
き大変助かっています。
今後とも変わらぬご協力をよろしくお願いします。

末筆ながら、黒木さんならびにご家族皆様のますますの
ご健康を心よりお祈り申し上げ、正社員登用にあたって
のごあいさつとさせていただきます。

とうぞよろしくお願い申し上げます。

平成●年●月●日

         株式会社■■■■
         代表取締役 ■■ ■■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

3.手紙に込められた3つのねらい
 この手紙は、正社員登用日直前の給料袋に入れて渡す
ことを想定している。

1)区切りをつけてシャキッとさせる...先ず正社員に登
  用したパートさんをシャキッとさせる。正社員登用
  辞令、正社員としての雇用契約書は、何となく形式
  的だからこの手紙で会社の思いを伝える。このよう
  な手紙をもらうと少々ストレスを感じるかもしれな
  いが、適度のストレスは仕事をしていく上で必要な
  要素の一つだ。

2)職場の
人間関係をよくする...この手紙では「キチン
  とした仕事ぶりは鈴木部長からも聞いており大変助
  かっております。」と上司を介してパートさんを褒
  めている。人は直接よりも、第三者を通じて褒めら
  れる方が何倍もうれしいものだ。それに、自分の事
  を間接的に褒めてくれた上司との人間関係も深まる。

3)家族を味方につける...「幸い、日頃よりご主人様や
  ご家族の皆様にご協力を頂き...」と先手を打ってサ
  ラリと謝意を伝える。もちろん、今までご協力を頂
  いていたかどうかは問題ではない。どちらかと言え
  ば「これからは、もっと協力してくださいね」なの
  だが、これだと押しつけがましいので、先にお礼を
  言うような表現にしてある。

 中小企業では正社員とパートさんの待遇面での差があ
まりなく、良かれと思って正社員へ登用しても、気分的
にはパートさんのままの人もいる。

だから、「正社員になったんですよ、がんばってくださ
いね」をやんわりと伝えるのだ。

今はめったにもらうことのない手書きの手紙。
普通の人はこれで「よしっ!」と気合が入る。

※次回は【有給休暇でチーム力を高めよう】の予定
 です。

 

 

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(引用終わり)

(中川コメント)

 手書きのお手紙をもらうと社長の誠意が伝わります。
社長が忙しいからこそ手書きの気持ちが伝わるのです。

 

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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[松下幸之助の名言|仕事で大切なこと]

仕事には知恵も大事、才能も大事。しかし、もっと大事なことは些細と思
われること、平凡と思われることも疎かにしない心がけである。

では、また明日お会いしましょう!!

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