【就業規則】反抗的な社員

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講師の浅山雅人はこんな人です。

 初のTVアニメ「鉄腕アトム」放送開始の昭和38年(京都市)生まれにも
かかわらず、物ごころついた時から、悪の組織に夢中。

 しかし、うち弁慶で騙されやすい。親しい人しか喋ることができず、基
本的に無口。(顧問先とセミナーだけは、なぜか饒舌)。

 性格は、成長しても変わらず、慶応大学法学部入学時に所属したのは、
「重量挙部」。「毎日、夕飯をおごってやる。」の言葉に、細腕を忘れ、
即入部。入部3日目から、おごりの夕飯はなくなった。腕は、ちょっと太く
なった。

 大学卒業後、株式会社リクルートに入社。ラッキーにラッキーが重なり、
営業成績も好調。全社で第2位に!
 
 調子に乗って翌年、成績急降下。「人生万事塞翁が馬」の意味を知る。
 「このままではいけない。そろそろ地に足をつけないと。」

 そのためには、資格を取ろう。
「社労士ってなんだろう。なんとなく、カッコイイな。」
夢中になって勉強し、すぐ取得。 はまって、同じ年に、行政書士を取得。
向う見ずにも、株式会社リクルートを即退社。
中小企業の「ひと・もの・金」のむずかしさと、その課題を解決したとき
のおもしろさを知る。
 
 バブルとバブル崩壊を経て、成功企業、失敗企業を目のあたりにする。

 不景気でも運用可能な中小企業のための制度を模索し、「知っ得情報」
として世に発信し続け、今日に至る。

元リクルート社員が講師として語るセミナーです。

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社長、上司が「あの人はすごい!」といわれるピカイチ情報

労務管理に奇策なし!大企業20年、中小企業13年 人事労務畑一筋で
現場をはいずりまわった人事労務担当者が中小企業経営者のために語る

作者: 中川清徳  2014年6月27日号   VOL.1926
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人生は二度とないから美しい

(続きは編集後記で)

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 【就業規則】反抗的な社員

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中川 こんにちは。

社長 こんにちは。
   A君のことについて相談します。

中川 はい、どんなことですか?

社長 A君は社内で孤立しています。
   
中川 どんなことで困っているのですか。

社長 上司が指導をしてもムスッとして口を聞かないのです。
   わざと会議に遅れたり、電話を全く取ろうとしないのです。

中川 それについて注意しましたか?

社長 注意をしました。
   そうすると、当てつけがましく仕事の期限を守らないなど
   無言の抵抗をしてくるのです。

中川 それは問題児ですね。

社長 32歳ですよ。
   いい歳をして。

中川 どうしたいですか?

社長 まだ続きがあります。
   ブログで会社の悪口を書き込んでいるのです。

中川 どうして気づきましたか?

社長 B君がたまたま検索で見つけたのです。

中川 どんな、内容ですか?

社長 上司がうるさいとか給料が安いとか。
   仕事がおもしろくないとか、いろいろと。
   賞与が少なかったことへの不満も書き込んでいました。

中川 実名ですか?

社長 社名は伏せてありますが、当人が実名でブログを書いていますので
   調べれば社名は分かってしまいます。

中川 よほど、会社に不満があるのですね。

社長 だれも声をかけなくなり、ますますふてくされた態度をするのです。

中川 本当は寂しがり屋なのでしょうね。
   で、ご相談とは?

社長 うちに不満があるなら辞めて他の会社に行って欲しいと思っています。
   しかし、そう言うわけにもいかないし。
   どうしたものか途方にくれています。

中川 そう言えばいいではないですか。
   「不満があるようだが、それなら他の会社に行ったら」と。

社長 それが言えれば苦労はしませんよ。

中川 言えないのなら、そのまま問題社員を抱えておくのですね。

社長 そう冷たいことを言わないで。
   でも、辞めろとは言えないのでしょう?
   会社からは。

中川 そうですね。
   社長の会社はそれ以前の問題があります。

社長 はい、どんな問題ですか?

中川 A君にガツンと言うべきです。
   たとえば、ムスッとしたらすぐに別室に呼び、感情をあらわ
   に怒鳴るのです。
   「今のその態度は何だ!」と。

社長 叱ることと怒ることは別である。
   感情にまかせて怒ってはいけないと本で読みました。
   また、セミナーでも聞きました。

   怒鳴るのはまずいのでは?

中川 それが本人のためです。
   本人は怒鳴って欲しいんです。たぶん。

   本に書いてあることやセミナー講師の話はきれいごとです。
   場合によっては感情にまかせて怒鳴る必要があります。

   案外、素直に態度を改めるものです。

社長 でも。

中川 新入社員ならともかく32歳になっているいい大人です。
   ガツンと言うべきです。
   怒鳴り散らしましょう!

社長 そうですか。

中川 それから、ブログの記事は会社内部の情報漏洩のおそれ
   があります。
   証拠があるのですから、これも注意しましょう。
   即刻止めるように。

社長 それでも直らなかったら?

中川 就業規則に照らし合わせて処分をしましょう。

社長 それでも直らなかったら?

中川 解雇しましょう。
   職場の秩序を乱す不届きものとして。

社長 訴えられるのでは?

中川 そのときは戦いましょう。

社長 そうですか。

中川 社長
、乗り気ではありませんね。
   穏便にという気持ちは大切ですが、時には厳しい対応
   も必要です。

(中川コメント)

反抗する社員は不満があるのです。
コーチングスキルを使って不満を聴きだし、態度を改めることも
必要でしょうが、生ぬるい場合もあります。

ある社長は、「今の若者は叱られた経験がない。叱られたがって
いる」と。
「怒鳴り散らしたことで辞めた社員は一人もいない」と続けてお
っしゃいました。

今日はここまで。では、またあした。

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    編集後記      
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[ドラッカーの名言|経営者は他人の短所ではなく長所を見ろ]

他人の短所が目につきすぎる人は、経営者には向いていない。長所を効果
的に発揮させるのが自分の仕事だと考える人が、有能な経営者になれる。

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人生は二度とないから美しい

人生は一度きりです。人生を彩る天気さえも、同じということはありま
せん。晴れの目、雨の目、曇りの目、というものはあります。でも、同じ
光や雨が降るわけではありません。宇宙の法則はあるけれど、わたしとい
う人はたった一人です。そして、生まれてきた喜びを持つかわりに、死ん
でゆくかなしみをもっています。似ているような事柄でさえも、その都
度、変化しているのです。人生は二度ないから美しいのです。

浅井慎平 写真家 (1937~ )

(人生をひらく100の言葉 PHP刊より)

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